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妹は好きだったけど、現世の家族は嫌いなので家を捨てて……冒険者になります!  作者: 神戸近区


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第3話 脱出

確認はしてるのですが、書く時間より修正の時間の方が長くて不思議

出発前の仮眠中声を掛けられた


「久しぶりだね。突然寝てる所に悪いね。この世界を管理している者だよ」

「あれ?私目覚めたのかな?」


「時間が無いから夢の中で簡単にこの世界の説明をするね。この世界は君が妹にプレゼントしたゲームと同じように王子が居て、侯爵令嬢と主人公の伯爵令嬢…これは君の事だね。それと平民から貴族になる男爵家令嬢が王子様かその側近の貴族と恋愛をする世界なんだが」

「現状で全然想像できないわ」


「ごめんね。何故か君は思っていた状態ではなかった。それで本当は悪役令嬢になり追放された時に使える冒険者モードって言うのが有るのだけれど、それを使おうと思っている」

「どういう意図で作られたゲームなのかしら?でもまあ分かりました」


「もうすぐ目覚めるから冒険者モードについて簡単に説明するね。普通戦闘は複数人で行うのだが、弱いプレーヤー保護の為一人で戦って勝つと経験値十倍になる裏技がある。そして一定以上経験値を貯めるとレベルが上がり、攻撃力、魔力等が上がる。でも油断してはだめよ。レベル上げてても首切られたらそれで終わりだからね。武器はまだ体が出来上がってないから魔法をお勧めするよ」

「ありがとうございます。頑張ってレベルを上げて行きます」


「本当はここまで関わっては良くないのだがね……もう目覚める時間だ。出来ればこの世界を楽しんでほしい」

「ありがとう」



その後すぐに目が覚めた


「お姉様もう起きられるのですか……準備いたしますね」

「最後にもう一度だけ確認するけど、私と一緒に生きて行くので良いの?」


「私はお嬢様と離れたくは有りませんし、この家に残っていても多分どこかに売られてしまいます」

「そうね、あの人達だったら……。でも私と旅するのも危険よ?いいの?」


「お嬢様一人では心配なので。それに私はこの屋敷の近所位しか知りません。もっと色々見てみたいです」

「分かったわ。それとここを出たら偽名を使おうと思うのだけど大丈夫?」


「お嬢様が名前を付けてくれるのですか?」

「そうね。貴方はサザンカで私はツバキでどうかな?」


「ありがとうございます。これから私はサザンカです。よろしくお願いしますツバキお嬢様」

「もうお嬢様も卒業しましょうか?」


「そうでした。お姉様……ツバキお姉様。私は準備出来ておりますのでいつでも出れます」

「ではここから脱出しましょう」


私達は屋敷の離れにある建物から出た

「この先どうやって逃げますか?周りは壁ですし」

「地下を進もうかと思うわ」


「あの、お姉様……土属性の魔法とか言いませんよね?」

「あっ、有るのね?多分使えそうだからやってみるね。”ここから外まで地下通路を作って私達が通り終わったら元に戻って”」


「穴が、お姉様、地面に穴が……」

「サザンカ大きな声は駄目よ。気付かれるわ。今は近くに人の気配は無いけど」


サザンカは無言で頷き地下通路に入って行ったので私も入って行き無事に通過した。


「結構簡単に出られたわね」

「お姉様が普通ではないのかと……お姉様は本当に勇者様ではないのですか?」


「私が勇者に見える?」

「見えるか見えないかで言うと見えません」


「それに私は戦った事も無いし……戦いたくもないわ」

「そうなのですか?」


「出来たら普通に旅がしたいわね。海とか山とか」

「旅ですかいいですね」


「旅するにもお金が要るわね。それとこの街を出る時と国境を超える時に気を付けないと捕まるかも」

「何故ですか?」


「普通にこんな若い姉妹が旅行で他国に行きますって言って信じて貰えると思う?私は難しいと思うわ」

「そうですね偽の家族を雇うか冒険者になるか……」


「そう冒険者って何歳からなれるか知ってる?」

「確か12歳位から見習いになれるとか」


「時間がかかるわね。出来たら早めに国を出たいのに」

「なんでそんなに急ぐのですか?王都さえ出てしまえば安心なのでは?」


「あの伯爵だから多分私を探す事は無いと思うのだけどね。自分が子供に虐待していたのを他家に知られたくないだろうかからもし見つかったら……」

「考えただけで恐ろしいですね」


「そうね。そうだサザンカ、私に聞いておきたい事ってある?」

「有ります。が……聞いてもいいか悩んでます」


「何でも聞いていいのよ」

「では、昨日何が有りました?」


「何がって?」

「あの頭が痛いと意識を失ってから明らかに口調、考え方が変わってそして魔法まで……何が有ったのですか?」


「……説明が難しいのよ。隠してる訳ではないのだけど。あの時他の世界の知識が私の中に入ってきて、それと管理人さんがくれた能力が混ざって今の私になったのよ。意味わからないでしょ?私にも良く分からないの」

「管理人さん?ですか」


「そう管理人さん。色々な世界を管理しているみたい」

「あの……それって神様みたいな存在なのでは?」


「何か少し違うらしいわ。でも神様みたいな存在になる為勉強中みたいな事言ってたと思う」

「お姉様……それって多分普通に大変な事だと思うのですが。神様みたいなって……簡単に言ってますが。でもお姉様の魔法は勇者様並みに使えるのって関係してるのかな。あれ?でも勇者様って物語では?実話なの?お姉様は勇者で神様の使徒になるのかな?」


「サザンカ落ち着いて……」


気付けばもうすぐ王都を守る壁の近くだった



中々話が進みません……

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