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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第8話 勉強

自宅のインターネットが機器不良で停止したため、本日初のスマホで書いてみました。

一応慣れない眼鏡して小さな画面を確認してますが

誤字等が多いかもしれません。

一部修正しました

 翌日皆で話し合うこととなった


「例の北帝国への件ですが……クアとミラだけで行ってもらうことになってもいいですか?」


クアは少し悲しそうに言った

「そうか、まあお前は貴族みたいだからな。まあお前が居ないと食事が不便そうだ」

「私たちの価値って食事なの?」


「いやそれだけではない……ぞ?」

「よくわかったわ。……冗談よ。私たちだって楽しかったのだけれどお二人はご結婚されるのですよね?」


「まあ結婚資金もまだ溜まってないがな!」

「もしここで結婚ができるのならしたいと……思う?」


「この国境の町でか?わるくないよなミラ」

「そうですね。素敵な街ですね」

「お二人共が気に入ってくれたのなら、ここで結婚式しませんか?」


「いや……だからな」

「「嫌なんですか?」」


「ツバキとミラまで……嫌な訳があるか。したいよ。でも金がだな……無いんだ!」

「問題はお金だけですか?」


「そうだな突然結婚式をするって言ってもこの辺りに知り合いはいないし呼んでも来るまでかなり待つことになる。俺はここの皆が祝ってくれるならそれだけで十分だ」

「顔が真っ赤よ。照れてるの?普段しっかりしてるのに……。では少人数でいいならここで結婚式をしてもらえませんか?」


「それは願ってもないことだが、何か理由があるのか?」

「勝手に決めて申し訳ございませんが、私達この国境に数年滞在することとなりました。」


「理由を聞いても?」

「祖父母が悲しむ……のとまだまだ私には勉強することがあるからです」


クアは少し意地悪そうな顔をして言ってきた

「俺達との約束はなかったことになるのか。残念だ」

「……あのね、確かにそうなってしまった部分もあるわ。でもね私達が馬に蹴られたくないのよ」


「馬?馬なんかいないが?」

「あなた達の恋路を邪魔したくないと言う意味よ。言わせないでよ」


「そんな言い方知らないし……でも気持ちは嬉しい。ありがとう」

「だから、男の人の照れた顔なんて需要無いのよ。貴方達には助けてもらったのだし、幸せになってほしいに決まってるわ」


「お前な…お前な…大人を泣かせたら駄目だぞ」

「勝手に泣いてて。今回の結婚式は私達からのお礼だと思って。私達も数年したら北帝国に邪魔しに行くわ」


「数年も有ったら、子供が生まれてるかもな?」

「いいわね。子供好きよ。楽しみね」


「お前自体が子供なのに、子供好きなのかよ」

「子供っていいじゃない。これから無限の可能性が有って。私達みたいには成ってほしくないけど」


「言葉だけは大人だな?」

「さっきからどうしたの?照れ隠し?」


「お前たちの気持ちが嬉しいんだよ……言わせんな!」

「あのね、結婚したらね、私からのアドバイスとしては長く一緒に住むのだから不満や希望が有ったら遠慮せずに早目に相談すること。後塩分と喧嘩は程々によ」


「いや待て……お前何歳だ」

「10歳!」


「子供っぽく言うな!絶対お前俺達より長生きしてるだろ?」

「濃い10年だっただけよ。知らずに済むならその方がいい事もあるわ」


「とりあえず結婚式をするってことでいいのね。準備はこちらでするわ」

「いやだから俺金持ってない」


「……あなた達は二人の子供を無償で助けようとしてくれたのよ。その仕事には対価が必要じゃない?でも私達姉妹もお金ないの。だから祖父母に借りるわ。これは私達姉妹からの感謝の気持ち。出来たら受け取ってほしい」

「ありがとう……」


「もうクアもミラも泣かないでよ。私は冒険者に成って使えきれない位稼ぐつもりだから大丈夫よ。その勉強のためここに残るわ。これは昨日お祖父様と決めたことなの。少しだけ、少しの間だけだから元気で待っててね」


黙って聞いてたお爺様が声をかけて来た

「モ……ツバキもいい経験に成ったみたいだな。貴族だからと家の中に閉じ込めるのも良し悪しかな。でもな儂としては危険なことはしてほしくないしいつまでも近くに居てほしいのだよ。本音ではね」

「お祖父様。でもそうなったらお祖父様に何か有ったら何もできない私が残るだけですよ」


「現実的なことばかり言うな。わかってる。当家は勇者の血筋としての家訓がある。でもな孫ってかわいいんだぞ」

「お祖父様ありがとう。でも私のこの小さな体でこの広い世界の中で何が出来るかを試したいの」


「大きいか小さいか分からない夢だね」

「だって人間一人の存在なんて小さなものでしょう?今私がどれだけ強くても腕の長さ以上の距離へ攻撃はできないわ。遠くで何か有っても私の足なら到着するのに数日かかるわ。危険だと声をかけようにもそんなに遠くまで声は届かない。人間なんてそんな小さな存在よ。王であっても兵士でも商人でもね」


「まあ気持ちはわかるがあまり王家や貴族に対しての発言は気をつけるようにな。しかし何経験したらこんな考えになるんだ?」

「お父様の教育が良かったのでしょう」


「そうだな。あんな家だと知ってたら……。」

「まあこぼれたミルクを嘆いても仕方ないわ」


「そうなんだよ。そうなんだが……」


 その後男爵家の方々と私達で結婚式の準備をし、無事に終わった。見てると結婚っていいよね。

多分前世ではした覚えがある。相手も思い出せないけどね。


まあどちらにしても自分でするのは想像できないけど。

携帯で書くの辛いです。

ツバキの話し方が少し敬語交じりなのは近くに祖父が居るからです

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