54話
(・-・)_・)ソォーッ.…………ε=ε=(っ*´□`)っ
「ただいま~」
あれ?おかしいな。鍵開いてる。陽凪ちゃんはまだあっちの家にいるはずだから違うと思う。栞里にも舞にも合鍵は渡していない。..........もしかして美咲ちゃん............?
でも電気ついてないな.........。泥棒?なら撃退しないと。
電気をつけてみても部屋は荒らされていない。むしろ多少綺麗になってるように見える。
でも人影は見えない。とりあえず自室を確認してもいない。なら陽凪ちゃんの部屋?
..................いた。
電気をつけずにぬいぐるみを抱きしめて部屋の隅っこで縮こまってる。
パチリ
「こぉ~ら。そんなところで何してるの?せめて電気はつけて」
「..............紗耶香さん?」
「そうだよ。陽凪ちゃんのお義姉ちゃんの紗耶香さんだよ?おかえり陽凪ちゃん」
「ただいま、紗耶香さん」
ちょっと顔色が悪い?元気もないみたい。
「どうしたの?学校で何かあった??」
「..........ちょっとね。聞いてくれる?」
「良いよ。お義姉ちゃんが力になってあげる」
いつもは言わないのに言ってくれるんだ...........。そんなに大変なことがあったのかな?
「今日ね、美咲と、縁を切って来た。もうこれからはただの友達に、なったんだ。私の、大切な、親友」
「そう...........それで陽凪ちゃんは縁を切ったことを後悔しているの?だから落ち込んでるの??」
「そんなことない!!普通の関係に戻れてすっごい良かったって思ってる!!.........でも!それでもなんか辛いの!!必要なことだったって思ってる!!.............でも辛いの!!美咲に会わせる顔なんてないし、今は会いたくないの」
「そっか..............。」
美咲ちゃんと少し気まずい事になってるんだね。だからこんなに落ち込んでいるんだね。
...............私でも同じ反応してくれるかな?してくれるといいな。
「ねぇ、そのままでいてね?」
もしそうでなかったとしても仕方ないと割り切るしかない。私はしてくれるかもしれない、という可能性に縋れるだけで満足できるから。
だから今はこうする。私にしかできないことをする。
縮こまってる陽凪ちゃんを抱きしめる。
本当はさーちゃんの方がこういう時に慰めるのは上手くて、私にはどうにもできないけどこうするしかない。
「ねぇ、紗耶香さん...........これで合ってたのかな?私って最低なことした?」
私としては嬉しい。私を選んでくれる可能性がある。
私はもう壊れてるのかもしれない。あの日さーちゃんを亡くした日から、陽凪ちゃんと暮らし始めてから私にとって陽凪ちゃんはいなくてはいけない存在になっている。
どんな姿でも良い。嫌だけど、振り向いてくれなくても我慢は、できる。
身近にいてくれるだけで、話しかけてくれるだけで、笑ってくれるだけで良い。
でもそれ以上を望むのも事実。
一緒に話してほしい。笑いあってほしい。私を必要としてほしい。そしてどこにも行かないでほしい。誰かのものになってほしくない。私だけのものでいてほい。
でもそれは言えない。
だから嘘をつく。自分のことは言わない。
「合ってるかは私には分からない。最低なことかも分からない。でも陽凪ちゃんが納得しているなら良いんじゃない?..........それとも今からでも元通りの関係に戻る?」
「嫌だ!!.............頑張って、勇気出して、やっと言えたんだから嫌だ!!」
「だったらそれでいいんじゃない?もうクヨクヨ考えずに前を見て行こ?.......それでもまだ気になるならもう1回話すしかないんじゃない?」
私としての「紗耶香」としての答えなら「もう考えなくていい」一択だけど、こう言うしかない。
「.......................ん。ならもう、考えない」
そっか。それなら私は選ばれた、ってこと?喜んでいいの?
「ねぇ、今日はここに泊まっていい?」
「もちろん。だってここは私と陽凪ちゃんの家なんだよ?わざわざ確認するまでもないよ。いつでも帰ってきていいよ」
「ありがと..............。紗耶香さん、ちょっと、離れてくる?」
「ん?なんで??」
唐突なんだけど、どうしたの?
「えっと、恥ずかしいから、聞かないでほしいな.........」
ふふふ、可愛い。
もっとギュッとしちゃおう。
「ちょっと!?ストップ!!それ以上はダメだって!!」
「ん?なんで~?」
「だって!................泣きそうなんだもん。見られたくないし、このままだと服汚しちゃうから」
そんなこと気にしなくてもいいのに........。
言葉じゃなくて行動で態度を表そっか。陽凪ちゃんならこっちの方がいいもんね。
「ちょっと!なんでギュッてするの!!」
「陽凪ちゃんが可愛いからだよ~」
お義姉ねえちゃんの胸のなかでいっぱい泣きな。考えるのはそれからでいいんだよ。
そのうえで私を選んでくれると良いな。
................................これで私の株を上げて、私に依存してもらって選んでもらおうという醜い考えには蓋をしてね。
興味ない人は飛ばしてください。長いです。
いつも見てくださりありがとうございます!!
行き当たりばったりの構成で、上手く表現ができないところもあって「大丈夫かな?変な表現になっていないかな?」と不安に思うことも多くあるのですが、個人的にはここまで多くの人に読んで頂けて、評価もされて大変嬉しく思っております。本当にいつもありがとうございます。
ここからは今後のことです。もうそろそろこのお話は区切り?を迎えます。区切りを迎えて以降はまだ考えていません。まだ続けるのか、そこで終わらすのか、不定期で時々番外編として続けるかは未定です。ですがそれまでは頑張って書いて投稿しますのでよろしくお願い致します。




