197話「大決戦篇⑧ 激化ァ!」
カレー・マハルへ時空間転移で侵入したが、分断されて八局の戦いを余儀なくされてしまったぞ。
一方で戦争では……。
「「「「うおわあああああああああああああああァ!!!」」」」
敵勢力は創作士! 一騎当千戦力で130万もの政府軍を圧倒!
近代兵器すらこのレベルの戦いでは「天○飯が気功砲でセ○を足止めする」程度にしかならない!
しかし!!
「フハハッ! 確かに創作士の数では負けておるが……」
マジンガは大剣をスラリと抜き、その刀身が三日月にパラパラと分散されていく!
数千もの三日月がブワッと渦を巻きながら舞い上がっていく!
「三日月の幾千刃!!」
大地を揺るがしながら幾千もの三日月が大津波のようにドバ────ンと敵軍へ覆いかぶさっていく!
「うわあああああァ!!」
「な、なんだ!? この三日月はァ──ッ!?」
「ぎゃああああああ!!」
「ぎええええ!!!」
ズバババババババババババババババババババババババババン!!
「!!!!」
数百メートル範囲の敵を斬り刻むというマジンガの攻撃! シンプルな故に強い!
次々と敵創作士は斬り伏せられていく!
複数を相手にするのにはうってつけなので、前線の主戦力として残ったんだぞ。
「それができるのがヌシだけと思うなよ!?」
今度は幾千ものヘビがドバ────ンと突然発生して、三日月の嵐と激突ァ!!
マジンガが睨む先に、笛を吹くインド創作士がいたぞ。
頭上のツボから幾千ものヘビを空に向けて飛ばしている感じだ。
『スニァーク・コンブラス(暗殺者)』
パンチパーマの上に少し埋めているツボの優男。体はガリガリ痩せている。笛を常に口にしている。
目は瞑ってるように見える。
笛の音を媒介にツボからヘビを具現化させて範囲攻撃を得意とする。
ハニョール・コブラツイーナ(無数の蛇で範囲攻撃)
威力値:117000(万覇羅:234000)
ド ン!
「こっちもとばしていきますね-っ!」
なんと優男だったソージがムキムキになって巨大化して腕が八本、顔が三つと増えた。
敵創作士たちは青ざめたァ!
「お、おいおいっ!? 魔獣王いたのか──ッ!?」
「嘘だろォォォ~~~~!!?」
「これは……ッ!? まさかッ!!?」
そうソージは阿修羅の魔獣王だったのだ────ッ!!
ナッセをも苦戦させたほどだぞ!
「ウオオオオオオオオオオオオ!!」
大気を震わせるほどの咆哮でビリビリと全身に響いてきて、烈風が周囲に吹き荒れて破片が飛び交う! 唸るような地鳴り! 絶えず流れていく煙幕!
八つの腕に漆黒の剣が具現化された!!
「闇紋深淵剣!! 残影扇風剣ッ!!!」
ソージは八本の腕をギュルルルルッと高速回転して、周囲に黒き残像を怒涛の嵐のように放つ!!
「私の事も忘れないでおいてよね!」
ウミノも肌を水色に染めてウロコが浮かび、鼻が引っ込んでいって爬虫類っぽい平たい顔に変わる。更に服は着物へと変換されていって、薄布の羽衣を纏う!
眩いまでに美しい輝きを放ち始めていく!
彼女もまた竜宮乙姫と言う魔獣王!!
「『寿限無』は絶対不破のスキル! 思い知りなさい!」
数十人ものウミノは一斉に体術による波状攻撃で敵創作士を薙ぎ散らしていく!
例え一人一人砕かれようとも、際限なく分裂しまくるぞ!
「あらあら~~! 可愛い坊やね~~!」
「でもで糞メスガキは要らないわねぇ~~!」
それに対抗して二人のおネエ創作士カップルが挑む! ドン!
『アサリザン・ミレンバ(狩猟者』
艶の走った男の肢体。おネエのゲイ。ハゲで口紅のウッフン……(略)
『ミューデゥラ・ダイ……(略)
アザリザン「略されたー!?」
ミューデゥラ「略されたー!?」
どが────────────ん! (精神ショック擬音)
チササは身長が二メートルを越えるほどの大女に変身ァ!
露出度の高い水着みたいなもので、大きな胸と細い腰と膨れた尻を余す事なく魅力を伝えていた! ボン、キュ、ボーン!
背中からは漆黒の翼が一対! 子供っぽかった顔立ちはスラリとした美人顔に!
そうチササもまた『天狗』の魔獣!
「もう容赦しねぇだ!! 覚悟してけれ!!」
チササは竹風に槍を具現化すると、肩慣らしとヒュンヒュン軽やかに振り回す。
竹の槍を突き出し、その穂先を突如と伸ばしてきた!
そのまま伸び続ける穂先はズドドドドドドドと、直線上の敵創作士たちを薙ぎ倒していく!!
「ストーム超破竹だべ────ッ!!」
更に豪腕でもって槍を横薙ぎへと振り回す!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!!!
「うわああああああァ!?」
「うぎゃあああァ~~!?」
「ぎょわああ~~!!!」
「ぎあああああァ!!!」
まさに大嵐が吹き荒れるが如しの横薙ぎで、多くの敵をぶっ飛ばすァ!!
「バケモン多すぎねぇか~~!?」
「さっきの妖精王もそうだったし、ヤベェの多いだろー!」
「うぎゃあああああああァ~~!!」
「見ろ!! あっちもヤベェぞ~~!!」
カレー色の巨大な象が「ぱおーん!」と翼のような大きな耳を羽ばたかせて吠える。
艶かしい女性のようなツリ目をしていて、顔が正面と左右で三つ。頭上には煌びやかな王冠。前足と後ろ足がそれぞれ四本で、大きな胴体の上にカレーを乗せている。
ネ○バスならぬゾウバス!! これこそが時空間転移が可能なカレーシャ!
「ぱおおおおおおおおおおおおァ!!!!!」
怒り狂ったカレーシャは合計八本の足で敵陣を突き抜けて薙ぎ散らしていくァ!
顔も三つなので長い鼻も三つ! それによる振り回しは三倍だァ!!
「「「うぎゃあああああああああああァ!!!」」」
流れ弾が時々飛んでくるが時計塔を囲む結界に弾かれてしまう。
依然と動じず仁王立ちするダウート。
それを見定めていたダクライは聖剣による光の刃を複数飛ばすが、同様に弾かれる。
「……ふむ。星獣が破壊した障壁とはまた違うようだ」
「フッ! 貴様と戯れたいのは山々だがなァ……、生憎ゆっくり高みの見物させてもらうぞ! ダクライ!」
「厳しい条件での空間結界。こちら側から破るのは敵わんな」
とはいえ、時空間転移したメンバーは依然と音沙汰なし。
物理攻撃を完全遮断、しかも転移しようとすれば罠にハメる。まさに完全無欠の結界。どっちにしても破るのは容易ではない。
なら、それで最初っから星獣の攻撃を防げば済むはず……。
「ふむ。これは短時間限定の無敵結界……。明らかに時間稼ぎですな」
ダウートは眉を跳ねた。
「あァ……ご名答ァ! 『解脱』完了までの時間さえ稼げればいいからなァ!」
「これは厄介ですな……」
ダクライは好々爺を装っていたが、内心ちょっとヤバいかなーと危惧。
リゥテムは豆腐とモンスターで頑張っている。




