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190話「大決戦篇① 八武衆ァ!」

 恐ろしい威圧を漲らせているダウートは威厳溢れる顔でズンズンと宮殿内の廊下を歩んでいた。

 手下たちはビクッと畏怖して怯える。


「うわああああァ!! だ……ダウートさまが廊下を練り歩いているァ!!」


 彼はとある部屋へ向かっていた。

 その部屋は大広間は天井まで吹き抜けになっていて、テーブルには豪勢な料理が並べられていて八人のインド戦士が囲んでいたァ!

 ド ン!


「そろそろ『八武衆(アート・ディコイト)』の出番が来ると思ってなァ……」


 広間へ入ってきたダウートの言葉に八人が注視する。

 ダウートは悠然とテーブルまで歩き、席に着いた。そしてワインを(すす)ったぞ。

 気分を落ち着かせた所で、最初の一人目へ振り向く。


「お前はいつも何を考えているか分からんなァ!」

「少し黙れ」

「……」

「あ、スミマセン。図に乗りました。棒を向けないで死ぬ死ぬ!」


 黒髪オールバックのイケメン青年! 濁ったような黒い瞳! 耳にピアス!

 オーラに包まれたアルバムを読んでいる!

八武衆(アート・ディコイト)黒狼師(クロウシ)フシュール・チョウダン』

 ド  ンッ!



「お前は相変わらず強そうだなァ!」

「……っす! リンゴジュースないですかねェ」


 二メートルもの優男! なのに得体が知れない!

 コートを着ているが筋肉質なのが上からも窺えるァ!

八武衆(アート・ディコイト)澄垓惚(ズガイコツ)ブラァーザ・ネェヤル』

 ド  ンッ!



「お前はいつも鍛えてばっかだな! サダハル!」

「……タツサダだ!」

「そうか済まんな」


 肉を咥えながら「ヌンッ! ヌンッ!」と腕立て伏せを繰り返しているァ!

 中肉中背ながらもスマートに鍛えられた体格! タンクトップ! キリッとした顔で黒髪!

 ナッセとクリシュナを足して二つで割ったような風貌だァ!

八武衆(アート・ディコイト)路裏魂(ロリコン)タツサダ・ジョージ』

 ド  ンッ!



「お前は仮面つけたままで食べれるのかァ!?」

「問題ないのだ……問題はな」


 円を書いただけの妙な仮面に両目の穴! 黒いフードで包んでいる!

 どこから食っているのか分からないが、ズズズズと渦を巻いて食べ物を吸い込んでいるようだ!

八武衆(アート・ディコイト)義征弍無(ギセイニナ)フールニィ・ダマチハラ』

 ド  ンッ!



「お前はせめて女らしくして欲しいものだがなァ!」

「マスター! それはセクハラというものだ!」


 ピンク髪のロングが美しい!

 豊満な胸と尻がデカい! 美人顔なのにキリッと怖そうァ!

 煌びやかな装飾のインド衣服が豪勢だァ!

八武衆(アート・ディコイト)八宝武陣(ハッポウブジン)ウェールザ・ロォズピンク』

 ド  ンッ!



「お前はマンガみたいなヤツだな!」

「アーッハッハッハッハッハァ!!」


 黒いパンチパーマで大笑いが絶えない四頭身のチビっぽい!

 腕をグイーンと伸ばして肉を口に放り込んでリスのようにホッペが異常に膨れる! 頬張ると喉にコブが下へ移動するとボムンと一瞬で消化ァ!

 イヒヒヒ、と含み笑う!

八武衆(アート・ディコイト)自由人(フリーダム)ディアルフ・ゴーカムニ』

 ド  ンッ!



「お前は頼もしそうに燃えてんなァ!」

「おうよ! この組織は俺の家族だァ!!」


 赤髪ボサボサで自信満々な顔! 両拳からメラメラ炎が漏れている!

 赤いマフラーが炎のように揺らめく!

 ベストとズボンという簡素な衣服で、腹筋が割れているのが見える!

八武衆(アート・ディコイト)紅蓮男(レッドマン)サマァツ・イエヌディ』

 ド  ンッ!



「今回も頼むぞ!」

「委細承知!」


 寡黙な厳つい顔の大男! サムライらしく着物を着ている! 腰に刀と脇差!

 重厚なオーラが立ち込めている!

八武衆(アート・ディコイト)旗雷鬼(ハタラキ)ラジュタ・ルィギズ』

 ド  ンッ!



「へへへ! 神であるワテに任せれば男どものハートはいただきだぜ!」

「……?」


 小太りの角刈りの冴えなさそうなオッサン!

 変に自信満々で男色家! 毛深くて半裸! 変態だ!!

 自ら神(自称)を名乗る男!

九武神(ナイン・ゴッド)男愛好(オトコスキー)ラッシー・ブーマタボク』

 ド  ン!?


 ラッシーはダウートの股間をサスサス触ってデヘヘとご満悦になる。

 如意棒が超高速で振るわれたァ!!

 スローでラッシーの頬を(ゆが)ませるように棒が食い込んでメシィ……!


 グシャア!!!


 壁に鮮やかな真紅の花を彩ってしまったが、ダウートは気にしない。

 この殺人現場でさえ昼下がりのカレーとナン食と何ら変わらない平穏なものだからな。


「アイツら六道輪廻の六界をメチャクチャにしやがったァ! これからヤツらの『六道石(りくドォせき)』を奪え!! それこそが太陽系の平和へつながる希望の宝玉だ! 望むはヤツらの首と石! 頼むぞァ!!」


 八武衆(アート・ディコイト)は揃って笑みを浮かべていく。

 血気盛んな紅蓮男(レッドマン)サマーアは「よっしゃァー!! 俺に任せろ!!」とガッツポーズのように拳を突き上げ、口から炎を息吹く。

 冷静沈着な八宝武陣(ハッポウブジン)ウェールザは「先走るな。恐らく強敵ぞろい。一筋縄で行かぬ」と(たしな)める。

 義征弍無(ギセイニナ)フールニィは「このオレとダンスできるヤツいるといいがなァ」と冷酷な目を見せてくる。


 ダウートはそんな個性的な彼らを頼もしいと思えた。

 これまでも、そしてこれからも彼らと友に同じ志を持って我が道をゆくだろう……。

 例え、ナッセやアクトたちが史上最強の難敵であろうとも、彼らとならくぐり抜けられると確信し得るァ!


「では、行くぞァァァァァ!!」

「「「おおおおおおおおおおおおおおおァ──!!!」」」」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!


 ダウートと八武衆(アート・ディコイト)の奮い立つ威圧で『カレー・マハル』は震撼したァ!!

 そして遥か数十キロ範囲にまで波紋のように広がっていって、大勢のインド人は次々と泡を吹いて昏倒していくァ!

 これほどまでに圧倒的すぎる覇k……威圧だァ!! ド ォ ン!

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