194話 最後のデート、スタート
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
東京テレポート駅にて。
「勇太、お、おまたせ……」
改札をくぐって、みちるがやってきた。
……今日は、なんだか……すごく……きれいだった。
いや、いつもきれいだよ。
でも今日は、いつもより大人のお姉さん的な、きれいさがあった。
髪は、ツインテールではなく、ストレートにしてる。
落ち着いた色合いのコート。そして……ミニスカに、革のブーツ。
大人……。
なんとなく、芽依さんが背後にいるような気がした。
「ど、どう……?」
みちるが僕に服装のことを尋ねてくる。
ああもう、なんてポンコツなのだ僕は!
こういうときは、すぐに褒めないと!
「すごいきれいだよ!」
ストーレトな褒め言葉。
何の飾り気のない、ともすればダサい言葉。でも……。
「えへへ♡ そっかぁ。勇太のために、頑張っておめかししたから……うれしいわ」
みちるが喜んでくれてる。
それだけで、僕もまたうれしかった。みちるのこと、もう他人のようには思えない。
彼女がうれしいとうれしいし、悲しいと悲しい。
僕にとってはもう、なくてはならない存在なのだ。だから……僕は彼女に、そばに居てほしい。
「で? これからどうするの?」
「今日は……デートしよう!」
そしてデートの終わりに、みちるに、プロポーズするのだ!
僕が書いた……恋文を、読んでもらう!
「そか。わかった。じゃ、いきましょ」
みちるが一人で先に行こうとする。
だめだ、これじゃいつもの僕だ。
僕は……変わるんだ。
僕は彼女の手を……きゅっ、と握った。
「え?」
「い、いこっ!」
「え、あ、あ、え、う……うん……」
僕らしからぬ行動に、みちるが戸惑っているのがわかった。
でも……みちるはぎゅっ、と僕の手を握ってきた。
「うん!」
みちるは笑顔になっていた。
よかった……なんかキモいとか言われたら、どうしようかって……。
「勇太、なんか……男らしくなったね?」
「え? そうかなぁ」
「そうよ! かっこいい♡」
「そ、そっかなあ……へへっ」
よし……デート、がんばろう!
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