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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第4章

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119話 冬

【★お知らせ】


神作家書籍2巻が発売されます。


9月発売予定です!



 僕、上松勇太は高校二年生。

 ラノベ作家もやってる。


 僕はひょんなことから、女の子たち複数人と同居することになった。


 同居スタートしたのが秋で……それから2ヶ月ほど。


 今は冬。12月になった。


「うう~……さむい~……」


 朝。僕が目覚めると強烈な寒さが……。


「あれ? さむく……ない?」


 なんだかぽかぽかしてる。なんだろう……。

「うーん……むにゃあ……」

「って、由梨恵ゆりえかぁ……」


 声優の駒ヶ根(こまがね)由梨恵ゆりえが、目の前にいた。


 目を閉じて、よだれをたらし、えへへと笑っている。


 ……ほんとに、きれいだなぁこの子。


 黒くて長い髪の毛に、ちっちゃい顔。見てるだけでドキドキする。


「ゆーたくぅーん……♡ しゅき~……♡」


 ……先日、由梨恵ゆりえの家の問題を解決してからかな。


 この子、前よりもすっごい積極的になったんだよね。家に居るとずぅっとくっついてくるようになった。


 由梨恵ゆりえがぼくのことを正面から。そして……。


「すぅ……ん……♡ んんぅ……♡」


 僕の背後には、もの凄い柔らかい感触を覚える。


 振り返るとそこには、金髪の美女。

 歌手のアリッサ・洗馬せばだ。


 由梨恵ゆりえが積極的になったのと同期して、彼女もまた熱烈アタックするようになってきた。


 なんというか……え、えっちぃくなった。


 薄着してみせたり、谷間を見せたり……。


「ふがー……んぐー……んがぁがぁ……」


「こうちゃん……」


 ぼくの右腕を枕にしているのは、銀髪の少女こうちゃんこと、みさやまこうちゃん。


 こうちゃんは……前と変わらないな、うん。でもこの子も結構くっついてくるようになったんだよね。


「ちょっとあんたらー、朝ご飯よー」


 部屋の扉が開くと、エプロン姿の、幼なじみのみちるが現れる。


 前は、僕の他に女の子がいると怒った彼女だったが……。


 今ではもう、なれた物みたいな感じ。


由梨恵ゆりえもアリッサも、朝から収録でしょー。さっさとおきなさーい」


 ……なんかみちる、お母さんみたい。


『こうちゃんは仕事ないですぅ~……』

「おちびは学校でしょ、ほらおーきーなーさーいー」


 みちるがこうちゃんを引っ張り起こす。


「んん~~~~♡ 勇太くん! おはよっ!」


 由梨恵ゆりえが僕に抱きついて、ちゅーしてくる。


 最初はもうびっくり仰天で、朝からドキドキだったけど……。


 もうこれが日常になったので、驚きはしない。でもまあ、ドキドキはするんだけどね。


「うん、おはよ」

「……ユータさん♡」


 アリッサもまた、ちゅっ、とキスをする。……やっぱり恥ずかしいや。


『情熱的すぎやん。ここ外国なん?』

「はいはい、さっさと朝の準備してー」


 みちるは僕が他の子にキスされても、あまり腹を立てなくなってきた。


 一緒に暮らすようになって数ヶ月経つし、見慣れたのかも知れない。


「僕も身支度しますかね」


 僕はまず起き上がってパソコンを立ち上がる。


 その間に制服に着替えて、キーボードをたたたたんっ、ブレザーを着て、うん、準備完了。


「かみにーさまー」

「こうちゃん」


 制服姿のみさやまこうちゃん氏がやってくる。

 

 彼女も僕と同じアルピコ学園に通ってるんだよね。


「にーさま、小説アップした?」

「うん。したよ」


「いつかいたの?」

「着替えの途中で、ぱぱーっと」


 こうちゃんが呆れたように、はぁ~……と溜息をつく。


「え、僕なにかした?」

「かもーん」


 こうちゃんとともに外に出る。


 リビングにはみちる、由梨恵ゆりえ、アリッサがいた……。


 だが三人とも、スマホ片手に固まっていた。

「え、なにこれ? みんな? おーい」


 みちるたちは涙を流したまま、石のように固まっている。え、なにこれ?


「かみにーさま、小説ぱわー」

「え? 僕?」


「読んで感動したと思われ」

「ええー……そんな感動するエピソードだったかなぁ。今朝思いついたネタ、ちょちょっと書いただけなんだけど」


「ちなみに所要時間は?」

「んー、3秒?」

「相変わらずのばけものやでえ……」


 とまあ、色々ありましたけど、今はみんなで仲良く同棲してます。

【★お知らせ】


新作短編、投稿しました!


『怪物勇者の追放後スローライフ~魔王討伐を秒で終わらせた史上最強の勇者は、人の住めない魔境を与えられ、最高の領主となって幸せに暮らす~』


よろしければぜひ!


【URL】

https://book1.adouzi.eu.org/n9381hs/


(※広告下↓にもリンク貼ってます!)

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★新連載です★



↓タイトル押すと作品サイトに飛びます↓



『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

― 新着の感想 ―
[一言] 矢張り冬の抱き枕はコウちゃんが良いよね小さい子は 体温が高いし軽いから、マリッサや由梨恵だと自分が 抱き枕にされるからねえ! 枕にはコウちゃんくらいの小柄な女の子が楽だよね? 之がマリッサだ…
[一言] パソコンバグると思われ…
[一言] 3秒はいくらなんでも盛りすぎて主人公が見栄はってるように感じる。
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