200話 ダサいわね
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
僕らはテーマパークに来ている。
アトラクションを愉しもうとした僕らは、突如として、キャストの人に連れて行かれ、イベントに参加することになった。
「ゆ、勇太……本当に大丈夫なのかしら……?」
デジマスの敵組織、【ダークノワール・ブラックシュバルツ団】の構成員(に扮したスタッフさん)に連れてかれる僕ら。
不安げなみちるに、僕は言う。
「大丈夫、僕が付いてるから」
「勇太……」
みちるが目を潤ませている。
そんなに怖かったかな。ここは小粋なジョークを一つ。
「だって僕、神作家だし」
原作者は殺されないでしょ、という意味合いで言った。
するとみちるはそれを聞いて、ぷっ……と吹き出した。
「それもそっか」
良かった、みちるの不安をなんとかできて。
まあぶっちゃけこのイベントのシナリオも、僕が書き下ろしたものだし、この先の展開も知ってるんだけど。
それは、みちるには黙っておこう。
いくら僕でも、ここでネタバレするのは駄目ってことくらいわかってるからね。
「おまえら、ほら、ここでおとなしくしてるんだよ!」
ダークノワール・ブラックシュバルツ構成員が、僕らを開けた場所へとつれてきた。
どうやら広場(原作で、主人公たちが拠点にしてる街の広場)のようだった。
中央には舞台があり、僕らと同じく、連れてこられた人たちが集められてる。
舞台の上に僕らが移動し、その場で座る。
「ねえ、勇太。さっきのスタッフって……ダークノワール・ブラックシュバルツ団の構成員なの?」
「そうだよ」
「……前から思ってたんだけどさ」
みちるが言いにくそうにしてた。
え、なんだろう?
「ダークノワール・ブラックシュバルツって……意味、全部かぶってない? 全部黒って意味よね」
うう、やっぱりそこツッコまれたか……。
「うんまあ、そうだね……」
「勇太って……なんというか、能力は凄いんだけどその……センスがアレね」
「アレ……」
「ダサいわね」
「はい……」
ちょっとぐさーって来た。
でもオブラートに包まれるよりましかな。
みちる、前はカミマツ(作者)を崇拝していた。
でも今、そういうのはなくなっていた。
僕はうれしかった。
みちるが、神ではなく、僕をちゃんと見てくれてるのがわかったからね。
【★大切なお知らせ】
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