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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第4章

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152話 待ちなふたり



 クリスマスイヴ、勇太はみちる、こう、そして芽衣の三人と順々にデートした。

 今は、芽衣と渋谷でデートしている。


 一方そのころ、勇太の家では、こうとみちるがリビングでのんびりしていた。


『重いよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』

「うぉ! びっくりした……なによ、おちび……」


 みさやまこうはコタツにスポット入り、亀のように、顔を出してる。


『重いよー、Vtuber本編重すぎるんだよぉう』


 はぁ~……とこうはため息をつく。

 ロシア語なので、みちるは理解ができない。


『あんなに重くするつもりはなかったんだよぅ。気づいたらああなってたんだよぅ……読者さまの望まない展開なのは、わかってるです。ごめんなさい』

「なんなのさっきからあんた……」


 くるん、とこうがみちるを見やる。


「かみにーさま、他の女とデートしてますな」

「そうね」

「いいの? この状況?」

「まあ……いいんじゃない。勇太が望んでるんだったら」


 みちるは実に普段通りだった。

 みかんをむいて、パクパクと食べている。


「ぬぅ、冷静」

「まぁね。怒ってもしょうがないでしょ」

「なにゆえ?」

「勇太がこの状況を是としてる以上、この状況が変わることないしね」


 このハーレム状況を作り上げてるのは、勇太が望んでいるからだ。

 彼が中心となってまとめている。


「アタシがどうこういっても、かわんないし。それに、アタシも最近は、まあいいかなって思ってるわ。楽しいしね、みんなといるの」

「なるほ」


 にゅ、とこうが手をさし伸ばしてくる。


「なに?」

「みかんぷりーず」

「はいはい」


 むいたみかんをこうに手渡す。

 もむもむ、とこうはみかんを食べる。

 

 そこへ、ぴこんっ、とラインが入る。

 みちるがスマホを取って、へえとつぶやく。


「どった?」

「詩子と会ったんだって」

「ほぅ。息子も一緒?」

「息子? ああ、塩尻君ね」


 勇太の妹の詩子は、幼馴染の少年と付き合ってる。

 みちるは前に会ったことがあるので、そこまで驚きはない。


『Vtuber時空はあんな大変なことになってるけど、はたして神作家時空に上手くジョイントできるのかねぇ』

「あんた時折変なこと唐突に言うわよね」

『イタコですからね、こうちゃん』

「ロシア語だと理解されてないからって、なんかテキトーなこと言ってるんじゃないの?」

『いたこーちゃん』


 にゅ、とこうがまた手を伸ばす。

 蜜柑をむいて手に乗っける。


「みちるねーさん、まじねーさん」

「なにそれ?」

「ハーレムまとめる姐さん的な?」

「はいはい」


 ちょっと前は、勇太がほかの女とデートしてるのが、すごく嫌だった。

 今も嫌なことには変わりないのだが、人とはなれるものなのか、そこまで気持ちが荒ぶることはない。


『Vtuberも幸せにするんで、なにとぞよろしくお願いします』

「だから、どこの誰に向けてしゃべってんのよあんた……」

『いたこーちゃんでした』


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★新連載です★



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『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

― 新着の感想 ―
[一言] 有る意味女性脳はハーレムと言う形態に合った 脳構造をしてるのかもね?生物としての生存戦略で 類人猿科の生物はそしてフェミニズムは定着しないのは 人類には合わない生態だからフェミニズムの国や …
[気になる点] 分かってるならクソ展開やめればいいのにVtuver
[良い点] こうちゃん代弁助かる こっちはあとクリスマスデートは有名人組だったかな?残りのメンツも楽しみだなぁ アリッサは高級ディナーとかありそう [気になる点] Vtuber兄貴、毎日は胃もたれしち…
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