310話「一年生のキャラがついに判明したぞ!」
オレたちが相談役を引き受けてくれるリア充という風評被害はあったが、そのおかげで一年生の全員が判明した。
うちのマンションでヤマミがメモ帳をめくっていた。
オレも一緒になって覗き込んでいる。
「まずはコンドリオンか……」
「インドの四首領ダウートの息子。最初は箱入りの気弱な青年だったが、アクトに連れ出されて天界の如意輪王の下で厳しい修行をしてインドの戦士と評されるようになった男」
「その戦闘力はオレたちに匹敵するぞ」
『コンドリオン・カレイナーン・ジュピタァ(格闘僧)』
真面目そうな人相で、額に赤い点。短めの黒髪ボサボサのベリーショート。カレー色のベストに白いズボンと簡易な服。
インド人は地球人と木星人のハーフなので、半分宇宙人。
体を象に変態できる奇跡Dランクの『怪異の種』の能力者。
しかも万覇羅弐にまで達する猛者。
威力値:75000(万覇羅:150000 万覇羅弐:300000)
「マイシの妹が、この学院に入学したのも驚いたな」
「ええ……彼女も姉と同じく、竜王の力を宿す」
『龍史ナガレ(格闘僧)』
青髪ショートで中学生の少女に見えるが、実は高校を卒業している成人手前の少女。
マイシより遅めに『魔獣の種』を摂取したからか、ナッセ同様に成長が遅れているみたいだ?
水属性の竜王の力を宿し、水龍槍シリーズの伸びるオーラの体術で敵を倒す。
好戦的な姉のマイシとは対照的に、純真で頑張り屋な性格。
威力値:54000
「そして今は亡き藻乃柿ブンショウが遺した娘」
「ええ」
『藻乃柿エガラ(狩猟者)』
金髪ショートで左右のうしろ髪が跳ねている。控えめな黄緑のワンピースが可愛い。
大人しい性格に見えるが大胆にも肉弾戦もしてくる度胸も窺える。
普段は小説を書くのが好きで、アイデア帳を常備している。
威力値:51500
「ってか土星人っぽいヤツが入学してきた? スパイとかではないんだよな?」
「これまで一度も敵意を出した事もないわ」
「ああ。一年生の中では最強だと思うんだが……本当に寂しがり屋なだけか?」
「……多分ね」
『カグイヤーン(僧侶)』
長身の女性で渦を巻くような着物。白い肌。額からはウザギの耳のような角を生やす。無表情。
実は土星人。額に金輪際填星眼がある。
BLがめっちゃ大好きで鼻血流すほど。漫画も描く。
小説を書いてはいるが書籍化できないのを日々嘆いている。
自分の亜空間を6つも所有している。
●第一空間:お菓子やケーキ収納用。
●第二空間:レジャープール。
●第三空間:BL同人誌収納用。
●第四空間:漫画制作専用。
●第五空間:ゴミ捨て場。
●第六空間:さらったイケメンを監禁する部屋。(今はもう空き部屋)
威力値:380000
「最初は目の敵のように突っかかってきた青いやつ」
「正義サマってやつね」
『清香ミキオ(遊撃士)』
青髪ショートのイケメン青年。割と長身。着てるのは青い色調の学生服みたいな感じ。
片手剣のブッキー(最新型の武器)で接戦に加え、『衛星』の水玉からトゲを斉射する魔法射撃も行う。
頑固で正義感が強めなのに、なぜか英雄に対して反発するという「頑固」と「反感」両方の性質を併せ持つ。
今ではサラクと恋人関係になっており、丸くなった気がする?
威力値:3400
「あの、赤い不良みたいなやつ」
「万引きして魔界オンラインへ行こうとしていたみたいだけどね」
「ああ。でもミキオに告白されて打ち解けたぞ」
『古鏡サラク(槍士)』
ボサボサな赤髪のイケメン。荒んだような顔で、口に魚の骨を咥える。
赤いジャンパーがダボダボで、白シャツがだらしなくズボンから漏れている。
槍のブッキー(最新型の武器)を振り回して敵を薙ぎ払っていくアタッカー。
今ではサラクと恋人関係になっており、丸くなった気がする?
威力値:4700
「そういやネコミミの可愛い獣人いたなぞ」
「タイプなの?」
「いや……ヤマミが一番だから」
ヤマミがジト目で見てくるから痛い。
『玉緒ミャコ(弓兵)』
ピンク髪の毛で前髪がぱっつんのように切り揃えられているロングヘアー。猫耳と尻尾が可愛らしい女の獣人。
ボウガンのブッキー(最新型の武器)で光の矢を撃ちだす。
妹の玉緒ニコを探しに学院へ入学した。
威力値:2500
「ミャコには素敵な彼氏がいるそうね」
「両片想いってやつだな。進展するといいけど……」
「ええ。ホントにね」
『夜宵ミナト(剣士)』
黒髪のロングヘアーで、モデルみたいなイケメン長身の男。スラッとしている。
変形する剣のブッキー(最新型の武器)を使いこなすアタッカー。
二刀流の短剣で手数を増やしたり、一本の大剣にして豪快に斬ったりと器用。
かなりのベテランだがミャコにベタ惚れ。
威力値:8700
「ぼっち嬢様、今頃寂しがってんのかな?」
「想像しやすいわね」
『美牧モエキ(狩猟者)』
金髪ロールの優雅な身なりの美女。おっとりしていてタレ目の優しい顔立ち。巨乳でボイーンだ。
優雅なお嬢様って感じだが、実はぼっちで寂しがり屋。
背伸びして苦いコーヒーをムリに飲んでいるとか?
不測な事態に混乱しやすく、悲鳴を上げながら敵を呪縛して射撃するという事もする。
アサガオの花を添えた植物造形に変化させるブッキーを持つ。強い弾力と柔軟性に優れたツルヒモを伸ばして敵を呪縛できる。
アサガオの花を模した銃火器で射撃する事もある。割と火力高い。
威力値:9650
「坂田キンタローの子孫。見た目のせいで怖がられたぼっちだったが、フクダリウスを師匠と慕うようになったな」
「そうね」
『坂田キンゴロー(戦士)』
二メートルを超える大柄な筋肉隆々の大男。黒髪オカッパで、ツリ目の強面。
〇に“金”文字が書かれた赤い腹掛けをつけた巨漢の変態。
坂田キンタローの正当な子孫であり、本家の長男で後継者。
フクダリウスに敗れてからは師匠と慕い、チームとして活動を始めた。
威力値:15000
「最後にカバみたいな大男!」
「フクダリウスとキンゴローのチームへ強引に入らされて、ぼっち卒業した人ね」
『飼葉ピイロ(蛮族)』
体格のいいブサイクな大男。ボサボサ黒髪。カバのように鼻穴が大きく両目が寄せられている。
体をカバに変態させて身体能力を倍増させる能力者。
スペック的にかなりの怪力を誇るが、ぼっちで戦闘経験が浅いので意外と強くない。
丁重な口調で「~申す」が口癖になっている。
強制的にフクダリウスとキンゴローのチームへ入らされた。資質はあるが、まだ弱いので徹底的にシゴかれているらしい。
威力値:6540
創作士としては多分、この十一人だろう。
一般人枠に何人かいるんだろうが、今後オレたちに関わってくるか分からない。
「まだぼっちなのはカグイヤーンとモエキか……」
「どうせなら似た者同士、友達になっちゃえばいいのに」
「それな」




