楽しい盗っ人
小説投稿サイト『小説家になりお』で、僕はたくさんの仲間と知り合った。
みんな文章を書くのが大好きな変態で、物語を作るのが上手な天才だ。
みんなの小説を読んで、みんなに小説を読んでもらって、僕は色々と成長したような気がする。
刺激をくれるひとたちがいっぱいいるんだ。
僕は彼らの作品からさまざまなものを盗……学んだ。
おもしろセンスのかたまり『ゴロン』さん──
文章力おばけの『石川かなべぇ』さん──
落語の素養を感じさせる『歌庭 注意』さん──
発想力とオチがいつも秀逸な『エタるアルコール』さん──
ホラー・キングの『オズマ7号』さん──
純文学とは何かを教えてくれた『三菱十三里』さん──
他にもいっぱいいるけどこのへんで。
僕は彼らから盗めるものはなんでも盗……いや影響を受け、物真似作品を書いたりして成長したんだ。
元々下手くそな小学生が書くようなものしか書けなかった僕は、今ではまるで最強のキメラ・モンスターさ!
空を飛び、大地を駆け、弱い獲物を狩り──なんでもできそうな気がする!
僕ってパクリの天才だったのかもしれない!
パクっても、パクっても、彼らはみんな許してくれるんだ。
『真似してもいいですか?』って前もって言ったら笑顔で許可してくれるし、『二次創作にしときましょうか?』って一応聞いたら「いいよ、オリジナルで」って言って、僕の作品だということにしてくれる。
だってこれはオマージュだからね!
僕は彼らにとって楽しい盗っ人なのさ!
何が書きたいのかわからなくなった_| ̄|○




