【ホラー】 いい足だ
車に乗って人通りの多い街中を走っていると、さまざまな人間の足を目にする。シャキシャキと歩いていくスーツ姿の男性の足、折れそうながら矍鑠と身を支える老人の足、元気な牛蒡のように駆けていく子供の足──
そんな中、やはり私の目をもっとも惹くのは、スカートを穿いた女性の足である。
女性の足は美しい。その曲線美たるや、見ているだけで私を恍惚とさせるものである。むっちりと肉づきのよい足も、スラリとした格好いい足も、どちらも私の好物である。
しかしそれらは見ているだけでなんとか満足できる。
中には困ったことに、見ているだけでは満足しきれない気持ちに私をさせてしまう足が存在するのであった。
駅前の道路は混んでおり、車の流れが非常に緩いものとなっていた。
様々な人が横の歩道を歩いていく。サラリーマン、学生、無職風、主婦、OL──
ミツケタ……
グレーのスーツ姿で、茶色い髪を靡かせて、黄色い自転車を漕いで走るその女性の足に、私は目が釘づけになった。
手羽先の形に似た曲線美だ。そして未だ調理されていないそのやわらかそうな桃色に、私は食欲が昂るのを抑えることが出来なかった。
「いい足だ」
舌なめずりをしながらそう呟くと、私は路肩に車を停め、トランクルームから折り畳み自転車を取り出すと、急いでその足を追いかけた。
これ以上は自分で怖くて書けませんでした(*>_<*)ノ




