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魔法少女アリウムフルール!! 魔法少女を守る魔法少女の話 + 魔法少女を守る妖精の話  作者: 伊崎詩音
魔法少女を捕獲せよ

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奇妙な噂

「と言うか、美弥子さんも魔法少女についてご存じなんですね」


「はい、私は諸星家に骨を埋めるつもりなので特別に教えていただきました。千草様と墨亜様のご両親である、奥様と旦那様も勿論ご存じです」


髪を洗われながら、そう言えばとあまりに自然だったために気にもなっていなかった疑問を口にする


返って来たのは、まぁ予想がつく内容だ。メイドとして、千草と墨亜の世話もすることが多いだろう美弥子さんが、二人が魔法少女であることを知らないと不便なことも多いだろうし


「それと、諸星ってあの諸星ですか?」


「どの諸星かは分かりませんが、諸星グループの事を指しているなら、その通りですよ。会長の弟にあたるのが旦那様なので、本家筋ではありませんが」


「どっちにしろ、二人はガチガチのお嬢様だったのね……」


諸星、と聞いてもしやとは思っていたが、やはりその通りだったか


諸星グループとは、10年前の魔獣が発生した当初、当時の交通網が魔獣によってズタズタにされ、世界各国、様々な地域が孤立無援の状況に陥った時に、大規模空輸によって一気に販路と売り上げをブチ上げた総合商社だ


元はこの辺りでそこそこの規模を持つ、地方の中小企業だったらしいけど、社長が趣味で持っていたと言うセスナ機数機でちょっとずつ販路と空路を独自に確保


当時の諸星商社(現在の諸星グループ)が得た独自の販路には、本来陸や海から運ばれるものが殺到し、ここで後々の資金を確保したと言う


やがてセスナ機からジェット機へと変わって行き、ジェット機からジャンボへ、機体の規模を拡大

後に魔法少女の協力もあり、度々あった飛行型魔獣の遭遇も減り、より安定した空輸を実現した諸星商社は、その規模を国内から世界へと広げていった


そして10年。今や諸星グループは世界を股に掛けるスーパーワールドワイドな企業へと成長し、本社をこの街から、東京へと移していった


「現在会長を務めている旦那様のお兄様は、当時のこの街から受けたバックアップを忘れてはおりません。故に、弟である旦那様をこの街に据え、主に東日本全域の管理、監督を任されているのです」


「はぁ、何というかスケールが大きすぎて、私には付いていけないですね」


間違いなく、今の世界を支えている一流企業の一つ。そのトップの弟の家系ともなれば、とてつもないお金持ちであることはどうしようもないくらい明白だ


ウチの実家も、それなりだとは思うけど、いやはや流石に本物には負ける

一度、この邸宅がどのくらいの規模なのかを、ハッキリ確認したいところだ


なんせ足腰が立たないせいで窓の向こう側の様子も殆ど見れていない。どれくらいの規模の豪邸なのだろうか


「お湯を掛けますね。目を瞑っていてください」


「はーい」


そんな事に思考を向けていると、いつの間にか洗われていた髪の毛がシャワーで洗い流される。あまりにも心地よくて、全く抵抗出来なかった。人にやってもらうと言うのは、ここまで気持ちの良い物なのだろうか


普段、他人に髪の毛を洗ってもらう機会なんて精々美容室くらいだ。数ヶ月に一回程度の話であるし、それを考えても美弥子さんの手は、これはこれで魔性の心地よさを持っているように思える


「次はお身体を洗いますね。リラックスしていただいて、構いませんよ」


「ふぁーい」


あまりの心地よさに思考まで緩んで来た気がする。こんなに居心地が良いのを体験して、俺は本当にここから出る事が出来るのだろうか


何か別の意味で不安になって来たが、その思考も美弥子さんの魅惑のマッサージ込みのボディケアですっかりとろかされてしまう結果になった


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