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394話「闇闘神シュージンの真意……!!」

 邪魔が入らないように闇の障壁でマジンガたちを隔離し、闇闘神(ダクネシア)シュージンへ雷闘神(サンボルダ)ラッピスと風闘神(フウザレル)ラズーリが稲妻と旋風を纏いながら飛びかかる。

 三人だけで激戦を始めるようだ。


「あなた方は他の闘神(バトキア)と違って、二人でコンビを組んで活動するタイプ……」

「そうだ!! 俺たちは唯一無二の兄妹だからなっ!!」

火闘神(カヴァリン)マルスに両親を殺され、復讐の為にナノマギア・オリジンを注入したのよ!! それなのにッ!!」

「お前が全ての闘神(バトキア)を四万年も封印しやがった!!」

「それをわざわざ封印を解いてくれたお礼に、メタメタ殺してあげるッ!!」


 恨みづらみとラッピスとラズーリは二人並んで激しい格闘を繰り出すが、シュージンは涼しい顔で捌いていく。


 ズガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!


「本当なら、永遠に封印されているはずなんだよ……」

「なにをッ!?」

「あんたの封印が甘かったんでしょうね!!」


 ラッピスの稲妻迸る回し蹴りが大気を切り裂くが、シュージンは腕を上げて逸らす。

 その隙を突いてラズーリは竜巻を纏うストレートパンチを繰り出す。ブオオオ……!!


「死になッ!!」


 しかしシュージンは周囲を闇の旋風が荒れ狂って、竜巻パンチを逸らしてしまう。

 今度はシュージンが両手を突き出して、ダークな螺旋光線を放つ。


「スパイラル・ダークネス!!」

「「くっ!!」」


 ラッピスとラズーリは離れるように飛び退き、間を螺旋光線が通り過ぎていく。そのまま断崖絶壁へ直撃してドゴオオオンッと穿った。

 シュージンは闇の旋風を纏って攻防一体を可能にしていた。

 それを見て、ラッピスとラズーリは苦い顔をする。


「本当なら、僕があんたたちを抹殺して火闘神(カヴァリン)マルスへ挑むのが正しい選択肢なのかもね」


 両目を赤く輝かせてシュージンは殺気を放ち始めた。コオオ……!

 周囲がズズズズ……と震撼に包まれていき、ラッピスとラズーリはビクッと気圧される。

 踏み込めば殺される、と体内のナノマギア・オリジンが震えている。


「だけど、封印を選んだ……」


 スウッと殺気が収まり、シュージンは目を瞑った。

 ラッピスとラズーリは息を呑む。ゴクリ……。


「なぜ!?」「なぜなの……?」

「ナノマギア・オリジンは所有者の遺伝子データを収集して記憶する。故に闘神(バトキア)は殺されても、別のナノマギア・オリジンによって再生されてしまう。例え宇闘神(ユーニバゼル)スペースが皆殺しにしたとて、数年後に同じ姿で復活してしまう」

「なん……だと……!?」

「お互い殺し合える存在じゃないの!? 我らの異なるナノマギア・オリジンで潰し合いができるはずよ!」


 ラズーリが高速で飛んでパンチを繰り出すと、シュージンは手刀を振るって血飛沫を上げる。


「ぐっ!」


 腕を引いたラズーリ。傷の治りが遅い……。

 シュージンのナノマギア・オリジンを含めた攻撃により、超再生が鈍くなっている。


「ラズーリ!? 大丈夫かッ!! つか迂闊に突っかかるなッ! ヤツのナノマギア・オリジンに殺されるぞッ!!」

「問題はそこじゃないんだ……」

「なんだと!?」

「ほら、彼女の血飛沫が散ったろう? 気づかずに我々はナノマギア・オリジンを撒き散らしているんだよ」


 ラッピスとラズーリは見開いていく。

 シュージンは下へ指さした。


「ナノサイズのナノマギア・オリジンは単独でも自律行動を起こす。そして増殖をしていくんだ。長い時間をかけるが、人間サイズを復元できるまでに成長できるだろうね……」

「では、俺たちがダブルに!?」

「いえ、もっと同じ自分が増えるのではないの?」


 シュージンは首を振る。


「あなた方が死んだ後に発動する。例えば宇闘神(ユーニバゼル)スペースが君らを殺した場合でも、散ったナノマギア・オリジンが増殖を繰り返してラッピスとラズーリとして再び……」

「で、では……俺は……」

「あたしは…………」


 戦々恐々とするラッピスとラズーリに、シュージンはコクリと頷く。


「ずっと永遠に存在し続けるんだ。亡霊(ファントム)のように…………」


 二人はワナワナ震えながら悟った。

 何度でも抹殺しようが、ナノマギア・オリジンがある限りいくらでも復活し続ける。

 人類が滅び、地球が朽ち果て、太陽系が終わりを迎え、やがて宇宙が寿命尽きるまで永遠にな……。

 だからこそシュージンは永遠に封印せざるを得なかったんだ。


「そうなのか……。じゃあ、この戦いは……」

「不毛でしかないわね…………」


 だが、シュージンは笑みを綻ばす。


「それでも封印が解けたのは、我々が終われるから……かもな……」


 向こうからカッと光が溢れてくる。

 妖精王ナッセとヤマミとマイシが闇の障壁をぶち破ってきたのが視界に入った。

 ナッセが煌びやかな光を纏っていて、まるで天使のようにも錯覚した。そんな純真なキラキラに目を奪われていく。


「「おおっ……!!」」



 オレは銀河の剣(ギャラクシィセイバー)を振るい、ヤマミが黒天の杖(ブラックホールワンド)をかざし、マイシの持つ刀を包む巨大な火竜王が牙を向く!!

 先手必勝と言わんばかりに、ワクチン込めた最大最強の技が猛威を振るう!!


「彼らは僕たちにとっても救世主かもしれないね……」


 シュージンは和やかに笑んだ。


「おおおおッ!! ギャラクシィ・シャインスパークッ!!!」

「やあああッ!! ブラックホール・ダークリベンジャーッ!!」

「かあああッ!! 火竜王のッ炸裂神滅剣(バーストラグナロク)ッ!!!」


 ドッッ!!!!!


 それは地底境域界(サブタレニアン)を眩く照らすほどに、光が爆ぜた。

 愛か浄か、激しい光!!!

 二ページを丸々白紙に使った無〇明亦無(むむみょうやくむ)が如し……。(おい)

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