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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第5章

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186話 上松ハーレムASMR

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



《みちるSide》


 勇太が実家に帰っている、一方。

 みちるは自分の部屋でひとり、考え事をしていた。


「はあ……」


 考えるのは、勇太との結婚のこと。

 カミマツハーレムのメンバー達は、結婚に賛成してくれた。でも……。


「それって……本心なのかな……」


 また、思考がネガティブになっていた。

 みちるは思う。


 由梨恵達は、勇太とみちるが結婚することに賛同してくれた。

 みちる以外は養子でいいと。


 でもそれは……果たして本当に、心からそう思ってるんだろうか。

 勇太がいる手前、我慢してるだけでないだろうか……。


「……駄目ね。アタシってば。素直になれないんだ……」


 と、そのときだった。


「みっちるーん! やほー!」


 ばーん! と由梨恵がノックも無しに部屋に入ってきたのだ。


「ゆ、由梨恵……ノックくらいしなさいよ……」

「ごめんねー!」


 それだけかい……。

 それだけで許される環境にいたのだろう。


 由梨恵はどうやら、良いとこのお嬢さまらしいし(白馬王子の妹だし)。

 それに、超人気声優だし。当然か。


 みちるとは住む世界の違う人間……。

 だからこそ、なおのこと……。


「みちるん! ストップ、暗い顔~!」

「え? きゃっ!」


 由梨恵が近づいてきて、ぎゅっと抱きしめてきた。

 彼女の柔らかく、柔らかい体に、おなじ女性であっても思わず嫉妬の心を抱いてしまう。


「みちるん、元気出してっ。元気!」

「いや……あの……」


「ふぁいと♡ ふぁいと♡」

「あ、あ、み、耳元でささやかないでぇ~」


 由梨恵の澄んだ声を、耳元でささやかれると、背筋がぞぞぞとなる。

 由梨恵は微笑むと……。


「がんばれ♡ がんばれ♡」

「あっあっあっ」


「ふぅー」

「あひゃあ……らめえ~……」


 そこへ……。


「ユリエ、ミチル………………何やってるんですか?」

「ふぁ!? あ、あああ、アリッサ!? これは違うのぉ!」


 別にやましいことをしてるわけじゃないのだが、慌ててしまう。

 逃げようとしたのだが、由梨恵が抱きしめてくる。


「みちるんにキモチイイことしてました!」

「おいいいいいいいいいいい! 誤解招くようなこと言うんじゃないわよ!!!!!!」


 アリッサがそれを見て、ふふっ、と笑った。


「……良かった。ミチル。元気になったみたいで」

「アリッサ……」


「……なんだか辛そうな顔をしていたので、気になってたんです」


 ……前は犬猿の仲だった、ふたり。

 でも今は、アリッサが自分を心配するようになってきた。


 色々あって、仲良しになったのである。

 ……アリッサも、そして、由梨恵も、友達だ。

 友達なのに……疑ってしまった……。


「あ、またその顔! いけないなぁ~。ふぅ~♡」

「あっひゃんっ!」


 また由梨恵がASMRを始めた。


「ありっちゃんもほら! 一緒にASろう!」

「……なんですかASろうって。まあ、やりますけど」


 やるんかい! とみちるがツッコミを入れる。

 左右に美女が座り……。


「ふー♡ ほら、フー♡」

「毎日とぉっても頑張ってますね♡」


 二人の美女が、美声を用いて、耳元でささやいている。

 みちるは、なんとも形容しがたい快感を覚えていた。


「みちるちゃーん。だいじょ……」

「「「あ」」」


 そこへ、今度は佐久平さくだいら 芽依が入ってきた。


「ごゆっくり~♡」

「違う!!!!!!!!!!!」


 

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『カバンの勇者の異世界放浪旅~ハズレ勇者と王城から追放され、奈落に落とされた。でも実はカバンは何でも吸収できるし、異世界から何でも取り寄せられるチート武器だった。今更土下座されても戻る気はない』


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★新連載です★



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『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

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