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しいなここみの ミ☆★ 失敗作品集 ★☆彡  作者: しいな ここみ


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【詩】スカイブルーの瞳

彼の瞳は日本人だった

シーソーを漕ぐようにそれが揺れる

何か嘘をついているのだ

そして私のすべてを許すよと優しく笑った



私の瞳も同じ色をしていた

睨む色を浮かべて優しく笑う

甘い声を作れば彼が照れ笑いをした

それで彼のすべてを操縦できると自惚れた



ひとつのかき氷をふたりで食べ終えて

草の広場にふたりで寝転んだ

真正面に夏の空があった

掴みきれないほどの空があった



あなたのねころびが好きだった

自分のねころびは許せなかった

さっき食べたかき氷の色はスカイブルー

空の色はそれよりも複雑だった



少し身を起こして

彼の目を覗き込んだ

うん? というように尋ね返してくるように

彼の瞳が空の色を浮かべた



彼の瞳の中で

空が黒くなった

この日本人の瞳が

スカイブルーに染まればいいのに



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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「ねころがり」ではないのですね! [一言]  こういうの好きです。  ただしく解釈できてるかわからないですが。
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