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第861話迷宮宇宙34


俺はキメラが倒れた場所に落ちているそれを拾いあげた。



??? 因子のカケラ


???


1/4


「なんだこれ…!?っ」


俺がそう言った瞬間だった。

それは勝手に俺の体内に吸い込まれてしまった。




うん、しばらくの間取り出そうと努力したが、全く出てこない。

よし、諦めよう。

それになんとなくだが、悪いものではなさそうな気がする…

むしろいいもの…そんな気すらしてくる…

まあこれは俺の感覚だが、けっこう今までそういうのは当たる事が多かったから間違ってはないと思う。


それに…1/4…


おそらく残りの3体もこれと同じものを持っているはずだ。

因子のカケラと言うなら4つ揃った時におそらく何かの因子になるのだろう。


「まあ、今のところ実害はないし集めてみてもいいか」


俺は誰に言うでもなく、そう言いながら次の扉をくぐり抜けるのだった。




扉の先は先程よりは明るかったが、部屋自体の作りは先程と同じだ。

そして、中央にいるのは目玉だらけの気持ち悪い化け物…

予想通りのボス部屋ラッシュである。


「フシュウウウウウウウゥ…」


鳴き声だろうか?それとも威嚇だろうか?

判断に迷う声をあげた目玉の化け物は俺に襲いかかると同時に、目玉の化け物の数えきれない目玉が多種多様な色に光る…


「デバフか?んなもん効くわけねーだろ?核玉の数値で20弱程度の神格エネルギーごときがよ?」


当たり前だが、目玉の化け物が俺に向かって仕掛けた何かは、全て俺にはなんの効果も成さない。

続く直接攻撃も俺は軽く躱す。


「時間の無駄だ。死ね」


俺はそう言うと目玉の化け物を殺すのには十分な量の神格エネルギーを込めて縦に真っ二つにする…

核玉の換算で17の神格エネルギーは俺に吸収される…


目玉の化け物は扉と…そして先程の因子のカケラに変わる。

今度は触れもしないうちに因子のカケラは俺に吸収される…


「あと2体…いや、神界守護神ってヤツを合わせれば3体か…。ミグのヤツも追ってきてるだろうし、さっさと行くか」


俺は次の扉を開ける…




その頃…第四階層…


「さあいくよ?起玉の強化もばっちり…扉を守ってたヤツもミュラっちがぶちのめした。みんな忘れ物はないかなー?」


「相変わらずテンションの高いヤツだな?お前は…」


ミグの言葉にミュラはそう言った。


「そりゃそうでしょ?もしかしたらこの先にラグアがいるかも知れないんだよ?それじゃー。レッツゴー」


ミグ達は第五階層へと続く扉をくぐり抜けるのだった。

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