表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第4章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

151/236

151話 待ち合わせで、妹の彼氏とばったり



 僕、上松勇太には5人のカノジョがいる。

 そのうちの2人、みちるとこうちゃんとは、クリスマスデートした。


 そして今日は、3人目。

 僕の担当編集、佐久平さくだいら 芽依さんと一緒に、渋谷でデートするのだ。


「うう~……さむさむ……」


 12月24日。クリスマスイヴ。


 ということで、渋谷ハチ公前は、とんでもない人だかりができていた。


 なんかもう……!

 みんな、キラッキラしてる!


 顔とか、服装とか!


「しあわせそうだなー」


 そりゃそうか。

 クリスマスだもんね。


 みんなクリスマスのデートを楽しむわけだ。

 ふぅ……。


「「あ」」


 そのとき、見知った人と、顔を合わせた。


聡太そうた君?」

「どうもっす」


 ハチ公前に居たのは、塩尻しおじり聡太そうた君。


 僕の妹、詩子の幼なじみ。

 そして……。


聡太そうた君もデート? 詩子と?」


 そう……。

 なんとびっくり。


 この塩尻しおじり聡太そうた君ってひとは、詩子の彼氏くんでもあるのだ!

 なんか秋ぐらいに付き合ったらしい。


「そっす。これからデートっす」

「はぁ~……なるほど。だから……そんな格好なんだね」


 聡太そうた君はマスクに帽子をかぶっていた。

 彼はとても人気者だから、姿を隠してるのだ。


「いや、単に寒いだけっすけど」


 ま、間違えたっ!

 は、はずかしい……。


「へー、渋谷でデートなんて、おしゃれだね~聡太そうた君」

「いやあんたもっすよね……? クリスマスデートに渋谷っすか」

「ううん。僕は川崎、おうち、そして渋谷デート」

「お、おう……」


 五人と付き合ってることも、聡太そうた君は知ってるのだ。

 若干引かれてしまった。


 あれれ? なんでだろ。


「俺はやっぱり一人で手一杯っすわ」

「そっかー。まあ人それぞれだもんねー」

「なんすかその、俺がマイノリティみたいなノリ……」

「そっかそっか。恋愛の形は人それぞれだからねー」

「だから……はぁ……ま、いいや。勇太さんはこれから誰とデート?」

「芽依さん」


 と言っても伝わらないか。


「ラノベの担当作家さん」

「お、おお……? な、なんか……勇太さんって、4人と付き合ってたんじゃ、なかったっけ?」

「あ、五人に増えたんだー」


 あれ、言ってなかったけ?


「お、おう……また一人増えたんすか……」

「うん!」

「し、仕事相手の人と付き合うのって、だ、大丈夫なんすか?」

「全然大丈夫」


 別に芽衣さんと付き合ってるからって、仕事に支障でたことないし。

 てゆーか、芽衣さん仕事とプライベート分けるタイプだし。


「そーなんすか……俺は……無理っすわ。仕事相手との結婚は」

「あ、だから詩子なんだ?」

「い、いやいや! 詩子と結婚してないっすから!」

「え、でもいずれするんでしょー?」


 そ、それは……と照れてる聡太そうた君。

 と、そのときである。


「そーちゃん」


 つんつん、と聡太そうた君の背中を、詩子がつついていた。

 ぷくー、とお餅みたいにほっぺたを膨らませてる。


「結婚、しないの?」

「あ、いや……す、する……」

「しないの? ハッキリ言って」

「します」

「よろしい」


 うふふ、詩子は、好きな子の前だと、あんな風にデレるのかぁ。

 そっかー。


「って!? ええ!? お兄ちゃん!」


 おっと詩子が、さっきと違う顔を見せてきた。

 やはり恋人専用の顔であったか。メスの顔ってやつかな?


「やぁ」

「な、なんで……?」

「これから芽衣さんとデート」

「芽衣さん!? お兄ちゃん、芽衣さんとも付き合ってたの!?」


 あれ?

 言ってなかったっけ……?


 芽衣さんと上松家の人たち(父さんや詩子)は、面識あるから知ってるし……。

 もしかしてまだ打ち明けてないのかな、芽衣さん。

 あとできいとこー。


「え、ええ……お、お兄ちゃんまたハーレム増やしたの?」

「うん。駄目?」

「だ、駄目じゃ無いけど……」


 うーん、引かれてしまった。

 そんなに変かなー?


「まあ愛の形は人それぞれだからね」

「「あんたが自分で言うんかい」」


 聡太そうた君と詩子に、ツッコまれてしまった。

 息ぴったりだね、ふふふ、義兄さんと呼ばれる日も近いかな、なーんて思ったりした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

★新連載です★



↓タイトル押すと作品サイトに飛びます↓



『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

― 新着の感想 ―
[一言] 勇太の年収だと川崎ならこ7階建て位の 小型の耐震防火マンションを1棟買いして自宅に リホームしてもいいのでは?セキュリティを 考えた物件例えば企業の 元寮を買って自宅にすればと税理士なら言う…
[気になる点] 全く作品を書かないタイトル詐欺
[気になる点] 「ラノベの担当作家さん」とめいさんが話すなら判りますが、  担当編集さんでは?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ