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第278話白と青8


唐突に俺の超新星爆発が全て消え失せる…

つまりそれはどうゆうことか…

それは俺の目の前にいる2人の青髪の少女が答えだ。


「キャハハハ。ラグア、やっぱりお前は相変わらずやってくれるね?さすがに今のはお前の思惑通り、こうするしか防ぐ方法は思いつかなかったよ」


新たに現れたミグの本体はそう言いながら分体を消滅させる。


俺は思惑通りミグの本体を引きづり出す事に成功した。

今は分体の視界を本体の神の千里眼に連動させて、ヤツの実力を鑑定している。

本体で直接見るより時間はかかるが、こうすれば例え力を隠していようとミグのステータス、そして神格エネルギーを測ることも可能だ。


「他の配下はともかくミュンは確かまだ王級クラス…アルムスごと吹き飛ばそうとすればお前ならこう動くだろ?」


「そして万が一あたしが動かなくても、事前に配下を引かせたお前だけは被害無しってね?相変わらずやる事が鬼畜だねー。まあそれでこそお前なんだけどね?」


ミグとそんな会話をしているうちに鑑定が終わったようだ。


さて…

は?嘘だろ?

神格エネルギーは俺の3分の1…

黄泉の神の他に新たな神級スキル、神眼の神と叡智の神の存在…

そしてステータスの中に見える概念、転生の文字…

それら全てがミグがオリジンゴッドだという事を指し示す…


「キャハハハ。その様子だとあたしのオリジンゴッド化に気づいたみたいだね?ようやく…ようやくお前と同じ土俵に立てたって訳だよ。まあラグア。お前にはまだ遠く及ばないけどね?」


俺に及ばない?

ふざけんじゃねーぞ。

アイツがオリジンゴッドとか笑えねーよ。

ミグはただでさえキチガイみたいな黄泉の神を使った自爆技ゴッドバーストを持っている。

オリジンゴッドの神格エネルギーでそんな技繰り返されたら…

つーか、オリジンゴッドの時点でエリローズの概念も通用しないし…

あれ?これ詰んでね?


「ミュラっちはあたしじゃお前に勝てないから、お前と和解とか訳のわからない事を言い出すしさ…」


本体の万物の神を起動。

亜空間創造。

同時展開で森羅万象を発動。


「あれ?なんかやってるみたいだね?何をやるのかな?あたしも混ぜてよ」


「「待てやーっ!!」」


俺の無限分裂した分体が一斉に襲いかかる。


その間にも俺の本体は動く。

片腕に体を維持できる最低限を残して全ての神格エネルギーを集中…


俺の分体達が一瞬で塵も残らず跡形もなく消滅する。


森羅万象の成功を確認。

対象はエリローズとウルドナート…

更に神格ビックバンの準備…


俺の本体の前に突如ミグが現れる。

俺は発動直前の神格ビックバンを込めた片腕を切り離して亜空間にぶち込む。


「ラグアぁぁぁ!!死ねぇぇぇ!!」


オリジンゴッドの領域展開で範囲を限定したミグのゴッドバーストの直撃を受けた俺は、跡形もなく消滅するのだった。


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