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【詩】悲しみのおまんじゅう
おまんじゅう 飛んだよ 個装の袋を パンと開けたら ポーと飛んだよ そのまま車の ダッシュボードの 奥の奥へと 消えて行くの 私はただ見送った こんな悲しみってあるんだね それが最後のまんじゅうってわけでもないのに 手が届かないと それだけで 悲しい気分になるものさ
おまんじゅう 飛んだよ 個装の袋を パンと開けたら ポーと飛んだよ そのまま車の ダッシュボードの 奥の奥へと 消えて行くの 私はただ見送った こんな悲しみってあるんだね それが最後のまんじゅうってわけでもないのに 手が届かないと それだけで 悲しい気分になるものさ
ショック後のデザート
なにもない
なにもない
悲しみのおまんじゅう
ショック後のデザート
なにもない
ほんとうはあとまだ3個あるけど
悲しみだけが残る車内




