159話「開幕篇⑧ 即・世界征服ァ!!」
なんと四首領ダウートが木星の星獣インドラを召喚してきた!?
リゥテムの地竜神アース・オブ・カタストロフでさえ赤子みてぇに小さく見える!
マジンガ、ジャオウ&スピリア、ソージ&ウミノ、カイガン、オオガ、チササ、カレン、リゥテム、地竜神アース・オブ・カタストロフ、城路本家は呆気に取られていく!
ズズズズズズズズズズ……!!
ギョロリと見下ろすインドラにはかつてない戦慄を感じる。
オレもリョーコ身が竦んでいる。
……逆上するな、そう言われたがコレなのか?
「カレエエエエエエエエエエ!!」
「カラアアアアアアアアアア!!」
インドラが二つの口から異なる咆哮を同時に上げてきた!
地響きが激しくなり、吹き荒ぶ烈風で破片と煙幕が流れていく!
そんな戦慄にちらほら参加者が逃げ出す。
「面白い事を見せてやらァ……!」
ダウートはパチンと指を鳴らすと、『カレー・マハル』の上方で複数のモニターがブブブンと出現したぞ。
それは各国の様子を映し出している。
多くの人がいつもののように日常を過ごしているのが映っている。
ま、まさかっ!!
「はあッ!」
気合いを入れたオレは足元に花畑を広げ、背中に三対の羽を浮かせ、髪をロングに伸ばし、フォースを噴き上げて妖精王化する。ボンッと周囲に煙幕が吹き荒ぶ。
そんな変身に周囲の人々は「うわァ! 変身したァ!?」「凄まじい覇気だ!」「バケモンだァ!」と各々驚く。
城路本家は目を丸くして呆然。鼻水を垂らす。
「あ、アレは……なんなのだ……?」「知るかよ親父……!」
ポコポコとオレの足元で咲き乱れ続ける花畑が、人外としての異質さを醸し出している。
太陽の剣を生成して、その切っ先をダウートの向けてキッと睨む。
「星獣で脅して世界征服でもするのかぞッ!?」
ダウートはオレに気付き、しばし訝しげだったがニッと笑う。
「だははは……! 妖精ァ……、そんなつまらん事をする為に星獣を召喚したとでも思ったかァ……?」
「な、なにっ!?」
「じゃあ何の為に召喚したのっ!?」
今度はリョーコが斧を振り上げてダウートへ怒鳴る。
それでもダウートは有象無象を見下すように「フン!」と目を細める。
「見ておれァ……! インドラ形態変化!!」
ダウートが左手を掲げると、背後のインドラは宙に浮き始めてギュルルルっと球状に丸まっていく!
それは超回転を繰り返していって、やがて見慣れた惑星へと姿を変えた。
「も、木星が!!? ここにっ??」
な、な、なんとぉ────!!? ミニ木星が空にっ!!?
誰もがあんぐり口を開けて仰天するしかない!
木星がそこにあるかのように潮汐力がズズズズって感じていく。
「発動せよァ!! 『寿・限・無・印・度』!!!」
カッとミニ木星が輝き出す!!
オレたちは思わず腕をかざして顔を庇う。眩しっ!
その眩い閃光は余す事なく地球へ降り注いだ。光が届かないはずの裏側にさえも回り込んで照らしてしまう。地球全ての世界が昼間のようになったのだ。
すると眩しがっていた人々はダランと呆けるように突っ立っていく。そして徐々に肌色が濃くなり、顔付きも濃くなり、頭にターバンがシュルルルと巻かれていく。
信じられない事だが、人類全てがインド人になったのだ。
「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」「インドジーン!」
全人類はそれを連呼して、不気味なほどにバンザイし続けていたぞ。
それらの様子が、『カレー・マハル』の上方で複数のモニターで映し出されていた。
インドにいるオレたちはなんも影響を受けなかったのが不思議だが、こうして全世界がインド化された事を見せつけられてしまった。
オレはワナワナ震えるしかなかった。
まさか、この場で世界征服を実現させるとは────ッ!
「だはははははははァ!! これで地球はインドになったァ!!!」
両腕を左右に広げ、勝ち誇ったかのように笑うダウート。身勝手すぎる!
……もうキレていいかぞ!?
あとがき
これはフィクションですw




