表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
先輩に可愛い彼女をNTRれたら、学園の美少女達の様子がおかしくなった件について  作者: くまたに
ミスターコンの覇者は観察する

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/28

第13話 ミスターコン覇者。観察する

「チッ……」


「おいおいいきなりキレんなよw」


 三年一組の教室にて──。

 東條颯斗とそのクラスメイトが話している。


「まあまあ颯斗は白石のことを好きだもんなー」


「す、好きじゃねぇよ……」


「ならどうしてそんなにキレてんだ?颯斗、彼女もいて人生ハッピーだろ」


「はぁ?」


 クラスメイトの軽くはなった言葉に颯斗は顔をくしゃりと歪ませる。

 そして目の前の机を蹴飛ばして言う。


「勝手に知ったようなことを言うな。お前は俺の何を知ってるんだよ」


「どうだろうねー。颯斗は白石のことを好きってことかな」


 クラスメイトは颯斗の話を聞いていなかったのか、先程颯斗が否定したことをもう一度言う。

 颯斗は深いため息をついて言った。


「そんなことを言うんなら、もう女はつれてこないぞ」


「す、すいません。大人しくするので女は連れてきてほしいです」


 いきなりクラスメイトの態度は変わり醜く颯斗に縋る。

 その様子に颯斗はにやりと嫌らしい笑みを浮かべると、クラスメイトを連れて教室を後にする。


「ここって……」


「もちろんどこかわかるよな?」


 颯斗のクラスメイトは連れてこられた場所を眺め、口をОの字に開いている。


「あの橘碧斗の教室ですよ、ね……?」


「そうだ。今からあいつが嫌われるようにするための情報調達をする」


 そう言って颯斗は扉の端から顔を覗かせる。

 それに続くようにクラスメイトも顔をのぞかせるが、碧斗の教室にいる者たちは誰一人として気づくことはなかった。


「まずはあいつの友好関係。についてだ何かわかるか?」


「えっと……」


 颯斗の問いかけにクラスメイトはすぐに答え、碧斗を少しの間観察して言う。


「橘碧斗の周りには、可愛い女子が集まっています」


「はっ!?」


 慌てて碧斗に視線を向ける。碧斗の周りには恵奈と優愛。そして朝陽の姿が。

 颯斗達は意外そうな顔をしてその様子を見る。


「ちょっと、私が先にアオっちと話してたんだけど!?」


「私は今すぐ碧斗さんにお願いしたいことがあります」


「先輩。少し教えてもらいたいことがあるのですが……」


 誰がどう見ても三人のヒロインは碧斗と一緒にいるために話しているように見える。

 颯斗達からすればそれだけでも羨ましい。(※颯斗は瑠花と付き合っています)しかしそこに新たなヒロインが参戦する。


「あれ~、碧斗くん楽しそうだね。私も混ぜてよぉ~」


 教室に入るなり、由佳里はすぐさま碧斗の元へ向かう。

 その様子を見た颯斗の表情は、怒りと焦りが混ざったようなものだった。


「どうして。どうして。どうして……。由佳里のその表情を向けられるのは俺じゃなくてあいつなんだ……」


「なあ颯斗。そんなに白石のことが好きなんだったら、どうして後輩と付き合ったんだ?」


「お前には関係ない」


 少し考えてから颯斗のクラスメイトは言うが、冷たく返されてしまう。


「俺が颯斗の悩みを解決できるかもしれないぞ?だから話してくれよ」


「……」


 もう一度聞いたが反応はなし。聞くことをあきらめようとしたその時——。


「実はな――」


 颯斗は少し考えた末に、由佳里のことが好きなのに瑠花を選んだ理由を話すことにしたのだった。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!


していただいたらモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!


ぜひよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ