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ヘレナ2

 レンがテイマーズギルドに泊まった翌朝、レンがベッドから起きると、同じ部屋の床で寝ていたコボルト達も立ち上がった。


「おう、お早う」


「ワフワフ」(お早うワン)


 すぐ近くに寝ていた秋田犬のコボルト・アインスが応える。


「さて、今日は午前中にカミラさんとアンナさんに挨拶して、それから辺境の開拓村に出発だ」


「ワフワフ」(了解だワン)


 レンは普段着のまま寝ていたので、そのまま部屋を出ようとすると、シベリアンハスキーのコボルト・フンフがレンに生活魔法のクリーンを掛けた。


「バウバウ」(綺麗にしたワン)


「お、フンフ有難う」


 コボルト達はお互いにクリーンを掛け合っている。


「あれ、みんなクリーンが使えたんだっけ?」


「ワフワフ」(アンナに貰ったワン)

「ワンワン」(ダリアに貰ったワン)

「ワォーン」(エリーに貰ったワン)

「ガウガウ」(フェルダーに貰ったワン)


 アインスとゴールデンレトリーバーのコボルト・ツヴァイ、フラットコーテッドレトリバーのコボルト・フィア、ドーベルマンのコボルト・ドライが、それぞれの師匠から貰った事を教えてくれた。


「フェルダーもか、クールそうに見えて可愛いがってたんだな。みんなに感謝だな」


(と言うか、『朝焼けの光』のみんなはコボルト達の事を本当に好きなんだな)


 レン達は二階の部屋を出て、一階の出入口に向うと。


「お早う! 早起きだね」


 ヘレナが歩いて来た。


「お早う、泊めてくれて有難う、またそのうち来るかも知れないので、その時は宜しくね」


 と言って擦れ違おうとしたが、ヘレナはレンの腕を掴んで引き止める。


「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ。そのうちってどういう事! 此処に住まないの?」


「ああ、俺の家は辺境の開拓村だから。一泊だけの予定だけど」


(あれー、昨日そのつもりで話したと思ってたけどなぁ)


「開拓村!? あのゴブリンに襲われた? まだ危険らしいよ。此処にいなさいよ」


「そうらしいね。状況を確認しないと駄目なんだ。知り合いの冒険者に護衛を頼んでいるから大丈夫だよ」


「待ちなさいよ! だったら私も行くわ。もう孤独な生活は懲り懲りなのよ」


「え?」


「なによ! 私じゃ不服?」


「いや、不服じゃないけど。本当に良いの? ギルドはどうするの?」


「1年も誰も訪れないのよ。ここのギルドは締めて開拓村に引っ越すわ」


「まあ、いいけど。開拓村にすぐには住めないかもよ」


「良いわよ」


「分かった。これから2件の知り合いの家に挨拶に寄ってから行くので、2時間後に冒険者ギルド前で待ち合わせにしよう」


「2時間? それしかないの?」


「うん、知り合いの冒険者と約束してるからね。間に合わないなら、後から来ればいいさ」


「あああああ、分かったわよ。すぐ準備しなきゃああああああ!」


 ヘレナは慌てて自分の部屋に戻って行った。

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カクヨム様にて先行掲載中、

続きが気になる方はどうぞ。

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