心のなかに宝石箱を持つということ 君に捧げるための朝 作者: コバコ 掲載日:2020/06/30 朝。 ちいさな囀りに呼ばれたみたいに目を覚ます、明るい陽の光りが優しい朝。 柔らかな布団から出て、冷たい水に苛まれる朝。 少し寒い台所へストーブをつけに行く行く朝。 ぷっくりとした黄身の、ふちのこんがりした目玉焼きをふたつ上手に焼く朝。 豆腐のお味噌汁が美味しい朝。 たまごやきのにおいが、鼻をくすぐる素敵な朝。 君を呼び起こす声のなかに、ありったけの祈りをとかす朝。 全部が君のためのものだよ。 君のための朝だよ。おはよう。