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48.勇者さんはダンジョンに向かう


「装備も整ったし今回からはダンジョンで稼ぐぞ!」

「「「おー」」」


 目的地のダンジョンまでの山道を歩きながら気合を入れる。

 ようやくある程度の資金が揃って装備を整えることができた俺様、ソラはパーティメンバーである僧侶のカティ、魔法使いのリズィ、戦士のナタリーと共に最近街で噂になっているダンジョンへと向かうことにした。

 装備は整えたが、そこまで質のいいものでもないんだがそれでもパーティメンバー分の装備を整えるだけでほとんどの金が無くなっちまったからな。

 この最果ての地からの脱出のためにも金は必要だ!


「聞いた話じゃ魔装が出るって話だしいい儲けになると思うんだ」


 魔装は手に入れればパーティとしての攻撃力があがるのは勿論のこと、売ったらそれなりの金になるからな。ぜひ手に入れなければ。


「以前にやられた超人みたいな方がいなければいいんですが……」

「……噂では聞いてないからいないと信じたい」

「アタイも戦いたくはないね」


 俺様の巨乳パーティの面々は嫌そうな顔をしがら嫌な記憶を思い出していた。いや、俺もあれは悪夢だと思うよ。

 なにせダンジョン災害(ハザード)に巻き込まれた後に仮面を付けた謎の女に襲われたわけだからな。しかも一応は勇者候補である俺様達のパーティが一切抵抗できないままに!


「あれはダンジョン側の刺客だろ」

「そうでしょうね」

「今の所はダンジョン内でたまに暴れてるのは鎧グマって話」

「Aランクモンスターだな、アタイの腕がなるってもんさ」


 もし、あの仮面の女がダンジョンで暴れているならダンジョンなんて向かわないさ。

 初めにゴブリンに潰されたのも完全に気を抜いてるタイミングだったからな。


「でも最近はダンジョンがまた変わったって噂」

「噂だろ? なんか色々あるじゃねえか、アタイも色々聞いてるし」


 リズィの奴が不安気につぶやいているのをナタリーの奴が軽く流してる。しかし、噂ってのはなんだ?


「どんな噂なんだ?」

「色々ある。本当ぽいのはダンジョンの階層が増えてゴーレムが徘徊する姿がよく見かけるようになったって話」

「ああ、それはアタイも聞いたな。あとはアレだろダンジョンの入り口の横に店が出来たってやつだ」

「お店ですか?」


 ナタリーの噂話にカティが驚いたような声を上げた。

 いや、俺様も驚いたダンジョンの横に店とか正気じゃないだろ。


「お店は本当にあるらしい」

「あと店の店員が強いって話だと。強盗に入った奴らはみんな首だけになって店前に転がされるらしい」

「「怖⁉︎」」

「ついでに見ぐるみ剥がされるって」


 それは強盗が強盗にあってないか?

 そんな色々とリズィとナタリーの話を聞きながら歩いているうちに、噂の元であるダンジョンに到着したのであった。

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― 新着の感想 ―
[一言] さて今度の対決は。
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