193話「大決戦篇④ ダブルァ!?」
青空の下、地平線にまで見渡せる広大な荒野は戦争するには打ってつけの広さだァ!
オレたちもインド政府軍と名も知らぬインド創作士と一緒に、ダウート率いる敵組織のアジトである『カレー・マハル』へ目指していたぞ!
その数、130万人以上ァ!!
それに対して敵勢力も『カレー・マハル』の眼前で、こちらを歓迎するように25万人に及ぶ創作士が待ち構えていたァ!!
「ダウートさまに触れる事なく死ねいっ!!」
『アリュカ・メベレット(戦士)』
毛深くて筋肉隆々の男。角の生えたカブト、ズボンのオッサン。
斧を振るって敵を駆逐する豪快な膂力を持つ。
ダウートに心酔して忠誠を誓う。相手にしてもらえないが挫けない。
ギアッショ・ザゥアン(炸裂で斬りつける)
スパッシュア・ザゥアン(体当りしてから斬りつける)
ドドゲーナ・ザゥアン(全身全霊で斬りつける最強技)
威力値:67000(万覇羅:134000)
「フハハッ!! 軍人など有象無象の雑魚に過ぎぬわ!」
『フェラーリ・シタイカ(格闘僧)』
紫のターバンとベストを着た優男。クチバシのように唇が異様に長い。
棍棒を使った戦術がt────!
編集長「ストップ! キャラ紹介で尺を稼ぐのはヤメにしましょう」
作者「ぐっ! 見抜かれたかーっ!」
というワケでキャラ紹介は省いたーっ!! メタァ!
ナッセとヤマミは妖精王になって、超高速飛行ですかさず先陣に躍り出たぞ!
「バリアごと消し去ってやるぞ!!」
「ナッセェ!!」
ナッセとヤマミと手を繋ぎ『連動』してパワーが二倍に増す!
一気に噴き上げられる二人のフォースは凄まじいァ!!
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!! (臨場感擬音)
そして地面へ向かって掌を落として広大な魔法陣を展開ァ!! 光の帯が魔法陣から溢れ出して、荘厳と聳える巨大なネコが召喚されたァ!!
地球のように海と陸の模様で、白い雲がまだら模様のように覆う、地球の星獣ァ!!
ズ ン!!
「計画通りにやるぞォー!!」
「ええ! まずはバリアを破る!!」
敵勢力は、そんな急な展開に驚き戸惑う!
「地球さんぶちかませ────ッ!! 地核砲ッ!!」
星獣は口を開け眩い刹那の光を放つ。大地を裂き土砂を巻き上げながらながら超高速光線が一直線と『カレー・マハル』へ突き進む。
阻む障壁が何重も現れるが、ズッと閃光が爆ぜて天高く爆発を巻き起こし、その余波で後方の山脈さえ粉々に消し飛ばす!
ズッドオオオオオオォォォォンッ!!!
吹き荒れる凄まじい烈風で敵味方ともに「うわあああああ!!」と煽られる。
空震はおろか地響きも凄まじい!
大陸さえ割ってしまいそうな破壊力だぞァ!!
バリイイィィィィンッ!!!
な、な、なんとォ────!! 障壁を全てぶち破ったァ──ッ!!
味方たちは「やったァァァァァ────!!」と歓声を上げたぞ!
「なんて凄まじい威力だぞっ! さすが何度も世界を破壊しただけあるぞ!」
「いきなり豪快な事するわね……!」
オレとヤマミはアクトたちと一緒に堪えて踏ん張っていたぞ。ふう……。
「あァ……、お前らも星獣ァ召喚できるとはな!」
気づけば、上空からダウートが直々に落ちてくる!? 戦慄が駆け巡ったァ!
ターバンから漏れた黒髪が放射状に逆立っている。目尻近くから頬まで黒墨が二本ずつラインを引く。更に半裸となっている上半身にも黒墨のラインが紋様として幾重に走っていて、腕や胸の中央にはヒビ割れの様な紋様が浮かぶ。
全身を纏うような湯気も透明な赤色に変わり、激流が凄まじい熱気を放ち噴火のように噴き上げ続けていた。
シュゴゴゴゴゴゴゴ……!!
「だが四首領が繰り出す万覇羅弐を前に無力と思い知れ!!」
イキナリの万覇羅弐状態で如意棒を振るってきていた!
アクトたちと一緒のオレは「危ねぇ!! 気をつけろぞっ!」と注意を呼びかけたァ!
「天空を衝く傲岸不遜なる者を沈めよ! 如意金箍棒!!」
ドズゥンッ!!
「!!!!」
ダウートが如意棒で星獣の頭を叩き、巨体を大地に埋めるほど豪快に沈めたァ!!
ナッセもヤマミも驚愕するしかない!!
この一撃で星獣はバーンと霧散ァァァァ!!?
「くそ!!」
ナッセはヤマミと手を繋いで『連動』!!
収束させた光子が銀河の剣を象っていく!!
超巨大で螺旋状の装飾の中で一本だけが真っ直ぐ伸びる刀身!! ダウートはニッと不敵に笑う!
「おおおおおおおッ!!」
マッハを超えた最強最速の白刃と化して、ダウートへ斬りかかる!!
更にヤマミも雫を取り込んだ杖の先っぽに黒玉を象り、その輪郭を橙が包み、更に周囲に降着円盤を伴う。
ナッセとヤマミは全力疾走で大空を翔け、互い全力の奥義を全身全霊で繰り出す!!
「ギャラクシィ・シャインスパァ────クッ!!」
「ブラックホール・ダークリベンジャ──ッ!!」
な、な、な、なんとォ──────!! 二人で繰り出す三大奥義の一つ『賢者の秘法』!!
思わずオレとヤマミはアクトたちと一緒にそれを目の辺りにしたぞ!
「ダブルで繰り出す奥義はなみたいていな威力じゃないぞっ! これは喰らえば四首領とてただではすまないんだぞーっ!!」
「ええ。『連動』してから二倍で更に二倍だから、とんでもない威力よ!」
リョーコも「いっちゃえ────っ!!」と拳を突き上げた!
インド政府軍は「これは勝ったァー!!」と歓喜!
ダウートはクワッと恐ろしげな形相を見せ、如意棒を振るう!!
「我が神の鉄槌で金輪際吹き飛べ!! 如意金箍棒!!」
ド ガ ン!!!
「!!!!」
横薙ぎ一閃とダウートの振るった如意棒から漆黒の雷が放射状に迸り、ナッセの銀河の剣とヤマミの黒天の杖を揃って粉々に打ち砕き、もろとも二人を吹き飛ばすァ!!
ナッセとヤマミは白目で吐血し、変身が解け宙を舞って、荒野へドサリと撃沈……!
血塗れのまま気絶でドン!
インド政府軍もみんなも呆気に取られ、目の前で起きた信じられない光景に愕然するしかない!
まさか、あのナッセとヤマミを一撃で沈めるなんて誰も思わなかったァ!!
「なんて事だ!! まさか瞬殺だと……ぞ!?」
「うそ……! こんなのって、ヤミザキ級よ……!」
オレとヤマミも絶句するしかないァ……!
以前、ヤミザキに奥義で挑んで敗れたのと変わらねェ光景だぞ!
あの奥義が、と誰もが戦慄したまま動けない!!
逆に敵勢力は勢いづいている!
気絶しているナッセから『六道石』を取り出し、不敵に立ちはだかる四首領ダウート!
しょっぱなから奪われてしまったァ!?
「茶番劇は終わりァ……! さァ今度は俺が面白いショーを見せてやろうァ!」
ド ン!
アクトもリョーコもマジンガもみんなも、そしてオレとヤマミは戸惑うしかない……。
こんなヤツを相手に一体どうすればいいんだ!?




