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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第5章

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190話 ゆりえ、驚く

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。


 僕は芽衣さんに部屋を借りて、小説を書いてる。

 デジマスを超える……凄い小説を……!


「だめだあぁああああああああああ!」


 僕は会議室で一人、叫ぶ。

 だめだ。こんなんじゃ……ぜんぜん……。


 書き始めて数時間が経過した。

 でも……ぜんぜん上手く行かない。


「どうしよう……」


 たしかに、タイムリミットはもうけてない。

 みちるは優しいから、僕の返事をずっと待っている。


 ……でも、でも!

 みちるをずっと待たせっぱなしにしたくない!


 ……なのに、僕はデジマス以上の作品を書けないでいる。

 くそっ。


 と、そのときだ。


 コンコン……。


「芽依さん……?」


 がちゃっ。


「勇太君! 差し入れにきたよぅ!」 「由梨恵!」


 カノジョの一人、駒ヶ根(こまがね)由梨恵が、両手にビニール袋を持って現れたのだ!


 行き詰まりを感じていたとこだった。

 そこへ、由梨恵の登場。彼女の明るい笑顔が、僕の心のもやを、少し取り払ってくれた。


「芽依さんから聞いたよ! 小説書いてるんだって!」

「うん、みちるに読んでもらうために……でも上手く行かなくって」


「そうなんだ……ねえ、読ませてくれない? 未完成でいいからさ」


 みちる以外の人の意見も聞いておこうかな。

 僕は由梨恵にパソコンを見せる。


「えっと……ねえ勇太君。私、目ぇおかしくなっちゃったのかな?」

「うん? どうしたの?」


 由梨恵が恐る恐る、パソコンのモニターを指さす。


「モニターにいっぱい、ワードファイルがあるんだけど……20……いや、30かな?」


 うん、30個あるね。


「まさか……これ全部勇太君が書いたの?」

「え、うん。そうだけど?」


 それがどうしたんだろう……。

 由梨恵が冷や汗書きながら言う。


「あ、あー! そっか、冒頭1ページとか書いて、書き捨てたみたいな。あれでしょ、昔の文豪さんがよくやっていた、これじゃだめだー! って、途中で投げ出すあれでしょ! そっか!」


「え? そのファイル、全部、書き上げた小説のファイルだけど?」

「……………………」


 かちかち、と由梨恵がファイルを開く。

 文字数が表示される。

 全部10万文字。


「えと……30個ファイルあるよね? で、1ファイル10万文字。つまり、300万文字書いたんだよね?」

「そうだね。それが?」


「どれくらいで?」

「芽依さんにこの部屋借りてからだから……3時間くらい?」


「!?!?!?!?」


 由梨恵が宇宙猫みたいな顔になっていた。

 え、どうしたんだろう……?


「1時間で……100万文字……? 10冊分書いたの……?」

「うん。どうしたの?」


 由梨恵が我に返ると、納得したようにうなずく。


「そうだよね、勇太君ならこれくらい……できるもんね! さすが勇太君!」


 いつもの由梨恵に戻った。よかった。


「じゃあ、これ読ませてもらうね。そんで、意見言ってみます!」

「ありがとう! ごめんね、僕とみちるの問題に、君も巻き込んで」


「何言ってるの? 勇太君とみちるんは、わたしの家族じゃん! 家族のピンチには、駆けつける! それが、家族ってもんだ! ……って、家族いいすぎかな、てへへ♡」


 由梨恵……。

 君は、すごい人気の声優だ。きっと、頑張って時間を作ってくれたんだろう。


 僕とみちる……家族のために。


「ありがとう、由梨恵。大好きだよ……」


 嘘じゃない。ほんとうだ。

 由梨恵も、みんなも、僕は大好きなのだ。

 


【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『おばさん聖女、隣国で継母となる〜偽の聖女と追放された、私の方が本物だと今更気づいて土下座されても遅い。可愛い義理の息子と、イケメン皇帝から溺愛されてるので〜』


広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://book1.adouzi.eu.org/n0580ix/


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★新連載です★



↓タイトル押すと作品サイトに飛びます↓



『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

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