現代版ミニ閣下――後編【完】
期間限定(2021/12/26迄)
ページは残す方向なので
期間限定と関係があったりなかったり小話を載せておきます
眼帯「…………」
阿片「…………」
閣下「…………」
阿片「そうか。わたくしたちに、キスされるのはどうだ?」
ミニ閣下「なにが? きしゅしていいよ! でもばちゅげーむゅにはならないよ」
阿片「そうか! おじさんたち、他に罰ゲーム思い浮かばないから、キスでいいか?」
ミニ閣下「それは、さいちゅうてきには、ぱうゆがかったということですね!」
阿片「そうなるなあ。パウルやアントンから勝ちを奪うのは、難しいな」
ミニ閣下「さいごにかつのは、ぱうゆなのです!」
腰に手を当てて自慢げに立つミニ閣下
両サイドからキスされ勝ち誇る
ミニ閣下「おとうしゃま! しあいにまけましたが、しょうぶにはかちました!」
例の拍手をする閣下
閣下「見事だ、パウル」
その二人をたのしげに見つめる二人
眼帯「見た目はアントンだが、中身は大天使なんだな」
阿片「アントンすら勝てなかった大天使似だものな。勝てるはずない」
眼帯「そうだな。で、罰ゲームどうする?」
阿片「そうだなあ…………わたしが人生で罰ゲームだと感じたのは、結婚くらいのものだからな」
結婚相手の問題ではなく、嫁、姑、小姑、大叔母、大伯母、叔母、伯母、従姉妹問題が…………何人の婿と嫁が葬り去られたことか
眼帯「言われてみれば、わたしもそうだ。結婚以上の罰ゲームはないな」
上記とさほど違いはない上に、結婚相手にも問題がある眼帯
もっとも、二人とも軽微な罰ゲームくらいの認識
閣下「強靱な精神を持ったお前たちに、罰ゲームなどあるか」
眼帯「アントンにキスするのは嫌だな」
阿片「ソレは嫌だな」
閣下「…………」
この後、二人は怪盗風に懐刀を誘拐したものの、遊んでると勘違いされて終わった
怪盗風誘拐→人の目の前で誘拐する、所謂愉快犯行為




