240話「最終決戦篇③ 驚愕ァ!!」
黒い稲妻が迸って、本気のダウートの如意棒とコンドリオンの象足がせめぎ合って周囲に凄まじい衝撃波を吹き荒れさせる!!
必死に踏ん張るコンドリオンは負けまいと死力を尽くす!
「この“悪鬼”がァァァァァア!!!」
「父さんは、僕が止めますッ!!」
バリバリバババババッと黒い稲妻が荒れ狂って、周囲のあちこちを直撃して飛沫を吹き上げていく!
「“父上”だろうがァ!!!」
如意棒を振り切って押し勝ち、吹っ飛ぶコンドリオンは地面を数度バウンドして、なんとか受身を取って地面を滑っていく!! ズザザザッ!!
オレとアクトが側面から襲いかかるが、ダウートは憤怒の顔で!
「無礼な者どもを払え!! 如意金箍棒!!」
長く伸びた如意棒が輪の軌跡を描いて、オレたちに襲いかかる!
「があああああァ!」「ぎはァ!!」
高速で吹っ飛ばされ、ドンドンドンと障害物を突き抜けて噴火のような飛沫を吹き上げたァ!!
まっすぐ突き進むコンドリオンは両拳を黒光りする(まんま)象頭に変え────!!
「父さんッ!!」
「ぬう! “父上”と呼べと言っておるだろうがァ!!」
「いいえッ! 弟が呼ぶからこそ、兄も“父さん”って呼ぶんですッ!!」
その真っ直ぐな目に、ダウートはハッとした!
改変の悪循環で出会ったコンドリオンは憎悪や恨みに満ちた濁った目を見せていた! 血の繋がり次第で違うのかと、一瞬の迷いが生まれた!
「神象ァ“異次元”双頭突き昇拳ッ!!!」
時空間転移で超強力な両手突きの角度を変え、アッパーとしてダウートのアゴをガゴォンと突き上げた!!
「ごガァッ!!」
たまらず頭が後ろへ仰け反らされたァ!
弟の想いを込めた兄弟パワーでダウートにダメージを与えたァ!!
「こんのォォォォこのォォォォォ“悪鬼”がァァァァァァ!!!」
「心剣流・黒双蛇道ァァ!!!」
アクトの刀が放った漆黒の刀剣波が二つに分かれ、それぞれ超高速で縦横無尽に屈折しながら、ダウートの頬を殴り、腹を穿ち、脇を抉り、背中を叩き、足を打ち、あっちこっち交互に乱打ァァ!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッ!!
「おブァ!!」
必死なアクトの連続攻撃に、ダウートも怯む!
しかしギロリと血眼で睨むダウート!
「不遜なる愚者を打ちのめせ!! 如意金箍棒!!」
ダウートは如意棒を振るい、強烈な一撃で衝撃音を轟かせた!
しかしアクトは「心剣流・断斬・菊枝仏断!!!」と、X字の剣閃を描き、黒い稲光を放射状に散らし激突!!
ガ ン!!
拮抗するダウートとアクトを中心に凄まじい衝撃波が荒れ狂ったァ!!
「ぬう!! これまで影で策を弄してばかりの、存在感薄いヤツなんぞにァァァァ!!」
「あったりめェよ!! インドに未練なんかァねェからな!!」
「なんだとァァァ!!?」
またしてもダウートが押し切り如意棒を振り切る。が、アクトはズザザザザァと後方へ滑りながら踏ん張るァ!!
「とっくの昔に見限ってんだァ!!」
「ぬう!! 木星人としての誇りを捨てたのかァ!? 見下げ果てたヤツめッ!!」
「うっせェわ!! 俺にはナッセとリョーコがいる日本がありゃァ充分よ!!」
生き甲斐を見いだせる相棒と親友、そして第二の故郷!!
その為にならアクトは命を懸けて戦う! この刀と魂に誓って!!
「今だァ!! 相棒ァァァァ!!」
今度は頬に十字傷を負った(いつの間に?)オレがダウートへ突進!!
前腕に服の一部が残っており、上半身は優男の半裸、血塗れで志〇雄戦の緋〇剣心みたいなカッコだぞ! 呪印みたいなヤマミ紋様はさておき!
既にサヤ付き(?)で刀サイズの銀河の剣を生成していて、大地を抉るように左足を一歩踏みしめて抜刀する事による超神速横薙ぎ一閃を放つ!! (え?)
「星天御剣流・奥義! 銀 河 流 星 閃!!」
ダウートはオレの踏みしめた左足を見逃さず、如意棒を振るう!!
「我が神の鉄槌で金輪際吹き飛べ!! 如意金箍棒!!」
ド ガ ン!!!
「!!!!」
ヤマミと一緒に奥義を繰り出してすら破れた悪夢の一撃!
しかし今度は違う!
大地を大きく揺るがしながら、オレの銀河の剣と如意棒は拮抗して黒い稲光を散らし続けていた!!
ビリビリビリビリビリ……、ダウートとオレは突き抜ける衝撃に苦い顔! 互角で譲らない!
「グッ!!」
ダウートは如意棒で捌き、オレの斬撃をやり過ごす!!
空振りした形となったオレへ、ダウートは如意棒を無情にも振るう!
「天空を衝く傲岸不遜なる者を沈めよ! 如意金箍棒!!」
星獣をも叩き潰した悪夢の一撃がオレへ襲いかかるァ!!
しかしオレは旋風渦巻くほどの一周回転を行う!!
その影響で重力場が発生し、ダウートはオレへ引き寄せられていく!!
(おい!)
奥義・銀河流星閃は超神速の抜刀術!
「おおおッ!!!」 そして!!
星天御剣流の抜刀術は全て、隙を生じぬ二段構え!!
二度左足で大地を穿ち、空振りさせた奥義の一撃をそのまま、ダウートの脇腹に炸裂ァ!!
そして思い切って振り切ったァ──────!!!
「銀 河 流 星 閃!!」
初めて巨体のダウートが上空へ吹っ飛ばされ、四方八方に衣服の破片を爆ぜ散らす!!
モロに喰らい「ガハァッ!!」と白目で吐血!!
(まんま天〇龍閃じゃね────かw)
「嘘だろォォォォオオ!!?」
「あの、ダウートさまがァァァ!!!!」
「宙を舞ったァァァァ!!!」
「こんなん初めてだァァァァ!!」
うおおおおおおおい!!?
目玉を飛び出ささせて仰天するモブたち!
なおも宙を舞うダウート! 信じられない顔で「ぐぬァ……!!」と呻く!
すると時空間転移したコンドリオンがフォンッと現れた!?
「行きます!! 僕の最大奥義!!」
コンドリオンはダウートを逆さまに、象の両腕で相手の太ももを肩に抑え、象の両足で相手の脇下からXするように首を締め────!!
ガァキィン!! (極めた音)
「この……“悪鬼”がァ……! ここに来て、この技をッ!?」
「弟ディアルフよ! 見ていてくれ──ッ!!」
なんとコンドリオンの全身から稲光が荒々しく迸る!!
弟を想い、そして父さんを想い、なんとか家族愛を取り戻したいと願う!!
そんなインドの博愛パワーによって発電しているのだ──っ!!
これこそが……『インドカレーの極辛力』──ッ!!!
バリバリバババババッ!!
「グッ! な、何だァ、このパワーはッ!? 解けんッ!!?」
「僕らの父さんを……必ずや!」
急降下するに従い、稲光は激しさを増しながら急降下!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ! (落下する際の躍動音)
「外道から引き戻して見せますァァァ────ッ!!」
殺意ではなく愛情ァ! 憎悪ではなく敬愛ァ! 父上ではなく父さんァ!!
全身全霊込めるコンドリオンは必死の形相で、父さんを抱き極め!!
神々が天から雷撃を放つが如く、地上へ一直線と眩く迸るァ─────ッ!
「神象ァ“異次元”帝釈天雷電────ッ!!」
ズガァゴォォォンッ!!
電速落下でダウートを脳天から地面に叩きつけ、爆ぜた超高熱プラズマが数十キロ広範囲に吹き荒れて、広範囲爆発が広がったァ──────ッッ!!!
オレ、コンドリオン、アクトは煙幕が晴れるのを待つ……。
「それがどうしたかァ!!」
なんとダウートは煙幕を吹き飛ばし、依然健在と仁王立ち!!
ド ン!!
「なん………………だと……………………!!?」
オレ、コンドリオン、アクトは驚き汗を垂らす!
外部の誰かが「なにィ!」とか「ゲェ────ッ!!」とか叫んでいたぞ!
あとがき
いろいろ混ぜてゴメンなさいw てへw




