表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/132

第80話 クリスティーナからの招待状

 セリア達が屋敷に来て1時間ほど経ち夕食をどうしょうかとネイ、シヴァそして新しくメイドになったリリーナと相談しているとクリスティーナの護衛騎士であるハウス・オレンジ准尉が俺に会いに来た。

 なんだ? クリスティーナの屋敷で転移術で帰ったことに関してのクレームか?

 それともクリスティーナに対しての態度が悪かったからのクレームか?

 それともまた勧誘の件か?

 それとも……

 うーむ、いろいろありすぎてわからんので、とにかく会うことにした。

 俺は1人で玄関に向かおうとすると何故かシヴァが後ろからついてきた。

 

 「ん? なんで付いてくるんだ?」


 「メイドである私も一緒の方がいいかと思いまして」

 

 そう言って何故か笑顔のシヴァ。

 俺が思うに後輩リリーナができたからいいとこを見せたいのだろう。

 だから俺は知らないフリをして

 

 「そうなのか?」


 「はい」

 

 俺はシヴァを連れて玄関に向かった。

 玄関に着くとオレンジ准尉と門番のクロノが笑いながら話していた。

 あとからクロノから聞いたのだがオレンジ准尉とは幼馴染らしい。

 話していたオレンジ准尉とクロノは俺に気づき敬礼をする。

 俺も敬礼をするとオレンジ准尉は歩み寄り1枚の封筒を取り出し


 「イチジョウ大尉。こちらをアリス様にお渡しください」


 俺は封筒を受け取り裏をみるとクリスティーナのサインが入っていた。


 「これはなんだ?」


 「我が主クリスティーナ王女が主催するセリア・ファーム少将閣下歓迎パーティーの招待状です。アリス様の他、イチジョウ大尉、炎の魔人イフリート様。氷の魔人シヴァ様。ネイ・イチジョウ市長。シェリル・ディード様の招待状でございます。確認をしていただき参加していただけるか今返事をいただきたいのですが」


 「いきなり訪問してきて、今すぐ返事が欲しいておかしくないか?」


 「私はクリスティーナ様に言われて届けただけなのでわかりかねます」


 嘘つけ! 

 いきなりの招待だから準備ができていないとかで断るとアリスの株が下がり、行けば何かしらの悪巧みがあるに違いない……

 どうする?

 俺的には行かせたくないが……

 とりあえずアリスに聞きに行くか。


 「わかった。アリス姫に確認をしてくるので少し時間をくれないか」


 「わかりました」


 「シヴァ、准尉に客間で待っていただいてもらってくれ」


 「わかりました、でわこちらへ」


 オレンジ准尉はシヴァの案内について行った。

 さて何かメンドくさいことになりそうだな。

 そのまま封筒を破り捨てたい心境だが……

 俺はアリスたちがいる応接間に重い足取りで向かった。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ