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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第5章

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181話 仕切り直し

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。


《みちるSide》


 勇太の家、屋上にて。

 勇太から嫌われていないことを、聞かされたみちる。


「アタシのこと……好き?」


 不安そうにみちるが答える。

 勇太はニコニコしながら「もちろんっ」とうなずく。


 ちょっと恥ずかしそうに頬を染めながらうなずく姿からは、嘘を言ってるようには思えない。

 ……勇太が、好き。


 好きな人が自分のことを好き。


 なんて、幸せなんだろう。


「…………」


 ふにゃふにゃ、と表情がとろけていく。

 季節は冬。外は寒いというのに、体がぽかぽかしてしょうがないのだ。


「勇太……」


 好き。好き……好き……。

 勇太への好きな思いで、みちるの胸の中はいっぱいになっている。


「みちる……僕と結婚してください」


 ……勇太の言葉に思わずうなずきそうになるも……。


「ちょ、ちょっとタンマ……」


 みちるが、うなずきそうになる気持ちをぐぐっと我慢し、勇太に待ったをかける。


「どうしたの?」


 彼の申し出を断ったように思えることをしても、彼は傷付いた様子はない。

 よかった……と内心で安堵する。勇太の告白を断ってからいっそう、みちるは自分の発言に気を遣うようにしてる(つもり)。


 一度投げた言葉のナイフは、二度となかったことにできないのだ。


「もうちょっと……その、風情……というか。ロマンティックな感じで……言って欲しいっていうか」


 家の屋上でプロポーズ、しかもお互い私服……。

 なんとも、華の無い絵柄だった。


「あいうぉんちゅー、みたいな?」

「…………」


 みちる、死にかける。

 あんな雑なプロポーズですら、今のみちるには、まるで王子様からされたような、素敵なプロポーズになるから不思議だ。


 が、しかし。


「その……もうちょっとさ、こう……思い出に残るようなね、形で……プロポーズしてほしいかなって」


 贅沢言ってるのはわかってるし、なんだこの面倒な女とは、自分でも思ってる。

 しかし、しかしである。


 プロポーズなんて一生に一度しかないのだ。

 ちゃんと、思いで深いところで、印象に残るような形に、して欲しい。


「ごめん、わがままいって」

「気にしないで。みちるがわがままなのは通常運転だから」

「ですよね……」


 勇太に振られてから、一連のことがあって、仲直りするまで……。 

 色々あって、自分のわがままさはなりを潜めていたと思っていた。


 が、この幼馴染み視点だと、まだまだ、自分はわがままクソ女らしい。


「……わがままクソ女でゴメンなさい……」

「そこまで言ってないからっ。落ち込まないで、ね?」


 ああ、勇太優しい……ちゅき……♡

 どうしてこんな素敵な男を、振ってしまったんだろうか、夏休み前の自分?


 はぁ……とみちるがため息をつく一方、勇太は「わかった」と真面目な顔で言う。


「日を改めて、ちゃんと、みちるに告る。それでいいかな?」


 ……勇太が自分のわがままを聞いてくれた。

 付き合う前(今が付き合ってるって言って良いのかは定かでは無いが)、さんざん、わがままを聞いてもらっていたときは、何も感じなかった。


 でも、今こうして、自分の言ったわがままを、ちゃんと勇太が聞いてくれる。

 それだけで、みちるは嬉しかった。


「うん、楽しみにしてるよ」


 こうして、勇太はプロポーズをしなおすことになったのだった。

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


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タイトルは、


『有能兄妹を追放したんだからパーティ崩壊するのも当然です~万能付与術師の妹がS級冒険者パーティを追放されたので、最強盗賊の俺も抜けることにした。今更土下座されても遅い、兄妹でSS級を目指すんで』


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『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

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