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エロゲ世界でハーレム無双? ふざけんなあっ!  作者: 空也真朋
第四章 エロゲ世界へもう一人
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12話 錬金術師は未知に挑む

 今回の話、ヤバイな。なんでこんなん書いちゃったんだろう。

 モミジは常識はずれにも真琴ちゃんの下履きを脱がしてすっぽんぽんにした。

 そして可愛い象さんがコンニチワ。 


 「なんやコレは! オモチャどころか、そのものやないか⁉ なのに女性器もある。子宮の存在も確認できる。これは女に男性のモノがついてるっちゅうことか⁉」


 ああ、私が苦労して納得させたロジックを、粉々に粉砕されちゃったよ。


 「むむっ? ウチの錬金鑑定眼によれば、これは物質生成によって生じた器官やと⁉ 信じられん。このレベルの錬成、まるで創造神レベルやないか!」


 うわぁスルドイ。さすが次期錬金の賢者さま。


 「サクヤさんの故郷には、なんちゅうドえらいモン作る奴がおるんや! コイツはドえらい錬金術師やでぇ!」


 君もドえらい錬金術師だよ。

 はたから見れば、美少年の象さんをガン見して興奮している痴女だ。

 なんてドえらい絵ヅラなんだ。


 「も、もうやめてください! 見ないで!」


 あっと、見入っている場合じゃない。そろそろ助けないと。


 「モミジ、もうそのくらいで。それより王都の一大事って話を聞かせてくれないか。対策とか考えないと」

 「そんなん、どうでもええ! 王都のお偉いさんが何とかするやろ!」


 …………君、将来、王国守護の七賢者になるんだよね?

 君こそ、そのお偉いさんの一人のはずだけど?


 「これはホムンクルス技術? いや、その上位の技術や! 完璧な生物細胞の、しかも人間の細胞を錬成し、拒否反応も起こさず人体に移植するとはなんちゅう奴っちゃ! なんちゅう天才がおるんや、サクヤさんの故郷には!」


 グリグリグリ


 「ひいいッ、やめて、いじらないでえ!」

 「むむッ、なんか硬くなってきた? そうや、男性の機能もちゃんと備わっとるか見とかんと。サクヤさん、ノエルさんとセックスして! 女性の肢体に反応するか見たいわ」


 なんだって!!?

 私とノエルのセックスとか見せつけて、真琴ちゃんの象さんを「パォーーン」と奮い立たせるだと⁉

 なんてヒドいことを! 真琴ちゃんは女の子なのに!!

 ほら、あんなに顔を真っ赤にして、羞恥にたえて…………ゴクリ。


 「ノエル、私いまスゴくやりたくなった。おかえりセックスやろう!」

 「ええっ、みなさんがいる前で⁉ それはケダモノですよ! 獣人の自分が言うのも何ですけど」

 「わあああっ、サクヤさん、何やってるんですか! そんなことしてないで助けて……ヒイイイイッ、なんなの、これ! すごく大きくなったぁ!」

 「おおっ完璧な勃起や! つけてるのは女やのに、この膨張率! 『心とコレは別』って本当やったんやなぁ」


 こ、これが男のアレの真の形⁉ なんてヒワイな物体なんだ!

 けど、下のモノとは裏はらに、真琴ちゃん自身はすごく女の子の顔をしてる。

 可愛い!


 「真琴ちゃーん、みてみて。このノエルのエッチな姿」

 「いやああッやめて! 硬くなりすぎて痛いです! おさまんないよお!」

 「ううッ、マコトさんに見せつけるためだけに抱かれるなんて……悔しいのに感じちゃうっ。悲しいです……ああっ!」

 

 びゅびゅっ


 「ああっ、ヘンなのが出た!」

 「むむっ⁉ これは……まさか精液やと? まさかホンマに女を妊娠させられるンいうんか? いやまさか……そこまで出来たら神やないか! よしッ、このナゾ解明するためなら、カラダ張ったる!」


 モミジはスカートの下から「スルリ」とパンツを脱いで投げ捨てた。

 そして真琴ちゃんを押し倒した⁉


 「モ、モミジ! 何を⁉」

 「錬金術師は既知(きち)を踏み出し未知(みち)に挑むものや! マコトはんのコレでホンマに妊娠できるか、ウチの体でためしたる!」

 「いやああっ、それだけはやめてぇ!」


 ああっ! モミジの腰が真琴ちゃんの象さんにおちる! おちてしまう!!

 それはいけない! 人の心を忘れちゃいけないんだ、モミジ!

 私はノエルから離れてモミジに飛びついた。


 「はなせ、サクヤさん! 錬金のためなら、ウチは女も泣かすんや!」

 「レイプはダメだよ! えっちは誰かを泣かすためのものじゃない。わかり合うための力なんだぁ!」

 「キレイごとなんかでウチの錬金魂はとまらん! ぜったい、この奇跡の生体生成物で妊娠するんやあッ!」 


 くっ、錬金レベルをチートに上げた結果が、こんなマッド錬金術師になっちゃうなんて!

 この悲しみを怒りにかえてやる!


 「受けろモミジ! 愛と怒りと悲しみの【エロテクフィンガーソォォォド】! えいっえいっえーいっ!」


モミジの小さな体の全身に指をはわせる。


 「ヒイイイイッ、なんやの、コレ! 軽くさわられてるだけやのに、感じすぎる! こんなん耐えられんわぁぁぁ!」

 「これがエロテクレベル10の力だ。受けろォォ! エロテククラーーッシュ!!」

 「ああああーーっ!」




 「ハァハァなんで帰ってきた早々、こんな乱交になっちゃうんだ。ハーレムは解散したはずなのに」


 モミジはエロテクフィンガーで昇天。

 真琴ちゃんもモミジとの激しいえっちを真上で見せつけられたせいか、そのまま昇天。

 ノエルは意識はあるものの、へたって立てないでいる。


 「そういや、王都の一大事って結局なんだったんだろう。ノエル、なにか聞いていない?」

 「ハァハァ。ええっと、アーシェラさんたちドルトラル帝国領に行った人たちが、帰ってきたって話をしてました。それと最初はラムスさんとシャラーンさんもモミジさんといっしょに来ていたのですが、サクヤさまが留守だと言うと、二人は酒場へ行かれました」


 ラムスが? しかしアイツは王都で国軍総督というえらい立場のはずだよね?

 簡単にここに来れるはずはないんだけどなぁ。


 それにシャラーンもいっしょだって? それはちょっとマズいんじゃ?

 彼女はかつてセリア王女様とラムスを争った間がら。

 最終的にはセリア王女様が勝ったはずだけど……


 ハッ! ま、まさかラムスのやつ、シャラーンを連れて出奔?

 総督の地位も王女様も捨てて?

 それはたしかに一大事だぁぁぁ!!!


 「ノエル、あとはまかせた! 私は今すぐラムスに会ってくる!」

 「あっ、サクヤさま!」


 私はみんなに毛布だけ掛けて、酒場へ向かったのであった。

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― 新着の感想 ―
[一言] この錬金術師モミジは、つまりマッドサイエンティストですね。 今回、モミジもサクヤもノエルも異常なのか。というか今作の登場人物はこのくらい通常の内?
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