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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第4章

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137話 惚れたら負け



 僕は芽衣さんも恋人にしたいって、他の恋人たちに相談をした。


 由梨恵やアリッサ、こうちゃんはOKしてくれた。

 けど、みちるだけが考えを保留にしてほしいと言ってきたのだ。


 僕はみちると話をするため、彼女の部屋にやってきた。

 ここは元々中古の物件だったんだけど、みんなと住むにあたり、買ったのだ。


 全員がそれぞれの個室を持っており、ここはみちるの部屋。

 彼女はベッドに座って、うらめしそうに僕を見てきた。


「えっち……」

「え、えっちって……なんだよ」

「だって、芽衣さんってあれでしょ、足の長い、大人な、エッチなお姉さん」


 まあたしかにその認識はあってるけども……。

 

「ハーレムが4人じゃ物足りなくなったのね!」

「いやそういうわけじゃなくて……僕は、好きになっちゃったんだもん。芽衣さんのことも」


 僕はみちるの隣に座る。

 彼女はお尻を浮かせて、離れようとして……でも、近づいてきた。


 ぽすん、とみちるが僕の肩に頭を乗っけてくる。

 嫌っていない、とは思う。怒っても、無いとは思う。何でと言われると、長い付き合いがあるからとしか言えない。


 本当に怒ってるときは、会話を拒否ってくるから。


「お願い、みちる。芽衣さんとも、付き合ってもいい?」

「……アタシに断りなんていれず、したいなら勝手にすればいいじゃん」

「そうはできないよ。由梨恵たちも、みちるも、大事な僕の彼女だし」


 彼女らに黙って新しい人を入れるのは、不誠実だと思ったのだ。


「……複数人と付き合ってる時点で、不誠実もくそもないでしょ。ばか、ばかばか」

「……うう、返す言葉もありません」


 みちるが何度も嫌そうに、顔をしかめた後……


「はぁ~~~~~~~~~~~~」


 と、大きく息をついて、疲れ切った表情で言う。


「……わかったわ。いいよ」

「え、い、いいのっ?」

「良くないわよ。でも、あんたにお願いされたら……断れないじゃない……」


 みちるが拗ねたように唇をとがらせる。

「ありがとう、みちるっ!」


 ぼくはみちるの体にだきつく。

 背の割に、大きな胸がぐにゃっとつぶれる。温かくて、気持ちが良い。


 みちるはため息をついて、だき返してきた。


「あーあ……惚れた負けっていうけど、全くもってその通りね。断れないもの、もう……」

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★新連載です★



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『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

― 新着の感想 ―
[気になる点] ファンタジーならともかく現実世界でこのレベルのハーレムは結構キツい。 あとみちるやこうはまだしも、アリッサと由梨恵は芸能人なんだからパパラッチに張り付かれて週刊誌に載せられる可能性とか…
[一言] 最近はハーレムメンバーの為に頑張る主人公じゃなく、ただの浮気野郎と化してるから主人公があたおかにしか見えない。
[気になる点] 惚れた負けじゃなくて 惚れた弱みか、先に惚れた方の負けのどちらかだと思います。
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