25/137
私だけのストーブ
教室のストーブの前で暖をとっていた奈美を、霧江が後ろから抱き締めた。
「おはよう」
「おはよ、霧江」
「手袋忘れちゃってさ。手が寒いんだよね」
「いいよ」
「ありがと」
横にずれようとする奈美を制しながら、霧江は手を奈美の頬に当てた。
絶叫が廊下まで響き渡る。しかし、霧江は手を離さずにそのまま暖をとりつづける。
「いやー、ナミナミはあったかいなあ」
「離してー、寒いー」
ジタバタと暴れる奈美を堪能しながら、霧江は明日から手袋をせずに学校に来ようと強く思った。
教室のストーブの前で暖をとっていた奈美を、霧江が後ろから抱き締めた。
「おはよう」
「おはよ、霧江」
「手袋忘れちゃってさ。手が寒いんだよね」
「いいよ」
「ありがと」
横にずれようとする奈美を制しながら、霧江は手を奈美の頬に当てた。
絶叫が廊下まで響き渡る。しかし、霧江は手を離さずにそのまま暖をとりつづける。
「いやー、ナミナミはあったかいなあ」
「離してー、寒いー」
ジタバタと暴れる奈美を堪能しながら、霧江は明日から手袋をせずに学校に来ようと強く思った。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。