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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第4章

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139話 お引っ越し



 僕、上松あげまつ勇太は、複数人の女子と付き合って、暮らしている。

 そこにまた新たなメンバーが加わることになった。


 佐久平さくだいら芽衣さん。僕のラノベの担当編集さんだ。

 足がすらっと長くて、かっこいい、大人の女性。


「ごめんね、先生。引っ越し手伝ってもらって」


 今僕は芽衣さんの家に居る。

 ……け、結構物であふれていた。


 今日彼女はうちに引っ越すことになっているのである。

 付き合おうっていったら、芽衣さんがじゃあ同棲しましょ、と。


 は、早い……展開が、早すぎる……。


「あの、芽衣さん」

「んー? とりあえず要らないものバンバン捨ててって、引っ越したら必要な物買おうかなって思ってるけど」

「あ、いや、そうじゃなくて」


 僕は……恋人となった芽衣さんに言う。

「先生はその……やめてほしいなあ、なんて」

「!」


 かぁ……と芽衣さんが顔を赤くする。


「そ、そうね! あたしたち……その、付き合ってるもの、ね」


 もじもじ、と芽衣さんが身じろぎする。

 さっきまでの大人でカッコいい雰囲気からいってんして、照れて、恥ずかしがってる姿は、なんだか普通の女の子していた。


 そのギャップがちょっと面白かった。


「あ、なぁに? 笑ってさ」

「いや、なんかおかしくて。芽衣さん大人なのに、動揺してるのが」

「もぅっ、しょうがないでしょ、男の子と付き合ったことないんだから」

「え、そうなんですか?」


 意外。

 芽衣さん凄い美人だから、引く手あまただと思ってたのに。


「学生時代はスポーツに打ち込んでたからね。上京してからは仕事仕事で、恋愛してる暇なかったわ」

「へ、へえ……そうなんですか」


 じゃあ僕が初めての彼氏ってことか。

 なんだろう、光栄だなぁ。


「そうなのよ、先生……じゃなくて、うーん……うん。ゆーくん♡」


 い、いきなりあだ名!?

 距離の詰め方が、早い!


 こ、これが大人の恋愛だろうか……。


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★新連載です★



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『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

― 新着の感想 ―
[一言] 他の4,5人と付き合ってることは知ってるんだろうか・・・
[良い点] 一瞬で詰めてきた! これが大人枠…!
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