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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第4章

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130話 これから



 佐久平 芽衣は過労で倒れ、上松家に一時保護されている。

 彼女は勇太のベッドを使わせてもらっている。


 芽衣の隣には勇太の父、庄司が座っている。


「それで、これからなんだけど、どうするんだい?」


 長野にいる芽衣の祖母が倒れてしまったのだ。


「…………」

「休職って手もあるよ?」

「……休職」

「しばらく休んで、出てこれるようになったら出社すればいい。君はSRにとって必要な人材だ」


 庄司の立ち上げたSR文庫。

 もとTAKANAWAの編集数名で始めた新レーベルであったが、半年もたたずにすさまじい成長を遂げている。


 カミマツ、白馬王子、開田るしあという超人気作家達を擁してることが人気の理由と言える。

 そしてそのクリエイターたちをうまくコントロールしている、優秀な編集がいる。


 だから、SRは恐ろしい早さで人気レーベルとなったのだ。


「あたしが抜けたら……カミマツ先生の編集は誰になるんですか?」

「それは君が気にしなくていい。君は、君自身の生活を優先してくれ。勇太もわかってくれる」


 庄司は、会社の利益よりも、社員の幸せを優先してくれようとしている。

 会社にも作家にも迷惑がかかるだろうことは確定的に明らかなのに……。


 上松親子は、芽衣を優先してくれようとしている。


「…………」


 その優しさはうれしいし、寄りかかりたくなる。

 でも……。


「一日、考えさせてください。気持ちを整理したいです……」


 すぐに返事が出せなかった。

 それくらい芽衣にとっては重大な決断だからだ。


 庄司は優しく微笑んで、わかったとうなずいたのだった。

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『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

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