標的
えー、突然で申し訳ありませんが
明日から三日間、更新が不可能な状況になってしまいました
楽しみにしていてくれている方(いるのか?)には申し訳ありませんが
土曜日まで待って頂けると嬉しいです
「ここを落とせば良いだろう!そうすれば万事解決だ!」
俺の反論に対し、国王様はそんな事を言い放った
・・・信じられない
確かに、国王様は戦とか統治とかの才に恵まれていたとはいえない
が、流石にここまで状況を省みれないお方だっただろうか?
一体何が―――
俺がそこまで考えた所で、少し異変に気がついた
・・・国王様が立っている場所が少し揺れている
まるで、火山が噴火するほんの少し前の様に―――まさかっ!
「国王様!こちらへっ!」
俺が危険を感じ、手を伸ばす前にガーネットさんが国王様を引っ張っていた
普段ならば不敬ともとれる行動だが、今回はそれが功を奏した
「っ!?」
ほんの一瞬後、国王様が立っていた場所が吹き飛んだ
多分、そこに立っていれば・・・確実に、土と一緒に吹き飛ばされただろう
紙一重で助けられた国王様は、つい先程まで自分が立っていた場所を見て唖然としていた
「な・・・何が、起こったのだ?」
国王様がそう呟いた時、俺は突如開いた穴の中で何かが動くのが見えた
「分かりません・・・が、何か来ます!」
ジェシカさんも俺と同じものを見たのだろう、既に戦闘態勢を取っていた
そして―――地面を吹き飛ばしたと思われる生物は、穴の中から姿を現した
ノソノソと這い出てくるそれは―――伝説にしか登場しない生き物たちだった
―――ドヴェルグ
それは、神々によって俺達人間に似た姿と知性を与えられた・・・元蛆虫らしい
体格は小柄で、小太りなのが多い・・・らしい
元蛆虫なので地中で暮らすのを好む・・・らしい
伝説などには、対価に応じて
神々の象徴となる魔力のある武器や、宝の制作をする優れた匠として登場していた
しかし、所詮伝説は伝説
そんなものは居る筈が無い―――そう考えていたのだが
「・・・冗談、だろ・・・?」
だが、目の前に居るのは事実
俺達を混乱させるために出した敵の伏兵かとも考えたが、それはあり得ない
・・・その場合、どのようにしてあの地面を破ったのかが問題だ
俺が見た所、あの場所には全く異常は無かった
と言う事は、出てきたのは地面を吹き飛ばす事が出来るほどの力を持った人間か、本物
・・・どちらも信じがたい
が、もしも有り得るとしたら・・・まだ後者の方が確率は高いだろう
・・・あいつ等の目的は?
敵対行動?
・・・いや、伝説では人間に対し興味を抱かないと書いてあった
一先ずは安心できるか―――っ!?
俺がそう考え、少し力を抜いた瞬間―――ドヴェルグが、国王様の方に飛びかかって行くのが見えた
ケ「・・・作者よ、なんだその格好は」
ん?@とのO-ジョンだ
・・・格好いいだろう?惚れるなよ?
ケ「・・・いや、頭の横からネジが飛び出てて
まるでフランケOシュタOンなんだが」
野性味あふれててカッコいいだろっ!
ケ「んなわけあるかっ!!」
☆
正「さて、あっちで妖怪大戦争やってるうちに次回予告行くぞ」
ラ「あれ?作者さんは確かにフランケOシュOインだけども、ケインは?」
正「妖怪、”不死身”」
ラ「・・・納得してしまった僕はケインの親友失格かなぁ?」
正「いや、事実だしいいんじゃね?」
ラ「そうだね!じゃあ次回予告行こっか!」
正「おうよ!
国王を狙うドヴェルグ達の手!
その圧倒的な力の差にケイン達はどうやって立ち向かう!?
次回!狩る者、狩られる者・・・!」
ラ「期待しててね!」




