表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

第三章☆展示されたセバスチャン

「マイロボットコンテストに出場しよう!」

竜星と風花はそれを合言葉に自分のマイロボットを改良に改良を重ねていた。


「セバスチャン!セバスチャン!」

知りたいことがあったので、風花はセバスチャンを呼んだ。しかし返事がない。

「風花さん」

荒井さんがやってきて、真面目くさって右手に握ったものを風花に手渡した。

「セバスチャンの『コア』だよ」

「えっ」

「マイロボットコンテストの初代チャンピオンだからね、名誉ある機体として展示されることになったんだ」

「うそ…」

風花は蒼白になった。

「お守り代わりに大事に持っておいで」


「ハナ。あなたの先輩よ」

展示場に新しいマイロボットを連れて風花はやってきた。

「センパイ?」

「そう…」

ポロリ。

風花の両目から涙が溢れ出した。それはどうやってもあとからあとから溢れ出て止まらなかった。

「セバスチャン!なんで私、あなたに優しくしてあげれなかったんだろう!?」

「風花。泣かないで」

マイロボットのハナが慰めてくれた。

「あれ?風花さん。どうしたんだい?」

偶然来ていた荒井さんが気づいて声をかけた。

「なんだ。大丈夫。コンテストが終わったら戻ってくるから。だからコアをなくさないでくださいね」

「セバスチャン〜。泣いて損した!!!」

風花はさっさとハナを連れてその場をあとにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ