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118話「新・無頼漢!!④ ダンジョン攻略」

 オカマサ、ドラゴリラ、テンチュ、ボホモ、ナウォキ五匹の漢が洞窟(ダンジョン)を進む!


「……この辺りから中層フロアってトコだろう」


 ノートにマップをカキカキしていたオカマサ。

 階層が存在せず、無数入り乱れる(くだ)のようなルートが窺える。四角いフロアと長方形のバーによる通路で()()しされている構成だが、まるで別の世界と繋げているかのような感じに見えなくもない。

 彼らは探索系スキルをほとんど持たないので、ノートにマップを記したりするしかない。それでも充分に把握していた。


「まだ回復アイテムや体力回復アイテムも余分にあるんやね」


 下ろしていたリュックの中のアイテムを確認したドラゴリラは報告。

 誰も収納本を持たないのでリュックに詰めて、力持ちのナウォキが背負って頑張ってくれている。

 もちろん小さなリュックでみんな背負って緊急に備えている。


「僕かて余裕だ。中立的にここは進んでも問題ない」

「ナオーッ! 確かにな」

「ボホホッ、テンチュでさえ余裕なら安心でちゅね」



 その後も漢五匹は進み続けて数十分……。


 川が横切るフロアで、勘のいいオカマサとドラゴリラがサッと身構える。

 それに緊張してテンチュ、ボホモ、ナウォキも腰を低くして警戒……。


 地面から影が滲み出して、でっかいカタツムリのモンスターが二匹現れた。


「ピピィィ────ッ!!!」


【ハイパークミーン】(カタツムリ族)

 威力値:6300

 小、中型トラック位の大きさ。カラに篭って高速回転攻撃する。壁に跳ね返ってあちこち転がる。最高速度は時速200kmに達する。エンドレスで転がるので厄介ぞ。下級上位種。

 

「な!! ハイパークミーンだと!!」

「中層フロアやから、より強いモンスター出てくるんや!」


 オカマサとドラゴリラは驚愕した!

 あのカタツムリこと「クミーン」の上位モンスターである「ハイパークミーン」!!

 クミーンの能力を数倍凌駕(りょうが)する上位互換(じょういごかん)モンスター。特に守備力が堅く、生半可な攻撃技スキルではダメージを与えられない厄介なヤツだ!


 ハイパークミーンは「ギィィィ」と威嚇(いかく)するように唸り始めると、同時にドラゴリラは即座にゴリラに身を変え、拾った岩石を投げつけて怯ませる。ガンッ!

「ギイッ!!」

 その(すき)にオカマサは瞬時に間合いを詰めて、二刀流のナイフでハサミのように軟体の首を()()る!

「ギィイイアア!!」

 大量の体液をぶちまけて倒れる。


 もう一匹もドラゴリラが「うほー!!」と駆け出して、後方に(ぞう)を召喚して!


(ぞう)ちゃんパ────ンチ!!」 バキ!!


 ハイパークミーンのカラを地面に殴り倒し、そのまま(ぞう)の重量で乗っかかる。そこをすかさずオカマサがナイフでザクッと首に突き下ろして仕留めた。

 痙攣し次第に動かなくなっていくのを確認して、オカマサは一息つく。

 役目を終えた(ぞう)はボンと煙になって消えた。



「す……すごいな……!! 二人の息はピッタリすぎるかて……!」

「手際よい仕留め方でちゅね」

「なぜ、急いだんだ?」


 気になったナウォキに問いに、オカマサはハイパークミーンの死骸を足蹴(あしげ)して説明し始めた。


「ハイパークミーンは威嚇してからカラにこもって高速回転で縦横無尽に転がりだす。あちこち壁を粉砕しながら跳ね返り続けて、段々と加速していく。そうなったら誰も止められない」

「やから、転がり出す前に先制攻撃で仕留めれば楽に倒せるんや!」

「それにコイツらの攻撃力は高速道路を走るトラック並だからね。まともに張り合うと死ぬかもしれない」


 息を呑むテンチュ。

 経験が豊かなベテランならではの解説だ、誰もが感心した。オカマサたちがいなかったら苦戦してただろうと察する。

 そしてまた再び進む。いくつかのフロアを通り過ぎていく。



 今度はイノシシ並の丸い耳の大きなネズミが九匹ぞろぞろ……。

 チュウチュウ鳴きながら、小さな火炎球(ホノ)を続々と飛ばしてくる。


【魔法ネズミ】(獣族)

 威力値:3500

 通常動物のイノシシ並の大きなネズミ。ねずみ色の毛色。知能が高く二足歩行もできる。集団で火魔法ホノを連発してくる強敵。これで全滅するパーティーも少なくない。下級中位種。


「魔法ネズミだ! 初級火魔法(ホノ)を連発してくるが五発が限界だ! そこを狙え!」


 オカマサの注意勧告を受けてテンチュは「くだらん!」で火炎球を弾き、偶像化(アイドラ)の曲刀で裂く。

 ドラゴリラも手際よくネズミをゴリラパンチで殴殺。ナウォキもボルガーナックルで殴殺。ボホモは鉄球を操作して火炎球を弾きまくって、隙を突いて殴殺。

 最後にオカマサが機関銃をパパパパパと乱射してネズミどもを射殺。


「よし! これなら異世界まで突破できそうだね」「絶好調やん!」


 オカマサとドラゴリラは士気(しき)高揚(こうよう)と腕をぶつけ合う。ガシッ!

 ……と、その後の三日間で幾多(いくた)のモンスターをバッタバッタ倒しながら進んでいったぞ。



RESULT(リザルト)】 テロテロテッタッタ──!


 博水(ヒロスイ)オカマサ(威力値:2950→4300)

 馬淵(マブ)ドラゴリラ(威力値:4100→4700)

 馬淵(マブ)ナウォキ(威力値:4600→5200)

 得露主(エロス)テンチュ(威力値:1680→3590)

 偈埒(ゲレツ)ボホモ(威力値:2200→3760)

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