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私と義姉で嫁との歪な生活  作者: 夕暮れ
1歩踏み出した後のお話
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2話

(/ω・\)チラッ


 やってきましたバレンタイン!!


 今年は色々と私がやらかしたからそれなりのもの作らないと........。


 ネットで検索検索.........っとへぇ~バレンタインで渡すものにも意味があるんだぁー。


 クッキーは「友達でいよう」、キャンディは「あなたが好き」、マカロン、カップケーキは「あなたは特別な存在」、キャラメルは「一緒にいると安心する」とかあるんだ........。え!?マシュマロって「あなたが嫌い」って意味なんだ!?今まであげてなくて良かった!!


 材料費はいくらかかってもいいからこの意味に沿って作りたいな。


 むむむ..........カップケーキにしよっかな?そこまで難易度は高くないしあげる人は紗耶香さんに舞に未空、おばさんにおじさん、そして大好きなお母さんと沙那ねぇだから意味的にもあってるでしょ。


 カップケーキ作るのは良いけど絶対に紗耶香さんにバレるんだよなぁ。今までなら別にそれでも良かったんだけど今年は、ね?いきなりあげてびっくりさせたいじゃん?


 でも今年のバレンタインは日曜日なんだよなぁ............。舞とかには学校で渡せば良いけど紗耶香さんにお母さん、沙那ねぇは当日に渡したいんだよね。


 土曜日に作るとして、レシピをさがして、材料を集めて、軽く練習もしたいからもう作ってみるか。


 ..............あっ!そういえば紗耶香さん13日は休日出勤だった!!お疲れ様でぇす!!


 これなら十分。じゃあさっそくネットの海にダイブしますか。


 ――――――


 うん。上手くできたんじゃないかな?上手い事膨らんでくれたし焦げてもない。


 色々な種類のカップケーキを作ってみたけど上手くいった!!..........何回か失敗してそのたびに自分で処理してたから今月は体重的な意味でピンチ!お風呂上りにストレッチでもしなきゃ!!


 後は100均で買ってきたオシャレな紙袋に入れてちょっとしたシールをはって、マスキングテープで閉じれば完成!!


 冷蔵庫に入れたままにすると絶対にバレるから私の部屋で保管する!一晩くらいは大丈夫だよね??


 舞達のは紗耶香さんに渡した後に冷蔵庫に入れ直せばいいから!!


 さて、それじゃあ片付けした後に今日の夜ご飯を作りますか。今日は寒いし久しぶりにお鍋でもするか!!


 ――――――


 さてさて皆々様バレンタイン当日ですよ!!恋する乙女が勇気を振り絞って想いを伝える日ですよ!!!


 でも!私の場合はもう想いは伝えてるから勇気を振り絞るも何もないけどね!!気楽に渡せるのですよ!!!これぞ勝ち組!!イェイ!!!



 それにしても久しぶりにしたとはいえお鍋が大好評だったとは..............。シンプルにポン酢で食べたけどやっぱり寒い日のお鍋は美味しいね!!シメの雑炊も完ぺきだったしね!!


 それに今日の朝ご飯は昨日残った雑炊!!朝からこんな美味しいもの食べれるなんて幸せだ!!!


 ..............そうだ!!紗耶香さんが起きてくる前にお母さんと沙那ねぇに先に渡しとこっと。


 一旦自分の部屋にもどってお母さんと沙那ねぇの分の紙袋をとってリビングに戻る。


「お母さん!沙那ねぇ!ハッピーバレンタイン!!食べてくれると嬉しいな」


 柑橘類が好きだったお母さんにはゆず入りので、紅茶が好きだった沙那ねぇには紅茶入りのカップケーキ。


 何回も失敗したけどその分絶対美味しくできたから食べてね!!


「ふわぁ~、おはよー陽凪ちゃん。何してるのー?」


 丁度良いタイミング!!寝ぐせは付いてるし目はまだ半分しか開いてないけど紗耶香さんが起きてきた。


 昨日は忙しかった!!って言ってたから疲れたんだろうな。休日出勤お疲れ様です。


「おはよ紗耶香さん。今お母さんと沙那ねぇにバレンタインのチョコあげてた」


「そういえば今日ってバレンタインだったねー。ちょっと待ってて―」


 ............あの、ドアとかイスとかに身体ぶつけまくってるけど大丈夫??


 紗耶香さんがふらふら~っと部屋に戻ってふらふら~って帰って来た。手には高そうなチョコが入ってそうな箱があった。


「おはようございますお義母様、おはようさーちゃん。これバレンタインです。仲良く食べて下さい」


 明らかに高そうなんだけどあれ大丈夫??


「こっちは陽凪ちゃん。はいどうぞ。手作りできなくてごめんね」


 .......................待って。それってあの有名な高級なチョコレート専門店のやつじゃん。高くて美味しいあのお店じゃん。


「あ、ありがとう!!」


「いいよー。いつもお世話になってるし最愛の彼女さんだしねー」


 ........................................................ハッ!!一瞬意識が飛んでた!!もう少しでヤバい事になってた!!


「あ、ありがとう」


「どーいたしましてー」


 これは大切に食べなきゃ。普段は食べれないものだし、何よりも好きな人からもらったものなんだから。でもこれで食べさせあいとかできたら..................って、なしなし!!今のはなしなんだから!!!!


「今日のご飯何ー?」


「き、昨日の残りの雑炊!」


「やったー」


 ...........ヤバい。渡すタイミング見失った。


 あんなところで放心するんじゃないよ私!!!これじゃ今日中に渡せなくなるかもでしょ!!


 ......................てかもういいや。もうこのまま朝ご飯と一緒に出そ。そっちの方が楽だし、渡せないよりかは何百倍もマシ!!


 雑炊はさっきから温めてたから器に盛る。


 箸とスプーンはもう用意してあるから後は配膳するだけ。


 もう椅子に座ってる紗耶香さんの目の前に雑炊が入った器を置いて、その向かい側に私の分を置く。


「やっぱりおいしそー。陽凪ちゃん早く座ってー」


「はーい。それじゃ」


 いただきますのタイミングで渡そ。


「それじゃ」


 ここだ!!!!!!


「ハッピーバレンタイン!!」


「いただき........へ?」


 掛け声と同時にドンッ!って雑炊の隣に置く。...............なんかシュールな光景。雑炊の隣にオシャレな紙袋って。


「はいこれ!私から紗耶香さんにバレンタインのチョコです!!カップケーキだからチョコとは言えないけどね!」


 ...................紗耶香さん固まってるよ?手を合わせたままだよ?


「........................。」


 ...............................何か言ってよ。変に緊張しちゃうじゃん!!!


「...............へ?」


 おっ!やっと動いた。どうしたんだい?


「今?」


「今」


 現実を受け止めろ!!今目の前にちゃんとあるでしょ!!!


「タイミング悪くない?」


「悪い。けど渡せないよりはマシでしょ?」


「それは、ね?」


 ムードの欠片もなくてすみませんね!!!


「あっ!紗耶香さんも安心してね。それ本命だから。全員に同じもの作ったけど紗耶香さんのは特別だから」


「................ありがとう陽凪ちゃん。私嬉しいよ」


 .........そんなこと言わないでよ。恥ずかしいじゃん。


「あとで食べても良い?」


「もちろん!紗耶香さんも後で買ってきてくれたチョコ一緒に食べよーね」


「うん」


 まぁきっとこれで良かったんだ。


 変にかしこまったりせずにこうやって自然に渡せたんだから。


「それじゃあらためて朝ご飯食べよっか」


「うん」


「じゃあ、せーのっ」


「「いただきます」」







お知らせ

現在大学の課題+就活+卒論と大変追われてまして、就活のメンタル的なあれこれも酷いので落ち着くまで当分更新はできないと思います。もし時間はできても違う作品の書き直しをすると思うので、多分新しい作品を公開できません。なので次にこれを更新した時が復活の時だと思っていただけたらありがたいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 色々とお疲れ様です めげずに頑張ってください!
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