138話「闘札回廊編 ~回廊魔物」
「古代決闘っしゃ~!!!」
ロリっぽいミカちゃんが杖を振りかざしたぞ!
すると三体の邪神が「グオオオオ!!」と一斉に襲いかかってきたぞ!
「【邪神天龍クラヤスクミ】の攻撃!! 落雷穿!!」
妖精王になったオレはビッグ太陽の剣で構え、降り注ぐ落雷の嵐を跳ね飛びながら回避しまくっていく! それでも落雷の嵐は砂上を穿ち続けている!
「【邪神翼鳥アンコワーイ】の攻撃!! 孔雀貫!!」
すると漆黒の孔雀が尾っぽから矢のように羽毛がビュンビュン放たれて、オレは垂直に飛んでかわす!
その隙を逃さず漆黒の魔神が巨大な拳を振り下ろす!!
「【邪神巨兵シャドキョウフ】の攻撃!! 邪闘鉄槌!!」
オレは身を軽やかに翻して拳をかわす! そのまま拳は砂上を穿ち、巨大なクレーターに陥没していった!
ドゴオオオオォォォォン!!!
凄まじい破壊力にも怯まず、次の攻撃に備えて動き回っていく!
漆黒のピラミッド周辺でドゴーンバゴーン飛沫を噴き上げて激戦は繰り広げられている!
出入り口の扉へたどり着いたノーヴェン、ミコト、コマエモンはその様子を見ていた。
「あれなら大丈夫ですネ……」
「うむ。先を急ぐでござる」
巨大な扉に手で触れるとギギィと開かれて、その隙間から三人は入っていった。
それを見届けてオレは安心できた。
「これで思いっきり遊べっぞ!」
三体の邪神のそれぞれの攻撃を俊敏な動きでかわし続けていたが、それもここまで!
魔神の顔を太陽の剣でガスッと殴る!
そのまま漆黒のピラミッドへ押し倒してドズゥ……ンと振動を与えた。
「なんなのでしょ~!! イラつくっしぃ!!」
ムキになったミカちゃんは杖をぶんぶん振るって、周囲に【豆腐】を数個設置していく。
二人の男はさっきの振動でしゃがみこんだままだ。
「サンライト・ライズ────ッ!!」
太陽の剣で斬り上げて、天龍のアゴを打つ!
続けて「フォ──ルッ!!」と剣を振り下ろして天龍の頭上を叩き落として、その下の孔雀を巻き込ませた!
バゴーンと二人重なって地面に叩きつけて、砂煙を巻き起こしていく!
「ぬおっ!! よくも! クラちゃんとアンコちゃんを~~!!」
ミカちゃんはぐぬぬーと拳を震わせて怒り心頭だ!
そんなミカちゃんの感情に従って三体の邪神はオレ一人へ殺到だ! 嵐のような攻撃が降り注いでくる!
それでも粘り強く捌いたり回避したりで凌いでいったぞ!
ズズーン、ドズーン、漆黒のピラミッドの内部にも振動が伝わって来る最中、ノーヴェンは目の当たりにした光景に難色を示していた。
なぜなら迷路のように縦横無尽に入り乱れていて、扉が多かった。あちこち階段が多くて無駄とも思える程に入り組んでいる。
「とりあえず上へ行けばいいのでござろうか?」
「闇雲に行っちゃ危ないZE! 恐るべき罠が息を潜めているかもしれないZE!」
「……行きまショウ」
とりあえず周囲に【豆腐】を六個設置して、それはミコトの移動に合わせて追従する。
これでいつでも攻撃も防御も可能。
すると円盤のような魔道具がブーンと床を張って現れたぞ!
【古代の円盤掃除具】
闇属性・邪神族・レベル1・決闘力:1000
能力:床の汚れやゴミを吸い取って掃除する事ができる。
解説:三〇万年前に開発された掃除具。自動で床を這っていかなる汚れをも除去せし使者。
ノーヴェンが「あれはヤバいデース!! ハンカチで頬をさすらないと!」と叫び、ミコトはハンカチを取り出して頬をコスコスコスコスコス擦りまくって戦慄するが、コマエモンは冷淡な顔で魔道掃除具を蹴っ飛ばす。
下へガンガンガン転がり落ちてバゴーンと爆散。
沈黙するノーヴェンとミコト。
「先を急ぐでござるぞ」
コマエモンが歩いていくのをノーヴェンとミコトは気まずそうに付いていく。
二十分くらいか迷宮を歩いて、上へと目指していた。
すると曲がり角から、巨大な分厚い本がヌウッと現れたぞ! しかも三冊!!
【古代の子弄子弄】
闇属性・邪神族・レベル1・決闘力:3500
能力:子どもを楽しませる漫画がいっぱいあって夢中にさせる事ができる。
解説:三〇万年前に出版された雑誌。子どもを楽しませる使命を帯びて自ら徘徊しているぞ。
ドドドドドドドド!!
ノーヴェンは「あれが三冊も!!? さすがにヤバいデース!」と焦る。
コマエモンはため息をついた。
抜刀して素早く刀を振るう。が、ガキンと雑誌は弾いてしまう。
「なにっ!!?」
逆に雑誌がグワーッて開いてきてバチーンとコマエモンを挟んでしまう!
「いかん!! Dカウンターが回り始めたZE!!」
「全裸にしないと二ターンで死にマス! ミーはこのカードを召喚しマース!!」
【衣服剥ぎ男】
水属性・水族・レベル1・決闘力:4000
能力:対象のキャラカードを全裸にする。
解説:男でも女でもとにかく服を剥ぎ取って全裸にしてしまわないと気が済まないぞ。注意。
オーラで包んだコートを着ただけのオッサンが挟まれているコマエモンの着物をビリビリと剥ぎ取ってしまったぞ。そしてミコトは「更に──!」と【豆腐】を二個生贄に捧げていく。
するとオーラで包む巨大な牛乳パックがバンと召喚されたぞ!
【大いなる牛乳】
魔法カード・速攻
能力:以下の効果を選べる。●ミルクを飲む。●対象にぶっかける。
解説:大きな牛乳パックにより大量のミルクを収納できた。問題点は重くて運べず、場所がかさばる事か。あと腐りやすいから早めに飲もうね多いけど。
パックを傾けて三冊ともミルクびたしにバシャアアアアン!!
すると雑誌はシナシナ萎びていってボカーンと撃破。無事倒せたようだ。
全裸になったコマエモンはミルクびたしで白目絶句……。
「ある程度は普通に戦える事がありますガ、通用しない事もありマース!」
「…………そうか」
全裸のコマエモンは痛感しながらも、股を両手で隠し足を内股に締めた。
「こうしている間にも城之……城路君は命懸けで決闘し続けているんだZE!」
飛びかかる三体の邪神の同時攻撃を、オレは太陽の剣で一身に受け止めていた! ズドン!
超重量の攻撃に押し潰されまいと踏ん張る! ギリギリギリ……!
「ぐぐっ!」
ミカちゃんは「ザッコじゃん! ザ~ッコじゃん!」とニヤニヤしながら煽ってくるぞ!




