28話「淫魔のような蛇口美女、やはり脳筋!」
多くの人が行き交いしている富山駅前……。
誰もがデレデレで振り向いてしまうほど、色っぽくてエロい女性がスタスタと歩いている。
黄緑のベリーショートの褐色ギャル。どっぷんどっぷん揺れる大巨乳。胸の谷間があらわで露出が激しめのキャミソール。
そしてツリ目の美しい顔立ちに、蛇口と思わせられるほど伸びた口。ゾウのようにぷるんぷるん揺らしている。
「あたすは亜依ラブエ~! エロテクは~日本随一だじょ~!」あは!
蛇口で愛想笑いして手を振ってくる。
クネッと腰を揺らし、どっぷんと大巨乳を揺らし、腰に両手首を当てて片目ウィンク。
「同級生ナッセちゃんが英雄だじょ~? これは良い機会だじょ~? あたすってば、そんな強くないんだじょ~? でもでもね、すんごく素晴らしい能力があるだじょ~ね~」
事もあろうか、目の前にいた会社員の男にすっぽんと蛇口でキスした。驚いた会社員は目を丸くし、顔を赤くしていく。ぐちゅぐちゅエロい音がしていく内に会社員はトロ~ンと骨抜きにされていく。
そう、たとえ普通の人間であったとしても蛇口ディープキッスによりオーラを流し込んで男の性欲を最大限に引き出す事で創作士に強制覚醒させて、虜にできるのだ。
ただし精通した男のみに限られ、蛇口みたいな口でエロい事しなければ発動できない条件があるのだ!
『淫魔よりも激甘すぎる濃厚接吻』
その方法でラブエは手当たり自体男たちを蛇口ディープキッスかまして、次々と虜にしていったぞ。
虜にされた数十人もの男たちは「うおおおおおお!!」と形相ともに全身からオーラを捻り出して噴き上げていく。
「あたすってば~反則~! さぁ~もっともっと虜にしちゃうだじょ~」
蛇口から長い舌が艶かしくチュルッと踊る。
そしてたくさんいる男たちへ無差別に襲いかかっていったぞ……。
ちゅぽっ! ちゅずぞぞ! ちゅっぱちゅっぱ! ずちゅ~! すぽっすぴぴ! ちゅぱ~ん! ちゅぷぽ~! ちゅぎゅ~! ちゅぽぽぽん! ちゅぱぺろ! ずきゅぽん! ちゅうじゅぴぴ! ずきゅ~ん! ちゅぱぽ! ちゅうちゅっぽ!
↑卑猥すぎるので擬音のみで省略。
ハートマークの嵐が飛び交う最中、犠牲となった男たちは虜にされまくって数百人にも及んでいった。
両目がハートになってデレデレして虜にされた男たちは、歩いているラブエについていく。
恐るべしラブエの蛇口ディープキッス!
「うふふ~! これで大魔王を倒したナッセちゃんブッ殺せるだじょ~」
オレはヤマミと一緒にそろそろ帰ろうかと、高岡駅へ向かっていた……。
既に家族とも別れは済ませていて大阪へ帰るだけなのだが、突如として空を覆うほどの巨人が現れたのだ。
ズシーン、ズシーン!
「な、なんだありゃ!!」
「なに……これ……!?」
見上げるオレとヤマミを、巨人の影が覆っていく。
逆光のせいで、よく見えなかったのだが巨人ではない。なんと数百数千もの男たちが重なって巨人を象っていたのだ。どういう仕組みか分からないが、溢れ出るオーラで引っ付いているのかもしれない。
とにかく山のようにでっかい巨人は圧巻だ。
「じょほほほ! ど~おナッセちゃん? あたすが虜にした……ラブラブギガント!!」
一人のエロいかっこした蛇口が特徴の女性が、大巨乳をどっぷん揺らして威張っていた。
「お、お前……亜依ラブエか?」
「だれ?」
「オレの同級生。だがアレな事して退学した人だ。それでも懲りずあちこちでアレな事が絶えなかったぞ」
「そうそう~、この美貌と体のおかげで金には困らないだじょ~! でもでもね、もっとも~っと有名になりたくてぇね~英雄であるナッセちゃんをブッ殺せばみぃ~んなホレボレだじょ~~?」
なんでこんな脳筋ばっかなんだぞ……?
こんな恐ろしい能力を持っているのに、オレは対象外なのかな? それとも発想ないんかな? まぁ黙っておくけど。
とにかく殺すって発想しかないアホで良かった。
オレたちが身構えると、ラブエは「おっと!」と制止の掌を見せた。
「あたすが虜にした男は強制覚醒の上に、洗脳状態~! 気絶させるとか、説得するとかはムリムリだじょ~! ギンギンでビンビンだじょ~~!」
じょほほほ! と妙な大笑いして勝ち誇ってるけど、能力バラさない方がいいぞ。
ってか勝ち確定だから、バレても無問題なんだろうか?
グオオオオオオオオオオオ…………!!!
地響きと共に巨人が覆いかぶさるように襲いかかってくるぞ!
でもオレは「はあっ!!」と叫び、足元に花畑を広げ、天高くボウッとフォースを噴き上げていく。そして両目の虹彩に星マークが浮かび、背中から花が咲き、その花びらが離れて四つ翼のように拡大化して背中で浮く。
「な、な、なんだじょ~~!? 妖精???」
「これが超ナッセだ!」
オレは自信満々と立てた親指を自分に指して不敵に笑む。
ヤマミは内心「あくまでドラゴンオーブのイメージね」と呆れながら、空気を読んでポーカーフェイス。
周囲を吹き荒れる花吹雪を真上に収束。なんと鈴を象って、キィンと煌く。
キラキラ光礫を撒き散らしながら浮く鈴は希望を讃えているようだ。それをオレは手に取る。
「これがトゥインクルサニ──ッ! 快晴の鈴だぁぁぁぁあッ!!!」
その鈴を手に、オレは一周するように思いっきり振り回す。すると優しい音色を鳴り響かせ、暖かい光の波紋が広げていった。
キラキラ光飛礫を撒き散らし、純白の蝶々の群れがブワッと舞い、たちまち明るい世界に満ちた。
巨人はその眩い光を浴びて「ぐおおおおおおおーっ!!」と絶叫。ラブエも目を丸くして光に呑まれてゆく。
その背後から黒い血のようなものがドバッと吹き出て霧散……。
巨人は破裂するようにパァーンと弾けて、それぞれ男たちは居るべき所へ飛んでいった。
それはまるで花火のように美しく煌く放射状の流星群だった。
「…………そ……んな……! 一撃で…………!」
ラブエはガクリとへたれこんで茫然自失。
オレが手に持っていた鈴はパラパラと花吹雪に分解されて空へ流れていった。
「この鈴を喰らった相手は殺意悪意を浄化され、洗脳などの精神操作系も強制解除される。大魔王ン時はもっと強化されたヤツだったけどな。もうこんな脳筋みてーな事すんな!」
「うう……ごめんなさいだじょぉぉ~~」
完敗したラブエは俯いて泣き崩れた。
ヤマミはしゃがんでラブエの蛇口をデコピンすると、プルンプルン小刻みに揺れながら引っ込んでいって普通の口に戻ったぞ。いつの間にか大巨乳も普通のサイズに縮んでいた。
……蛇口みたいなの、一体何だったんだぞ? 謎は深まる!
そしてオレとヤマミは特急列車で大阪までのんびり快適だったぞ。
卑猥なキャラ紹介。
『亜依ラブエ(僧侶)』
黄緑のベリーショートの褐色ギャル。巨乳。露出が大きいキャミソール。蛇口のような口が特徴。
下ネタが好き。
能力は『淫魔よりも激甘すぎる濃厚接吻』で、蛇口のような口で精通した男性とエロする事で発動する。
この能力で虜になった男性は創作士へ強制覚醒させ、限界以上にオーラを引き出す。そして死ぬまで戦うゾンビみたいになる。覚醒状態の為、気絶させるのは難しい。
この洗脳は欲に直結している故に解除が難しいため、世界中の男たちを虜にして世界征服できるほど凶悪仕様なのだが、そこまでの発想へ至らないアホなので今まで大丈夫だった。
威力値:130




