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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第3章

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105話 両親にご挨拶を

【お知らせ】

書籍版が、改稿・改題のうえ、GA文庫様から発売されます!


3/15ごろ発売です!


挿絵(By みてみん)



 僕こと上松あげまつ 勇太は、彼女の一人、駒ヶ根(こまがね) 由梨恵ゆりえから悩みを打ち明けられた。


 彼女は両親から婚約話を持ちかけられた。

 声優を辞めてその人の元に嫁げと命令されたらしい。


 彼女はまだ声優の仕事をしたいし、それに僕と一緒に居たいという。


 彼女を助けるべく、僕は筋書き(プラン)を練って、行動を開始した。


 と言っても、さほど難しいことをするわけじゃない。


 僕は両親に、挨拶に行く。それだけだ。


 隣にある、大きなお屋敷へとやってきた。


「でっかいね」

「うん……お父さん、大きな製薬会社の、社長だから……」


 由梨恵ゆりえは、本名 白馬由梨恵はくばゆりえという。


 白馬王子先生の妹さん。

 駒ヶ根(こまがね)は芸名らしい。


 彼女たち兄妹は、白馬製薬という、日本で一番大きな製薬会社の社長の子供なんだって。

「…………」


 由梨恵ゆりえが沈んだ表情になる。

 父親の命令は絶対だって思ってるからかな。

「大丈夫、僕がついてるよ」


 ぎゅっ、と由梨恵ゆりえの手を握る。


 彼女の手は緊張で冷たくなっていた。

 ぎゅっ、て強く握る。大丈夫任せてと、伝わってくれるように。


 彼女は小さくこくんとうなずいて、握り返してくれた。

 僕は彼女に信頼されてると知って、うれしかった。


「いこうか」


 僕らは由梨恵ゆりえとともに、彼女の屋敷へと向かう。


 時刻は22時。

 人の家を訪れるには遅すぎる。

 けれど、先延ばしにしていては駄目だ。


 解決するなら、今ここで。


 それに、僕の【筋書き】によると、このシーンはさほど時間がかからずに終わる。


 彼女から聞き出した情報と、事実から、僕は相手……つまり由梨恵ゆりえの両親についてのリサーチは終えている。


 お屋敷の入り口までやってきて、インターホンを鳴らす。


『はい』


 外国人っぽいしゃべり方のひとが、インターホンの向こうから聞こえる。


 多分ボディガードのひとかな。

 僕らを追いかけてきた。


「夜分にすみません。白馬社長に会わせて欲しいのですが」


『……今忙しいので、帰ってもらえますか』


 忙しいのは、由梨恵ゆりえが行方知らずだからだろう。


 彼らは由梨恵ゆりえの位置を捕捉出来ていない。


 僕らを探しに来た護衛の人は倒したしね。


「娘さんをお届けに参りました」


 後ろに控えていた由梨恵ゆりえの背中を、ぽん……とたたく。


『なっ!? お、お嬢様!?』


 インターホンの向こうでドタバタと足音がする。


 出てきたのは、やっぱり、ホテルで会った外人さんだ。


「お父さんに会わせて頂けますか?」

【★お知らせ】


書籍版、3/15発売!

【予約】

→ https://ga.sbcr.jp/product/9784815613372/


少しずつイラストも公開してきます!


挿絵(By みてみん)

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★新連載です★



↓タイトル押すと作品サイトに飛びます↓



『キャンピングカーではじめる、追放聖女の気ままな異世界旅行』

― 新着の感想 ―
[一言] 最後のいきなりお父さんに会わせて、は作家なのにおかしくないです?
[一言] 更新お疲れ様です。ずっと楽しみに待っていました。
[良い点] 更新、お待ちしておりました。
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