表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/40

お肉が高いなら昆虫を食べればいいじゃない!(その1)

 どうも、熊ノ翁です。

 消費税の増税の話が出ている昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 熊のスーパーでも、うどんやパスタといった独身男性手抜き用食材達が軒並み値上げをはじめまして。

「うへぇ、こりゃキッツいわあ」と思いながら買い物カゴに突っ込む今日この頃です。


 ニュース記事で手取り13万円の人が「今日はお肉が食べられた。よかった」みたいなコメントをしていましたが、もう本当にそういう感覚が当たり前の時代になってくるのかもしれませんね。

 ええと、確か江戸時代の下級武士の皆さんの食生活がそんな感じだったとかってのは、歴史雑学の記事で読んだような。

 月に一度魚が食えりゃ御の字みたいな。


 さて、そんな厳しい世の中で、それでもどうにかお肉を食べたいとなったら、これはもう新たな食材を探求するしかないでしょう!

 来るべき、牛豚合いびき肉100g300円の高級食材となる恐怖の時代に備え、我々限界庶民は食の新世界を開拓せねばならんのです!

 どこを開拓するのかって?


 そう、昆虫です!

 お肉が無ければ昆虫を食べればいいじゃないッッ!


というわけで、限界庶民代表の熊、さっそく調べてまいりました!

 この昆虫食シリーズ、一応全三回程度でお送りしようと考えているわけですがな。

 第一回の今回は、出来るだけ日本にもなじみのある、食べるうえで親しみの持てる虫さんチョイスしました!

 お肉大好きな皆様は、どうぞ未来のスーパーで昆虫が並び始めた時にでも手に取る参考にしてください!


 それでは、今回のゲストを紹介しましょう!

 中二病にはたまらない、黒く輝くボディを持ち、素早い動きとステルス機能に定評のあるアイツ!

ご存じ、ゴキブリだぁぁぁぁ!


 ああ、ブラウザバックするのは待ってください!

「のっけから上級者すぎるやろ!」という声が聞こえてきそうな不快害虫の王様なわけですが、まあその、アレです。

 ほ、ほら、なんというか身近な存在で親しみはありますよね?

 だってゴキなんて人間が生活送ってりゃほぼ必ずと言って良いほど見るものですし。

 身近な存在で親しみがありゃ良いってもんでも無いですが。


 映画のスノーピアサーとか、ディストピアなSF作品じゃ定番となる食材のゴキちゃんなわけですが。

 これなんで選んだかってーと、知名度の高さはもちろんなんですが実際に結構世界で食われてるっぽいんすよね。コイツ。

 や、少し調べてみてびっくりしたんですけども。


 ゴキブリを食用としていた国は、中国、ブラジル、ベトナム、タイ、メキシコ、ナイジェリア、カメルーン、コンゴ、イギリス、そして日本と。

 そう、日本って食ってたみたいなんすよな、ゴキブリ。


 あと意外なのがイギリス。

 なんでも1800年代くらいまで、酢につけてジャムにしてたとか。

「なんつー発想や、恐るべしイギリス」と思うと同時に「イギリスなんて寒い土地で熱帯生まれのアイツ等よく生きていけたな」と妙な感心もしてしまいました。


 あと、お隣中国ではこのゴキさんは漢方薬として現役で使われているそうでして。

 䗪しゃちゅうという名前で、血行改善、鎮痛、抗がん作用等の効能で使われているそうです。

 ゴキの種類や、他の漢方と合わせることで色々と種類があるらしく「止痛紫金丸」「鼈甲煎丸」「止血止痛散」「少林風湿跌打丸」とかまあ結構品数も豊富なようです。

 んで、食用としてはゴキの成体を塩振って炒める、油で揚げる、ゴキの卵である卵鞘をフライにするとかで扱われていたようです。


 エビに近い食感で、基本的に火を通して食べられていたみたいですね。

 日本でも、どうも大正時代あたりまで食われていたそうなので、大正ロマンな鬼滅の刃とかもしかすっと陰で皆様……や、この話はやめましょう。

 まあ、個人的には伊之助あたりは食っててもあんま違和感ないですけども。

 某400億円越えの柱さんも作品の外じゃ「うまい! うまい!」とか言って食ってたり……いやほんと何でもないです!

 やめて、石投げないで!


 ともあれ、そんな何気に食べられていた不快害虫ゴキさんなわけですが。

 これ、栄養価的に見ると意外な事に優秀なようです。

 特にタンパク質と脂質に優れていて、ゴキ100gあたりのタンパク質含有量は65.6gで、これは豚ロースの100gあたりタンパク質含有量19gと比べると3.4倍もあります。

 また、脂質についてもゴキは100gあたり28gあり、これは豚ロースの100gあたり19gと比較しても1.47倍ほどあります。

 脂質とタンパク質の分量で見るならば、肉類と引けを取らないどころか上回るポテンシャルを秘めてるんですよね。


 いや、侮れないませんな、ゴキブリ。

 スノーピアサーのプロテインバーは実に理に適った食品だったわけです。

 未来のスーパーでゴキが並び出したら、どうぞ奥様手に取ってみてください!



 とまあ、唐突に始まった昆虫食シリーズですが、そうですな。

 とりあえずコレ含めて3回程度はやろうかなって。

 なんかどちゃくそブクマが剝がれそうな気がして恐ろしい限りですが、これもコオロギスナックを食った者の務め!

 気が済むまで語ってやりまさぁ!



お肉が高いなら昆虫を食べればいいじゃない!(その1)……END


最後までお読み頂き有難うございます。


もしよろしければ、こちら↓↓↓の広告下にございます「☆☆☆☆☆」欄にて作品への応援を頂けますと、今後の励みとなります。


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 脂質が多いのでダイエットには向かない可能性 [一言] 最近、なろうで小説の上部と下部にあるweb広告に冷凍タガメが表示されるんだけど…… ちょうどコオロギ回あたりから
[一言] 確かに東南アジアとかでは食べるらしいですよねえ。 でもなあ。森にいる種類ならともかく、家にいるやつは何を食べているか判らない(衛生的な面もそうだし、体に有害なものも食べているかもしれないし…
[一言] セミは食用で乱獲されるので、東京では禁止条例がでたとききますが。 ゴキブリは、捕まえるのがめんどくさい気がしますね。 だったら養殖するのか、て話ですが養殖してまで食べたいとは思わないですね…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ