186話 上松ハーレムASMR
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
《みちるSide》
勇太が実家に帰っている、一方。
みちるは自分の部屋でひとり、考え事をしていた。
「はあ……」
考えるのは、勇太との結婚のこと。
カミマツハーレムのメンバー達は、結婚に賛成してくれた。でも……。
「それって……本心なのかな……」
また、思考がネガティブになっていた。
みちるは思う。
由梨恵達は、勇太とみちるが結婚することに賛同してくれた。
みちる以外は養子でいいと。
でもそれは……果たして本当に、心からそう思ってるんだろうか。
勇太がいる手前、我慢してるだけでないだろうか……。
「……駄目ね。アタシってば。素直になれないんだ……」
と、そのときだった。
「みっちるーん! やほー!」
ばーん! と由梨恵がノックも無しに部屋に入ってきたのだ。
「ゆ、由梨恵……ノックくらいしなさいよ……」
「ごめんねー!」
それだけかい……。
それだけで許される環境にいたのだろう。
由梨恵はどうやら、良いとこのお嬢さまらしいし(白馬王子の妹だし)。
それに、超人気声優だし。当然か。
みちるとは住む世界の違う人間……。
だからこそ、なおのこと……。
「みちるん! ストップ、暗い顔~!」
「え? きゃっ!」
由梨恵が近づいてきて、ぎゅっと抱きしめてきた。
彼女の柔らかく、柔らかい体に、おなじ女性であっても思わず嫉妬の心を抱いてしまう。
「みちるん、元気出してっ。元気!」
「いや……あの……」
「ふぁいと♡ ふぁいと♡」
「あ、あ、み、耳元でささやかないでぇ~」
由梨恵の澄んだ声を、耳元でささやかれると、背筋がぞぞぞとなる。
由梨恵は微笑むと……。
「がんばれ♡ がんばれ♡」
「あっあっあっ」
「ふぅー」
「あひゃあ……らめえ~……」
そこへ……。
「ユリエ、ミチル………………何やってるんですか?」
「ふぁ!? あ、あああ、アリッサ!? これは違うのぉ!」
別にやましいことをしてるわけじゃないのだが、慌ててしまう。
逃げようとしたのだが、由梨恵が抱きしめてくる。
「みちるんにキモチイイことしてました!」
「おいいいいいいいいいいい! 誤解招くようなこと言うんじゃないわよ!!!!!!」
アリッサがそれを見て、ふふっ、と笑った。
「……良かった。ミチル。元気になったみたいで」
「アリッサ……」
「……なんだか辛そうな顔をしていたので、気になってたんです」
……前は犬猿の仲だった、ふたり。
でも今は、アリッサが自分を心配するようになってきた。
色々あって、仲良しになったのである。
……アリッサも、そして、由梨恵も、友達だ。
友達なのに……疑ってしまった……。
「あ、またその顔! いけないなぁ~。ふぅ~♡」
「あっひゃんっ!」
また由梨恵がASMRを始めた。
「ありっちゃんもほら! 一緒にASろう!」
「……なんですかASろうって。まあ、やりますけど」
やるんかい! とみちるがツッコミを入れる。
左右に美女が座り……。
「ふー♡ ほら、フー♡」
「毎日とぉっても頑張ってますね♡」
二人の美女が、美声を用いて、耳元でささやいている。
みちるは、なんとも形容しがたい快感を覚えていた。
「みちるちゃーん。だいじょ……」
「「「あ」」」
そこへ、今度は佐久平 芽依が入ってきた。
「ごゆっくり~♡」
「違う!!!!!!!!!!!」
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