114話「全国大会 ~終幕!」
────仮想対戦・明治魔導聖域! 最終日・閉会式!
掲げられた立派な装飾の槍には深紅の大きな旗が取り付けられている。その旗には金箔での優勝の文字と太陽マークの豪華な装飾が刻まれている。パタパタ風に揺れていた。
その優勝旗を授かったフクダリウスはペコリと頭を下げた。パチパチと拍手の嵐が飛んできたぞ。
次はオレが優勝盾を授与されて自身でもびっくりしたぞ。
こんなに大きくてズッシリする重みでこれが“優勝の重み”なのだと、しみじみと想いがこみ上げてくる。長かったようで短かった秋季全国大会……。
拍手の嵐の最中、さっぱりしたオレもペコリと頭を下げて整列に戻っていく。
オレたちは並んで、観客や選手たちの祝福を一身に浴びていた。
準優勝校が銀箔の準優勝盾を授与されて頭を下げるのが見える。
……シュジンコー学院じゃないのがまた哀愁漂う。
「本当はジャキガン学院と対戦いたかったのかな?」
「大会で何が起こるか分からん。そしてこれが結果だ。お前が気に病む必要はない」
「ああ」
今度はオレたちが金メダルを首にかけてもらっていく。
それが終わったら準優勝校のメンバーに銀メダルが授与されていった。
…………と言うのもジャキガン学院の初戦敗退がショックでシュジンコー学院は二回戦でボロ負けしたのかもしれない。
今度こそ勝ってやると息巻いてたのに、よく知らんモブ校に勝利をかっさらわれたからな。
しかも実力でこの結果なのだから、気力が萎えたと思う。たぶん。
フクダリウスの言う通り、気に病んでもしょうがない。
さて唐突で申し訳ないから、優勝までの経緯を説明するね。メタァ!
二回戦の『ウズマキラセン学院』との対戦!
渦を巻く『増幅』によって倍増した『衛星』による絨毯爆撃を繰り出してくる強豪チームだぞ!
だがオレはヤマミと一緒に繰り出す奥義で対抗だ────っ!
「サンライト・インフィニティドッキング∞ーッ!!」
大地を穿つほど巨大球状ミキサーが猛威を振るい、凄まじい旋風を巻く!
この一撃によりあっという間の決着!
準決勝戦の『カオスマックス学院』との対戦!
全員が白黒混ぜたようなユニフォームを着ていた特徴的な選手。一癖も二癖もある強烈な創作士だった。
ここまで来ると手強かったぞ。(ジャキガン学院ほどじゃないけど)
「フクダリウス・サイクロン────ッ!!!」
フクダリウスの大技が相手選手を全員巻き込んで、上空へ舞わせた!
それぞれの選手をオレたち全員が空中で極め────!
「フクダリウス・ツイスタードライバーッ!!」
「サンライトフォール!!」
「ヤマミ・偶像化式メテオスープレックス!!」
「ローリング・デストロイヤーッ!!」
「エレナちゃん・ムーンサルトヒールキックゥゥー!!!」
ガガガガガァァァン!!
落下技で相手チーム全員を地面に叩きつけて、完全完璧完勝ッ!!
決勝戦での対戦校『レジェンドリフジン学院』にはビックリさせられたぞ!
なんたってシュジンコー学院を二回戦で完封勝ちしたという強豪校だぞ!
こっちを優勝させまいとばかりにスゲーの展開してきたぞ!
なんか黒いお化けっぽいのや、緑の長ーいドラゴンみたいなのや、海の神と呼ばれる白い海竜なのや、時空と空間を司るっぽい二頭のドラゴンなど、色々珍しいモンスターを召喚してきて、ドゴーンバゴーン蹂躙してきたぞ!
(いずれも本来なら対戦では使ってはいけない伝説系モンスターらしい)
なので、こちらも失礼のないよう地球の『星獣』を召喚して差し上げました!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
地球柄の巨大なネコが威圧感漲らせて、山のように聳えていく!
「でっっっっっっっか!!!」
「そんなの反則だろおぉぉぉお!! りふじいぃぃぃんっ!!」
「こんなんズルいじゃねーかああああっ!!!」
「待て待て待て待てっ!!! こんなんアリかよっ!?」
「さては改造でもしたのかっ!? このチート野郎があああっ!!」
「おまえらが言うなあああああああっ!!!」
ド────────────ン!! (天地崩壊レベル)
地球さんのおもてなし砲撃はお気に召したでしょうか?
……って事で、ついに仮想対戦・明治魔導聖域を優勝だぁ────ッ!!
「うお────!! やりやがったな────────!!!」
オレたちは笑顔で和気藹々と揉み合った! わあああっ!!
はい説明終わり。最後に歌の斉唱で閉幕していったぞ……。
みんなで並んで記念写真を撮ったりして、輝かしい思い出を作れた。
全力を尽くして優勝まで勝ち抜いてきたという達成感で感無量だ!
晩は宴会っぽい食事会でワイワイガヤガヤ楽しみました!
ジャキガン学院やらレキセーンモサ学院やらエンターコミック学院やらも加わって、はっちゃけたりしました!
相変わらずソージとウミノが公然キス魔を披露! 押し倒すのヤメれ!
楽しそうな笑い声がいつまでも木霊し続けていったのでした……!
これにて『秋季大会編』は終わりだぞー! いえーい!!
次章告知!
次は特別に二日ごとに更新ですー! ヨロー!
暑苦しい熱血漢たちの戦いを刮目せよっ!!




