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【第一部完結】薄明のエンプレス~大宙帝国興亡記~  作者: おおがみ陣矢
第一部 「落華流帝」編
219/421

◆◆◆◆ 7-15 両断 ◆◆◆◆

【 催命翔鬼 】

「ケタケタッ……くたばりやがれーッ!」


【 ミズキ 】

「――――っ!」


 空中から迫ってきた催命翔鬼の斬撃を、かろうじて回避するミズキ。


【 催命翔鬼 】

「ちいっ、ちょこまかとッ!」


 そのまま上空へ飛び上がり、態勢を立て直す。

 常に優位な状況を取る、一撃離脱戦法というわけだった。


【 ミズキ 】

「……これはいささか、厄介なようですね」




 そして、一方……


【 砕嶺山 】

『……グゴッ……オオォ……!』


【 ランブ 】

「この御方に仇なすならば、容赦はせん……!」


 対峙する両者。

 ランブも巨躯であるが、さすがに砕嶺山が相手では大人と子供である。


【 砕嶺山 】

『グオッ……オオオッ……!』


【 ランブ 】

「…………っ!」


 ――ズドオオォンッ!


【 ホノカナ 】

「…………!」


 今度は鉄槌の一撃を受け止めず、かわしていた。

 振り下ろされた槌が地面をえぐり、巨大な穴が空き、もうもうたる土煙が巻き上がる。

 その間隙かんげきを、縫って。


【 ランブ 】

「――ぬうぅンッ!」


 腰をかがめ、足を狙って薙ぎ払う。


【 砕嶺山 】

『……グッ……ゴオッ!』


 ――ガキィンッ!


【 ランブ 】

「……ぬっ!」


 意外な反応速度で、槌によって受け止められていた。


【 ランブ 】

「やるな……!」


【 砕嶺山 】

『グゴッ……オ、オォッ……!』




 そして、また一方では。


【 催命翔鬼 】

「――ケッタァアアッ!」


【 ミズキ 】

「…………っ!」


 空を自在に飛び回り、間合い自在の催命翔鬼を相手に、ミズキが守勢に回っていた。


【 催命翔鬼 】

「ケタケタ……! 偉そうに出てきたくせに、逃げ回ってばかりじゃあないかっ! 口ほどにもないっ!」


【 ミズキ 】

「失礼――なにぶん、私の技は、うかつに放つと周りを巻き込みますので」


【 催命翔鬼 】

「はああっ?」


【 ミズキ 】

「ですが――この距離なら、構わないでしょう」


【 催命翔鬼 】

「…………!?」


 それまでとは段違いの速度で踏み込み、一気に至近距離に肉迫するミズキ。


【 催命翔鬼 】

「な――」


【 ミズキ 】

「――はぁっ!」


 ミズキの放った手刀が、催命翔鬼の胴へと打ち込まれる。

 彼女の秘技〈空刀そらがたな〉は、闘気を投げ放つ技だが、それを直接打ち込んだならば、その威力たるや――


【 催命翔鬼 】

「ガッ……アアアッ!?」


 ――催命翔鬼の胴が、上下に両断されていた。

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