202話「大決戦篇⑬ 脳筋ァ!」
首都デリーでのジャーマー・マスジッド!
旧市街、オールドデリーに聳える宮殿で左右の二つの塔を備えているのが特徴。
仮想戦場ではあるが現実でも存在しているぞ。
侵入してきたカレンを待ち受けるのは、角刈りでサングラスで視線を隠しコート一枚着た二メートルもの優男。割と筋肉質。
彼こそ八武衆・澄垓惚ブラァーザ・ネェヤルだぞ。
ド ンッ!
「さて侵入者を排除しますかねェ」くくく……!
不気味に笑う彼に、本物の実力者とカレンは察した。
見た目通りでは勝ててしまう。
恐らくパワーを増して戦うタイプと思われる。脳筋なカレンですらそう察する。
ノーダメージのカレンはまだロリ少女のような姿。
だからこそガンガン戦ってダメージを受けて、パワーを増さなければならない。
「潰すーァ!!」
猪突猛進と、ハンマーを抱えながらブラァーザへ駆け出す!
それに対してブラァーザが手をかざすと、周囲から骸骨の群れがボコボコッとタイルを破って床から這い出してきたぞ!?
そして骸骨の群れは自ら骨を撃ちだして、弾幕を張ったァ!
「くくく! 骨散弾だねェ!」
カレンは避ける事もせず弾幕を浴びて火花散るが、平然と突っ切ってくる!
しかもダメージを受けた事によってカレンの体格は筋肉隆々となり、二メートルほどの大女に変化!
「ぎがあああああああーッ!!」
「ムッ!」
ハンマーを振るってくるカレンに、ブラァーザは自身を囲むように巨大な肋骨バリアーを張ったァ!
「肋骨障壁だねェ!!」
「ぶち破るーァ!!」
ドゴォン!!
「!!!?」
構わずハンマーを振るって肋骨バリアーを完全粉砕して破片を散らし、ブラァーザをぶっ飛ばす!
吹っ飛ばされているブラァーザを、後方の骸骨たちが次々とクッションとなり勢いを殺していく。そして血塗れになったブラァーザへ同化していくと新品同様の無傷になったァ!?
「……悪いねェ。同じ『血脈の覚醒者』と言ったところかねェ」
「あんたもかーァ!?」
「くくく、骸骨に由来する具現化系能力。ありとあらゆる骨に関する武具を形成して攻防一体が可能ですねェ」
なんの術式も魔法陣もなく、周囲から骸骨の群れをボコボコッと出現させてくる。
まさかの『操縦系』能力者!? (定着しつつあるパクリ設定)
筋肉を増してパワーで押す『増強系』能力者と思っていただけに意外だった。
「更にねェ……」
なんと骸骨がブラァーザを覆い尽くしていくと、強靭な白骨の鎧と化した!?
ブンと腕を振るうと凄まじい烈風が巻き起こって、床のタイルを剥がして向こうの建物が爆砕した!
防御力を増しただけのように見えたのに??
「骨の密度を増していくほどに、操作性も増し、防御力に比例して攻撃力も増すんですよ!」
メコメコと白骨の鎧が蠢く。
更に背後から巨大な骸骨が這い出して「ウオオオオ!!」と吠え出す!
「この鎧が『白骸鎧』で、背後の骸骨サンは『巨骸兵』ですねェ……」
いきり立った巨骸兵がカレンへ巨大な腕を振るう! 速い!
バゴン!!
「!!!」
殴られたカレンは吹っ飛んで向こうの建物を爆砕して埋もれたァ!
しかしダメージを受ければ受けるほどパワーアップするカレンにとっては起爆剤でしかない。エーテルを爆発的に噴き上げつつ三メートルの大女となってガレキを吹き飛ばして再度突進!
群がる骸骨を、突進だけで吹き飛ばし、ハンマーを振るって巨骸兵を殴り飛ばす!
ドゴガァン!!
「!!!」
骸骨の巨体が勢いよく吹っ飛び、向こうの建物へ突っ込んで爆砕!
しかしブラァーザは不相応に巨大化させた白骨のパンチを突き出し、カレンを突き飛ばす! ギューンと吹っ飛び建物を爆砕したが、更にエーテルを噴き上げて五メートルもの大女に変貌!
「はっはーァ!! この痛み、ありがたーァ!!」
「やるねェ……。今度は『龍骸骨』でやるねェ!」
なんと巨骸兵よりも巨大な竜の骸骨が形成されていって、ドラゴンゾンビと思わせられる圧倒的巨体を現した!
ブラァーザはその頭の上に立ち、ニッと笑う。
龍骸骨は「ガアアアアア!!」と吠え、眩い光線を吐き出す!
大地を一直線に割りながらカレンへ直撃!
ズゴアアアアアアアアアンッ!!!
周囲の建物を巻き込んで粉々に吹き飛ばし、煙幕を巻き起こし、それが引くと巨大なクレーターが見えた。
「はっはーァ!! これは面白くなったーァァァ!!」
クレーターの中心で、倍増したエーテルを噴き上げて七メートルのムキムキ大女がハンマーを振り上げる!
大地を爆発させ、その体格に似合わずマッハを超えたダッシュで間合いを縮める!
龍骸骨も巨大な腕を振るい、カレンのハンマーと激突ァ!!
ドゴガァァァァアン!!
火山噴火のような大規模噴出で衝撃波が巻き起こったァ!!
それ以降も派手にバゴンバゴンバゴンバゴオオンと激戦を繰り広げていったァ!!
そしてついでに『宮殿境門』も砕いてしまいオウンゴールゥゥゥ!!
やはり脳筋は脳筋であった……。
それも見届けていたダウート、顔真っ赤でムカ着火!
あとがき雑談w
マジンガ「フハハッ! 東京では六系統があってだな……」
カレン「そんな設定が流行ってたのかーァ!?」
マジンガ「元はトレジャートレジャーの設定だがな、これがまた理に適っててな……」
一応、HU○TER×HUN○ERと変わらない設定なので説明を省くァ!
(流行ってるだけで、実際にそういう概念が世界に働いているワケではないw)
カレン「それじゃ、あたしは『増強系』能力者だなーァ!」
マジンガ「フハハッ! 理解が早い!」




