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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第5章

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164話 変?



 年明け。

 一発目から、とんでもない知らせが来た……!


「た、大変だ……!」


 僕は部屋の中へと戻る。

 由梨恵とアリッサ以外のメンツが、こたつに入ってぬくぬくしてる!


「どうしたのよ、勇太?」


 幼馴染みのみちるが僕に尋ねてくる。


「聞いて! とんでもない事態が起きたんだ!」

「と、とんでもない事態?」

「ああ、聞いて……実は……白馬先生が結婚するって……!」


 ……。

 …………。

 ………………あれ!?


 みんな驚いて……ない!?


「え、え、え!? な、なんで……? 凄い事態でしょ!?」

「え、ああ、まあ……ね」


 みちるがなんだか怪訝そうに首をかしげる。

 するとこたつに亀みたいに入っていたこうちゃんが、顔を出す。


『やあ諸君、有名VTuber読んでるかい? そろそろ書籍版が出るよ。楽しみにね……!』


「ねえこうちゃん聞いて。白馬先生がね、結婚するの」

『おん?』


 はて? と首をかしげるこうちゃん。


「イケメンが、結婚する。どこが……不思議?」


 ……。

 …………。

 ………………た、確かに……!


 編集であり、恋人でもある芽依さんが言う。


「まー、白馬先生イケメンだから、別に付き合ってるカノジョがいてもおかしくないし、年齢的にも、結婚してもおかしくないわね~」

「あ、あ、そ、そっか……」


 冷静に考えれば、全然変なことなかった……!

 意外でも何でも無かった……!


 ……かな?

 で、でも暮れに、その……元カノさんとの失恋エピソード聞いたし……。


 そのときは付き合ってるカノジョもいないって話だったから……。

 それからそんなに日が経ってないのに、交際通り越して結婚だなんて……。


「ちょっと、早計すぎない? ちょっと変だよね?」

「勇太……あのね、一つ、いいかしら?」


 みちるが真面目な顔で言う。


「5人の女と同棲してるほうが、変だから」


 ……。

 …………。

 ……………………え?


『おう、みちる姐さん、そこつっこむんだ』

「まぁねえ、確かにゆーくんと比べたら、白馬先生が驚くべき短期間で結婚決めたってことのほうが、常識的かもね~」


 え、え、え?

 ぼ、僕……変……!?


「で、でも由梨恵は変じゃないって……全員と付き合うの……」

「それは由梨恵がおかしいから」

「あ、あ、あ……そ、そうなのかなぁ……」


 僕はスマホを取り出し、由梨恵にラインする。


『女の子複数人と付き合うのは、間違ってるかな?』


 送信。

 ぴこんっ!


『間違ってないよ……! 目指せ! ハーレムマスター!』


 うん!

 大丈夫! 由梨恵が変じゃあないって!


『読者の皆さん忘れてるかもだけど、この物語の主人公のかみにーさま、ちょっと頭がアレだからね。まあ由梨恵姉さんの頭もアレだけど。やれやれ……まともなのはこうちゃんだけか……』


 で、でも……そっかぁ……。

 白馬先生が結婚するのかぁ~……。


 確かに凄い短期間で結婚決まったから、驚いたけど……でも、うん。

 めでたいことだよね! お祝いしないと!

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★新連載です★



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『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

― 新着の感想 ―
[良い点] あ、そういえば白馬先生別のところでいい感じでしたね
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