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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第5章

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172話 触らぬ神に祟りなし

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 アルピコ学園にて。

 ギャルの伊那いなさんと知り合いになった。


 どうやらこうちゃんと伊那さんは同じクラスらしかった。


「伊那さん。こうちゃんをよろしくお願いします」

「おっけーい♡ てゆーか伊那さんって、固いぞっ。あたしらもう友達じゃん? あかりちゃんでいいよ」

『爆速で距離詰めてて草。さすがメインヒロイン。まぁこうちゃんもこれくらい朝飯前ですがね』


 あかりさんはこうちゃんをぬいぐるみのように、前で抱きしめる。


「そんじゃいこっかこうちゃん♡」

『かみにーさま、こうちゃんがいなくてとても寂しかろう……可哀そうに』


「あかりさん、こうちゃんが眠ってたらたたき起こしていいですからね」

「おっけーい★」

『かみにーさま? ヒロインの扱い雑じゃないですか? メインですよ拙者』


 あかりさんはこうちゃんを抱きかかえて去っていった。

 隣にいた黒髪の女の子がこっちを見て、ペコっと頭を下げ、あかりさんの後に続く。


 ……そういえば、誰だったんだろう、あの子。


『窓際編集そろそろ出るような気がするよー! 続報を待て!』


 こうちゃんがロシア語で何かを言って、こちらを見てくる。

 たぶん助けてとか勉強やだとかそういう感じだろう。


「はいはい、こうちゃん。ちゃんと授業聞いてね」

『出たとしても2024年だけどな! ぶいにい2巻ともどもよろしくやで!』


 こうちゃんが教室に入っていった。

 残された僕はみちるに言う。


「じゃ、いこっか」

「う、うん……」


 僕らは二人並んで教室に入る。

 ざわざわ、とクラスメイトたちが談笑していた。


 けど、僕らが入ってきたとたんに雑談を辞める。

 うん。


「みんなおはよー」


 僕がみんなにあいさつをすると、みんな「お、おう」だの「久しぶり上松君……」だのと、いつも通り挨拶を返してくれる。

 うん、いつも通りだ!


 僕は窓際の席に座る。

 みちるは僕の前の席。


 まだちょっと時間あるし、デジマスか僕心の書き溜めでもしようかな。

 カバンかける。ポメラ(ちっこいワープロみたいなもの)出す。1話書き上げる。うん。


「ねえ勇太」

「なぁに?」僕心。1話書き上げる。

「あのさ……前から言いたかったんだけど、クラスの雰囲気が変とか、思わない?」

「? 別に。いつも通りじゃあないの?」デジマス1話書き上げる。


 みんなが各々おしゃべりしている。時々こっちをチラ見してくるくらい? 僕心1話書き上げる。


「あのね勇太、夏休みから今日までの間、みんなあんたから距離採ってるのって気づいてる?」

「え、そうだったの?」デジマス1話。

「そうだったの! てゆーか、いつまで小説書いてるのよっ」

「あ、ごめん。癖になってんるんだよね、時間があると、つい小説書いちゃう」


 そろそろ授業始まるので、ポメラをしまう。


「あのね勇太。中津川君が転校したでしょ?」

「そうだね。それが?」

「それが……神パワーによるものだって思ってるみたいなのよみんな」


 神パワー……?


「なにそれどういうこと?」

「だから、あんたが神作家ってこと……このクラスの人たち、みんな知ってるのよ」


 は、はえ?

 知ってる?


「なんで?」

「七月にあんだけ派手な事件起こしちゃったんだもの、ばれてもしかたないわよ」


 七月に、中津川がみちるにひどいことをした。

 その際、僕は中津川のお父さんのやってる会社タカナワではもうかかない、って言ったことがあった。

 なるほど、そこからカミマツ=上松勇太って知られたわけか。


「タカナワってあのあと倒産したし、中津川くんは転校しちゃったでしょ? あんたの権力でやったんじゃあないかって噂が立ってて」

「いやいや! してないよ」


 てゆーか、倒産したのは、中津川父が不正を働いていたのが、なぜか明るみに出たからだ。僕はまあきっかけだったろうけど、僕がやったわけじゃあない。


「でも世間はあんたを怒らせたから、会社がつぶれ、中津川くんはいなくなったって思ってる。だから、触らぬ神に祟りなしって感じで避けてるのよ」

「そ、そうだったんだぁ……」


「あんた……あれから5か月経ってるんだけど。まったくきづかなかったわけ?」

「うん、まったく」

「やっぱりあんた神なのね……俗世には興味ないみたいな」


 そんなことはないんだけどなぁ。

 ぴこんっ、とラインが入る。こうちゃんからだ。


【学校で有名バレして、一方は人気もの、一方は祟り神あつかい。同じ主人公で、どこで差がついたか】


 いつも通り何言ってるかわからなかったので、僕は【そうだね】って返しておいたのだった。


【★☆★読者の皆様へ 大切なお知らせです★☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『転生したら破滅する悪役令嬢だったけど、恋愛そっちのけで魔術極めたら、周りからめっちゃモテ&超溺愛されてた件(無関心)』


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★新連載です★



↓タイトル押すと作品サイトに飛びます↓



『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

― 新着の感想 ―
[一言] 物語は瞬時に読めても自身の現実の人の機微や空気は読めない神作家。
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