表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/1167

第53話リース森林国


現在俺の前で跪いているのは、エリスとセリー。

俺は言う。


「あーそーゆーのいいから。俺が戻るまでよくやってくれたな。帰るぞ。」


「勿体ないお言葉です。」


そう言うエリスは褒められて、嬉しそうだ。


俺達はエルライド王国に戻る。

今回の戦いでエリスは20、セリーは30レベルが上がりエリスはレベル142、セリーはレベル125まで上がり、それぞれ平均基礎ステータスはエリスが4億5000万。セリーが3億8000万まで上がった。

レベルアップのおかげで、セリーの実力は俺の配下の中でも二番手になった。

ちなみに俺自身は、もはや王級クラスを倒したぐらいでは、簡単にはレベルは上がらない。

一応経験値は入ってはいるが、全く足りない。


〜〜〜


城に戻った俺は考える。

次どうすっかな。

世界各地で暴れてまくっている13魔王を叩くか、勇者のいる国を潰すか。

正直、配下をいくつかに分けて、同時進行させるのも手だが、エリス達では帝級クラスには、歯が立たない。

13魔王の中堅クラスにも勝てるかどうかは怪しい。

おそらく、第三世代と呼ばれる連中は、俺にとってはゴミだが、エリス達の強さではまだ無理だ。

とりあえず、リース森林国は除外だ。

今のところ協力的なテオレームとは敵対したくない。

たとえ、神級クラスになっても、テオレームとソドムとか言うアイツと同格の化け物と2体1とか笑えない。

ここは、しばらく無し。


と言うか潰してばっかだと、敵ばっかになっちまう。

とりあえずテオレームとは、今のところ協力関係だ。

ここは、リース森林国と同盟結んどくか。

同盟の1番の目的は、他勢力の情報がほしい。

戦力?期待してねーよ?

第二世代以下のヤツなんか俺の敵じゃねー。

つーか、観光もいいかもな。

俺は殺人鬼だけど、指名手配前は普通に友達付き合いもしていたし、観光自体は好きだ。

サイコパスは表面上は、社交的だって言うけど、よく言ったものだ。

たまには、遊びもいいよな。

だが、城を空にするわけにもいかねーか。


「フィリア、俺達は今からリース森林国に行く。もし、襲撃があったら直接きて知らせろ。」


「はっ」


長距離転移が使えるフィリアを残しておけば、とりあえず大丈夫だろう。

ちょっと移動は面倒だが、セリーの短距離転移を連発で行くか。

まあ、MP無制限のがあるから少し時間はかかるがいけるだろう。

10日間ぐらい滞在するとして、玩具は10人ぐらいでいいかな?

うん、旅行の支度って楽しいね。


間違ってもそれは、旅行の支度ではないが、配下はもちろん、アリエルにも、ラグアに突っ込みを入れる勇気はない。


「エリス、セリー、ライナー、フィリム今からリース森林国に行く。支度しろ。」


「ラグア様っ、ラグア様のなさる事に口を挟むのは、大変恐縮なんですが…」


「なんだ?ライナー。」


「少し戦力過多かと…あの国は正直、勇者も魔王もいないですし、俺と保険にもう1人いれば十分かと…」


いや、襲撃かけるんじゃねーし、同盟だよ?同盟。

まー俺の今までの行いからみれば、当然の言葉だけどよ。

こいつ脳筋か?


エリスは言う。


「ライナー、貴様、貴様ごときに、ラグア様の壮大なお考えがわかるわけないだろ?確かに、貴様1人いれば、リース森林国は潰せるだろう。しかし、ラグア様の狙いはそこではない。我々はラグア様の配下。故に最強で無くてはならない。万が一にもラグア様の配下が他国に遅れをとる事など、絶対にあってはならない。ライナー、貴様の足りない頭で考えてから発言しろ。」


「申し訳ございません。俺の考えが足りずに出すぎた発言をしてしまいました。」


あのさ、同盟…観光…。

てか、ここにもいやがったよ脳筋。

どうすんだよこれ。

セリーなんとかしろ。

俺はセリーの方を見る。

セリーは言う。


「ライナー、ラグア様の考えを疑う様な発言、今すぐ訂正しろ。ラグア様っ、戦闘許可を。この不届き者を消します。」


駄目だこいつ…

早くなんとかしないと…


なんか夜○月の気持ちがちょっとだけわかったわ。


その後、俺はたっぷり30分かけて、配下に他勢力の情報がほしいから、同盟を結びに行く事を説明する。

なんか、勇者との連戦以上に疲れたわ。

俺の配下、脳筋しかいねーのかよ。

俺は各自準備のため出ていった、玉座の間で溜息を吐く。


尚、一部始終をみていたアリエルは、俺の口から同盟と言う言葉が出た事に驚き、固まっていた。


ブルー○ス、お前もか。










次回閑話です。

主人公が主人公なので、平和回が書きにくい今日のこの頃。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ